出産翌日、まだ動けない私は、やっと食事を摂れるようになり、帝王切開の手術の傷がかなり痛いけど、立ち上がれるように。

 

NICUの面会時間は14時から。

 

主人が来てくれて、産科の看護師さんが私を車椅子に乗せてNICUまで連れて行ってくれることになった。

 

子供はNICUに入れないと知ってまず驚く。お兄ちゃんは赤ちゃんに会うことができないのかぁ・・・

 

ゲートを抜けて、手を洗ってマスクを着けて、主人、私、その日の担当の産科の看護師さんの三人で入室。

 

人生で初めてNICUに入ってみて。

 

NICUだけではなく、GCUというものがあることを知った。保育器の必要がなくなって退院準備をしている子や、状態が安定した子など、区分けされていた。

 

自分の赤ちゃん以外は、他の赤ちゃんを見ることはしないようにNICUへと歩いたが、

それでも、一歩中に入っただけで、様々な状態の赤ちゃんがいることにショックを受けた。

 

自分の赤ちゃんは一体どうなっているのか・・・

 

初めてしっかり対面する。

 

 

 

 

中を進み続けて、自分の赤ちゃんのベッドへ着いたが、その現実から目を逸らしたくなった。

 

想像では、ベッドの上にちょこんと寝転んでただ経過観察がされているだけだろうと思っていた。

きっと小さくてほにゃほにゃの可愛い姿━。

 

 

 

でも実際は。

 

呼吸器をつけて、沢山の管が体中に付けられていて、しんどそうに目を閉じてかすかに手を動かしている程度だった。

 

無事に産まれてくれた思ったのに、なんでこんな姿に・・・

 

最初に感じたのは、可愛いとかの感情ではなく、ただ「触れるのが怖い」だった。

沢山の管につながれて、自分が触って何か良くないことをしてしまうのも怖いし、何より、こんな姿にさせてしまったのは自分なんだという恐ろしさが込み上げてきた。

 

コウノドリのドラマでしか見たことがなかったNICU。自分が当事者になるなんて思っていなかった。

 

それでも、この状態も経過観察の一環なだけで、すぐに回復するのだろうと、どこかで思っていた。

 

初めてのことで状況を飲み込めていないというのもあったと思うが、心のどこかで自分の子は絶対に強いはず、と信じたくて色んな気持ちが湧いてきた。

 

対面したのも1~2分、NICUの担当の先生から状況を説明しますと隣室に呼ばれる。

そこで詳しい話を聞くことに。

 

この後から、辛く長い日々が始まる。