その後、娘の血球が上がってきたので骨髄検査をしました。
次の日先生が病室にきて
「娘さんの骨髄を検査した所、寛解状態
(顕微鏡検査のレベルでは白血病細胞が確認できない状態)になりました。
本当に良かったです。頑張ったね。」
ととても嬉しそうに報告してもらいました。
娘と
「やったぁー!良かったね。頑張ったね!」
と病室で喜びました。
パパ、家族にも報告し皆んなとても喜んでいました。
次は地固め療法
(まだ体内にまだ多くの白血病細胞が残っています。白血病の治癒のためには、完全に白血病細胞を根絶させること)
を4回行い、骨髄移植に進むと言う事でした。
そのため家族全員が血液検査をしてHLA(白血球の型)が適合するか調べなければいけません。
HLA型の適合率は、兄弟姉妹で4人に1人(25%)です。
次女は当時6歳。先生に骨髄移植ドナーの対象になるのか聞きました。
体重、身長を聞かれ「出来ます」と言いました。
とても複雑な気持ちでした。
ドナーの意味も分からない6歳の子供。体も小さい。リスクもある。色々な葛藤がありました。
パパ、家族と何回も話し合いもしました。
とりあえず検査だけ受けてみよう。
適合してないかもしれない。
それからまた考えよう。となりました。
次女とパパが小児病棟に来て血液検査を受けにきました。
次女も頑張って採血してくれました。
一週間ほど経つと結果が返ってきました。
私と適合していますように。祈るような気持ちでした。
検査結果は、
私とパパは半一致。
次女は完全一致でした。