甲状腺手術説明・2
2月20日
手術説明~合併症について~
甲状腺全摘出における合併症
①100%甲状腺機能低下症になる
甲状腺ホルモン剤チラージンSを生涯服用する
②術後の出血
術後傷から出血し、止血の為の再手術要
③声の変化
反回神経麻痺・上喉頭神経外枝の損傷
④テタニー(手・顔のしびれ)
副甲状腺機能低下によるカルシウム低下・バセドウ病によるカルシウム低下の反動
一般的な手術の合併症
●血栓症
血栓による心筋梗塞・脳梗塞
●感染症・肺炎等
①について
甲状腺機能亢進症の治療の末、甲状腺機能低下症になる。。
病気を治す為、病気になる。
本末転倒なり。
でも、低下症の症状が出る前に術後すぐ投薬治療が始まるので、
ひどい病状がでるのは避けられるはず。
ニコラスはこのことを懸念していて、
「意図的に身体障害者になるってことじゃん」
とまで言われた。
確かに自力で甲状腺ホルモンを作れなくなるという意味では障害者かも。
地域によっては橋本病(甲状腺機能低下症)を難病指定されているところも。
3・11の震災で、チラージンを製造しているアスカ製薬被災。
チラージンが品薄になり危機状況にったようだ。
国内のチラージンを9割アスカ製薬が製造しているとかで。
ほぼ独占企業が、被災したらどうするんだ!
結局は1か月程で復旧し、その間は譲り合いの精神、在庫分をどうにかまわしたみたいだけど。
そういう事態ことを想定して手術を受けるのは難しいじゃん。
でも、去年の震災で問題点として改善を図ってくれてる事を願うしかないかな。
それより、
今は毎日薬を飲むことが簡単だけど、年をとってぼけてきたら、難しくなるのかな。。
「あれ?今日飲んだっけ?」
みたいな。
ボケない様にする努力するとか?
あ、日付つきのピルケースかって管理すればいいのか。
ニコラスに長生きしてもらって、管理してもらうとか。
あー、やめやめ。
考えすぎ。
その時考えよう。
ちなみに医師からは、
「チラージンは薬だけど、サプリみたいなもんだから」
とのこと。
副作用ほとんどなし。
妊娠授乳可。
1日、2日飲み忘れても支障はない。
半年程の長期処方可能。
サプリと言うけれど、長期間飲まないと最終的には死に至りますよね?
とは聞かなかったけど。
多分その様な察しはつきます。
無人島に漂流したら、長くは生きられません。
あと、事件に巻き込まれて長期監禁されたりとか。
あとはなんだろ。
とにかく心配は尽きない。
薬の飲み合わせにちょっと注意がいるみたい。
鉄剤とか。
時間をずらせば問題ないみたい。
甲状腺手術説明
2月20日
手術説明~手術方法について~
手術の説明を受けるのは人生2度目。
1度目は、親族の心臓バイパス手術。
その時は、小さめの会議室を貸し切って、ホワイトボードに図を書いて説明され、最後に同署にサイン。
インフォームドコンセント。
このサインは手術の危険性を理解したよね?って意味。
命の借用書にサインするんだ。。
そんなことを考え朝から緊張。
今回の手術の説明だが、普段の診察室で行われた。
会議室もホワイトボードもなし。
一気に拍子抜け。
狭い診察室で、私・ニコラス・母がつめあって座る。
まず血液検査の結果。
手術可能値に入ってきた。
このまま急に数値が上がらないければ、入院は予定日通りで。
続いて、
「手術のヤナ話しするよ~。」
と言って、プリントを1枚渡される。
説明書と書いてある。
やはり最後に署名欄があるので、これが命の切符?
それにしちゃ、やけに簡素な。。
手術方法が。。。。
甲状腺全摘出
と記載!
これには少々驚き。
先生独断で決めちゃったんだ。。てゆー。
バセドウ病の甲状腺摘出手術は3種類
■全摘出
甲状腺全部とる。自力で甲状腺ホルモンをつくれなくなる為一生薬を飲んで補う。
■準亜全摘出
1g程度残して、甲状腺をほぼとる 基本自力で甲状腺ホルモンはつくれないので一生薬を飲んで補う。残した甲状腺が機能し薬をやめられる可能性も僅かにある。
■亜全摘出
3g以上残して、甲状腺をとる。薬で補わず正常に甲状腺が機能する確率6割程度。
普通に考えると、
亜全摘出がいいよね。
ドラックフリーで生きられるのがいいにきまってる。
でも、甲状腺を残す場合は再発のリスクが発生する訳で。。
手術するからには再発は避けたいところでもある。
と迷っていたところ、
今日になって、
「今回全摘出でいきます。」
と医師から告げられました。
理由
その①
出産可能年齢であり、産後再発のリスクがある。
今回産後の劇的なバセドウ病悪化を踏まえ、今後出産したいならば再発リスクのない全摘がいい。
その②
抗体の値が高い。(=再発のリスク高い)
その③
全摘は準亜全摘出・亜全摘出にくらべ手術がシンプル。
理由①、②については理解してたし、
全摘の方がいいかなと思っていたけど、
今回理由③の手術方法を聞いて、
少しでも手術がシンプルな方が無事生きて帰れる気がして全摘がいいと思えました。
シンプルとはどういうことかというと、
全摘
臓器の回りの血管を切っていく。血管が処理できたら、臓器はまんまとりだす。
準亜全や亜全摘出
臓器の回りの血管を切って処理。臓器自体にメスを入れ、残す部分を確保する。臓器自体大変血流に富んでいるので、メスを入れた時点で大量の血が流れる。
流れる血の量も違ってきそう。
私の場合、甲状腺は巨大化しているので、更に血流が激しいらしい。
血の海の中で作業することになるという医師の言葉が衝撃的で。。
もー、
シンプルイズベストと思ってしまうよね。
ということで、甲状腺は全部摘出することになりました。
病んでしまった臓器とはいえ、別れはさみしい様な。
いつか、全部とってしまったことを後悔するだろうか。

