前回の話






肺移植の話が出て私は母、父、姉にその話をしました。




母は

「肺移植って…他に何か方法はないの?


○○ちゃん(娘)は大事な孫だけど、やっぱり自分の娘も大切だからそんな大きな手術させたくない…

何かあったらどうするの…」


と言いました。




姉は

「治療法が肺移植しかないなら仕方ないよ…


先生を信じて手術するしかない。

何かあれば全面的に協力するから…」



父は

「心配だけどそれしか方法がないなら、先生に任すしかない…」




母は最後まで納得する事はありませんでした…



私がもし母の立場になったらやっぱり自分の子供が一番心配だと思います。



何歳になってもその気持ちは変わらない…




母の気持ちも分かり苦しくなりました…






私は肺移植について、色々調べました。



調べれば調べるほど怖くなる…


娘の肺を全部取り出し、私とパパの肺の一部を切除し移植…



改めて考えるとすごい手術だ…



怖い…怖いよ。

手術なんてさせたくない、したくない。

こんな現実から逃げ出したい…




頭では否定的な言葉で埋め尽くされていても

心の中はもう決まっていました。




先生に肺移植しかないと言われた一週間後…




「移植病院に話を聞きに行きたいので、連絡をお願いできますか?」


と先生に言いました。