気になったところをまとめます
今の時代を生き抜くのに必要な事
ハイテク力だけでは難しい。
大いに発展したハイテク力を
「ハイコンセプト」と「ハイタッチ」で
補完する必要がある。
ハイコンセプトとは
芸術的・感情的な美を創造する能力
パターンやチャンスを見出す能力
相手を満足させる話ができる能力
みたところ関連性のないアイデアを
組み合わせて
斬新な新しいものを生み出す能力のこと。
ハイタッチとは
他人と共感する能力
人間関係の機微を感じ取れる能力
自分自身の中に喜びを見出し
他人にもその手助けをしてやれる能力
ありふれた日常生活の向こうに
目的と意義を追求できる能力のこと。
格差社会を勝ち抜くには
①よその国特に途上国にできることを避ける。
②コンピュータやロボットにできることは避ける。
③反復性のあることを避ける。
勝ち抜ける人
知的労働者
と言われる人たちでさえも
インドやコンピュータの脅威に
さらされている。
情報化社会から
コンセプチュアル社会
つまり既成概念にとらわれずに
新しい視点から物事をとらえ
新しい意味付けを与える人が勝ち抜ける。
答えのない時代
世の中に出たら
知識を持っていることよりも
多くの人の意見を聞いて
自分の考えをまとめる能力
あるいは壁にぶつかったら
それを突破する
アイデアと勇気を持った人の方が貴重。
すなわち
おおいに「カンニングしろ」という時代。
アメリカの高校では
「カンニング」を容認するようになってきたそう。
自分一人で考えたり
覚えていることなどは
二束三文の価値しかない。
ベートーヴェン型の脳からモーツァルト型の脳へ
ベートーヴェンの音楽は
「理屈」であり「左脳型」である。
モーツァルトの音楽は
「純粋無垢」であり「右脳型」。
モーツァルトは作曲する際
余計な雑念が入らないように
妻にストーリーを読ませながら
頭に浮かんで着る音楽を
そのまま譜にしたという。
右脳と左脳
人間には必ず
「右脳」と「左脳」が存在する。
それをバランスよく
働かせるのが大事。
自分が右脳型なら
左脳型の友人を見つけて
会話を繰り返すこと。
類は友を呼ぶで
同じような発想をする人間だけで
群をなしてはダメ。
専門家ではない「総合力」の時代
未来をリードするのは
何かを創造できる人や
他人と共感できる人
パターン認識に優れた人
物事に意義を見出せる人。
つまり芸術家や発明家
デザイナー
ストーリーテラー
介護従事者
カウンセラー。
仕事上の成功を収められる6つのセンス
①機能だけでなく「デザイン」
②議論より「物語」
③個別よりも全体の「調和」
④論理ではなく「共感」
⑤まじめだけでなく「遊び心」
⑥モノよりも「生きがい」
左脳と右脳の働き
左脳は「詳細を分析」し
右脳は「大きな全体像」としてとらえる。
左脳は一つの答えに集中し
右脳は統一的全体へと分散していく。
左脳はカテゴリーに
右脳は関連性に焦点を絞る。
求められる能力
物がひしめき合っている今
エンジニアは
製品を正しく動作させることを
考えなければならないが
同時にそれらの製品が
見た目に美しく
顧客の心をひきつけるものでなければ
まず買ってくれる人はいない。
今後身につけなければならない能力
つまらない単純作業は
機械がやることになるので
エンジニアやプログラマーは
これまでとは違った能力を
身につけなければならない。
「処理能力」より「想像力」
「技術マニュアルで得られる知識」より「潜在的知識」
「細かい部分にこだわること」より「大きな全体像を描く能力」
が必要になってくる。
今の仕事をこのまま続けていいか…
3つのチェックポイント
①他の国ならもっとこれを安くやれるだろうか？
②コンピュータならこれをもっとうまく早くやれるだろうか？
③自分が提供しているものはこの豊かな時代の中でも需要があるか？
売れるトースター
地味なトースターより
スタイリッシュ
ファンキーなトースターが売れる。
1日にトースターを使う時間は
せいぜい15分。
残りの1425分間は
飾られているだけ。
なので
デザインが必要不可欠。
傷の快復
病院で行われた調査によると
手術後
自然光が十分に差し込む部屋で
過ごした患者のほうが
従来の病室にいた患者よりも
鎮痛剤の投与回数が少なくて済み
投薬量を21％も低く抑えられたとのこと。