小公子ワイン2018 | プーの丘日記:詩への旅

プーの丘日記:詩への旅

古稀を境に前立腺癌(ステージ4)の手当てに専念し、葡萄の自然栽培から撤退することになりました。余生を詩を探す旅に出かけることにします。ジャンルは問いません。俳句からポップスまで。

今年の小公子ワイン
(当園はワイン特訓内にあります❣️)

1 まず雑味がないのを評価したい。今年は極端に傷みも汚れも少なかった。(一般のワイナリーでは、水洗いの後、雑菌処理剤をかける。)

2 今までも糖度に関係なく捕糖をしなくてもワインになっていたが、今年の葡萄は高いもので24.7度平均に達していた。

3 先ほど、この度数の瓶のものを飲んだのだが、初めてワインらしいワインに仕上がっていた。これが酵母もいれずに手で潰しただけとは
とても信じられない。

4 実に呑みやすく爽やかに胃へと抵抗なく静かに流れ落ちて行く。

5 それが品の良さを感じさせ、一年中このワインを飲み続けても飽きないだろう、という気にさせられる。

6 ワインは技術ではなく葡萄がすべてということを初めて実感した。

7 そして、今年のワインと同じものは来年も作れず、良い葡萄ができる年をVintage Yearと言う。葡萄作りを始めてたかだか22年。一度でもこんな年に恵まれたのを一生の思い出にしたい!