プーの丘日記:詩への旅

プーの丘日記:詩への旅

古稀を境に前立腺癌(ステージ4)の手当てに専念し、葡萄の自然栽培から撤退することになりました。余生を詩を探す旅に出かけることにします。ジャンルは問いません。俳句からポップスまで。

 野を赤く染める曼珠沙華(彼岸花)ばかりを探して、目は外の世界ばかりに向かっていた。

家の小さい庭には無いものと思い込んでいた。ところが、ふだん眼の行き届かない場所の

片隅に黄金色の曼珠沙華が私をからかうかのように輝いていた。喜びは常に足下にあり。


庭の片隅に

黄金色の曼珠沙華

人知れず

暗がりを明らめり