ずぼら人間もち子の育児日記

ずぼら人間もち子の育児日記

アラサー育休中ずぼら人間もち子の2歳0歳兄弟の育児日記です。


うちの2歳長男はとにかく車大好き男。


常にトミカを握りしめて生きているし、
散歩の時には必ず歩道橋で車を眺めるタイムが必要。
多分ちょっとした名物になってるんじゃないかと不安になるくらい歩道橋にいる。


そんな長男はダイニングテーブルの上で大量のトミカをひたすら走らせて遊ぶことが多い。
(テーブルが傷だらけになっていることはとっくの昔に諦めた。)

ただ最近遊び方のバリエーションの少なさに気付いたのか、
めちゃくちゃおままごとに誘ってくる。




トミカ主役のおままごと。(?)



トミカの街を再現した地図みたいなレジャーシートの上でトミカを走らせながらなんかいろいろ台詞を言い、ものを食べさせたりトミカ同士で会話させたりする遊びである。




これが私めちゃくちゃ苦手でして。




なんか私遊びの創造力がなくてですね、
「わーパトカーさんこんにちはー」とか、
「あーおなかすいちゃったーアイス食べよっと!」
とか、めちゃくちゃ薄っぺらいことしか言えない。



しかし長男、そんなんでも楽しいらしく、
しつこく同じセリフを何度も求めてくる。




繰り返しこのくトミカおままごとをしていると、
自分のセリフの引き出しのなさに唖然ともするし、
いつも死んだ目をしながら「あー赤信号だー」
とか言って時が過ぎるのを待っている。





いまいち世界観に入り込めないのである。



そもそもこれ、車だし。



こんにちはー!とか言わないし。
アイスとか食べないし。
挨拶はしたとしてもクラクションだし、
エネルギー源はもっぱらガソリン。液体。




そんな夢のない現実的思考がよぎって、
もーほんと全然集中できない。




そんな中、同じトミカおままごとに夫を誘っている現場を目撃したので、しばらく観察することにした。



すると夫は、粘土を引っ張り出してきて、
「これでいろんな色の石を作ってみよう!
それをダンプカーに乗せて、こっちの工事現場に運んでみよう!」
と言い出した。
色とりどりの小さな丸を2人で作り、
ダンプカーのトミカに積み上げ、工事現場エリアに運び、積み上げている。
「すごいね!ダンプカーさん運んでくれてありがとうだね!次はショベルカーさんの出番だ!」
と声をかけて、ショベルカーで粘土の山を崩したり積み上げたり。
その間にさりげなく粘土の家を作り、
「すごい!長男くんとはたらく車のおかげで新しいお家ができたね!」
と言えば長男はとても嬉しそうに拍手した。




その後も長男が扱えるレベルの粘土遊びを取り入れつつ、車が主体であるという世界観を崩さず、
トミカの街を満喫していた。






こういうことだったのか。真顔





車を擬人化させて遊ぶのしんどいんですけどネガティブとか夢のないことを言って雑に済ませようとしていたことを恥じた。




でももうほんと全く思いつかなくてですね。
そんな素敵な粘土の使い方。
そもそも粘土遊び自体もいつもリクエストに応じて低レベルなバスとかぶどうとかを作って提供してるだけの私。




子どもの遊びをうまくリードできる大人になりたいです。





ていうか今気づいたけど、
小さき頃の私、シルバニアオタクだった。
あれもウサギとかリスがパン屋を営んだり、学校に通ったり、実際の実力よりもかなりハイレベルなことしてたよね。
なんかみんな素敵なお召し物も着てたし。
私血眼になって集めてたし。






思い出せ、あの頃のピュアな気持ち。
思い出せ、あの頃の遊びの創造力。





そう思いながら今日も横たわり、
「……救急車さん助けて〜熱中症だよ〜」
と力無い声で参加させてもらってます。