「今年の大みそかは何して過ごす?」

去年も書いていますが、大晦日は毎年夕方実家に戻って神棚の掃除をしてから年明けを待ちます。

そして、年が明けたら近くの氏神さま(稲荷神社)へ行って、お炊き上げをしてもらいつつ初詣も済ませて、帰りにお札を一式頂いて、戻って来たらそれを神棚にお祀りするという事を行います。

とは言え、もう両親共に他界しているので家にいるのは弟一人だけなのですが、年に一度の儀式みたいなものですね...。

 

2023年も残す所、あと半日になりました。

今年を振り返っても、何か最近は一年があっという間に過ぎてしまっている感じがします。

 

このブログも、再スタートしてから2年半以上が経過しました。

初めは釣りを中心に書くつもりだったのですが、毎日書くには週に一回の釣行では話が続かず、段々と仕事柄書き易い音楽ネタが増えて来て、気が付くと「今日は何の日」を絡めた音楽紹介ブログの様な感じになっています。

 

その形でも既に2年が経過して、来年は3年目に入りますので、先日もお知らせしましたが、1月1日、つまり明日からは「今日は何の日」のワードだけに限らず、色々なテーマや話題などを考え基本的には自由選曲とさせて頂きます。

 

という事で、明日の選曲はもう決まっています...

お楽しみに。ウインク音譜

 

 

 

今日は大晦日です。

去年の大晦日は、「Cressida(クレシダ)」と言うイギリスのバンドを選んでいました。

 

今年も、大晦日にじっくりと聴けるものは何かないかと考えたのですが、そう言えば何度もバンド名とそのメンバーの名前は出していながら、結局今まで一度も取り上げていなかったバンドに「Quatermass(クォーターマス)」があるのを思い出しました。

 

Quatermass(クォーターマス)は、ベーシスト兼ボーカリストのJohn Gustafson(ジョン・グスタフソン)、キーボード奏者のJ. Peter Robinson (J・ピーター・ロビンソン)、そしてドラムのMick Underwood(ミック・アンダーウッド)によるオルガン・トリオです。

 

1970年にHarvestレーベルから唯一のアルバム「Quatermass」と1970年から71年にかけてシングルを3枚リリースしていました。

何よりもヒプノシスによるカバーワークのインパクトが非常に強く、見開きジャケットに写し出される翼竜「プテラノドン」がビルの谷間を飛ぶその姿に、強く惹き付けられました。

 

元々は Deep Purple(ディープパープル)のIan Gillan(イアン・ギラン)とRoger Glover(ロジャー・グローヴァー)も在籍していたエピソード・シックス (Episode Six)に3人も参加していて、その3人が脱退後にQuatermass(クォーターマス)を結成しました。

重厚なハモンドオルガンをベースにしたハードなサウンドに、ストリングスのアレンジを加えた展開が最大の魅力です。

 

という事で、今回はその唯一のアルバム「Quatermass」からシングルカットもされたSide 1の2曲目「Black Sheep Of The Family」とSide 2の2曲目「Make Up Your Mind」の2曲を選んでみました。

 

どちらの曲もSteve Hammond(スティーブ・ハモンド)が手掛けており、彼はJimi Hendrix Experience(ジミ・ヘンドリックス・エクスペリエンス)のベーシストNoel Redding(ノエル・レディング)のバンド「Fat Mattress(ファットマットレス)」とChris Farlowe(クリス・ファーロウ)のバックバンド「The Hill(ザ・ヒル)」のメンバーで、「Black Sheep Of The Family」は、Chris Farlowe With The Hill(クリス・ファーロウ・ウィズ・ザ・ヒル)名義の1970年のアルバム「From Here To Mama Rosa」に「Black Sheep」という曲名で収録されています。

 

また、この曲はRitchie Blackmore (リッチー・ブラックモア)がDeep Purple(ディープパープル)のアルバム「Stormbringer」に録音を提案した折、他のメンバーに拒否された為、結果彼はDeep Purple(ディープパープル)を脱退、そして「Rainbow(レインボー)」結成の一因となったと言われています。

そして、その後リリースされる1975年のアルバム「Ritchie Blackmore's Rainbow(邦題:銀嶺の覇者)」に「Black Sheep Of The Family」は収録されることになります。

 

 

QUATERMASS – Quatermass (Harvest.SHVL 775) 1970年から「Black Sheep Of The Family」

 

QUATERMASS – Quatermass (Harvest.SHVL 775) 1970年から「Make Up Your Mind」

アルバム収録曲

Side 1

1.        Entropy

Written-By – P. Robinson

2.        Black Sheep Of The Family

Written-By – S. Hammond

3.        Post War Saturday Echo

Written-By – Ross, Gustafson, Robinson

4.        Good Lord Knows

Arranged By [Strings] – Peter Robinson

Written-By – J. Gustafson

5.        Up On The Ground

Written-By – J. Gustafson

Side 2

1.        Gemini

Written-By – S. Hammond

2.        Make Up Your Mind

Written-By – S. Hammond

3.        Laughin' Tackle

Arranged By [Strings] – Peter Robinson

Written-By – P. Robinson

4.        Entropy (Reprise)

Written-By – P. Robinson

 

クレジット

Drums – Mick Underwood

Keyboards – Pete Robinson

Vocals, Bass Guitar – John Gustafson

Double Bass – Arthur Watts, Frank Clarke, Joe Mudele

Violin – Billy Millar, Charlie Vorsanger, David Katz, Derek Jacobs, Gerald Enns, Harold Parfitt, Henry Datyner, Homi Kanga, Jack Rothstein, John Kirkland, Laurie Clay, Les Maddox, Michael Jones, Paul Scherman, Bill Armon

Violin [Leader] – Tony Gilbert

Viola – Bernard Davis, Chris Wellington, Henry Myerscouh, Ian White, John Graham, Steve Shingle

Cello – Boris Rickelman, Chris Green, Francis Gabarr, Freddy Alexander, Peter Wilson

Cello [Leader] – Paul Buckmaster

Producer – Anders Henriksson

Engineer – Andy Stevens, Jeff Jarratt

Design [Cover], Photography By – Hipgnosis

 

*ちょっと小さいですが、これがオリジナル盤の見開きジャケットです。

 

 

昨日の続きで、こちらはピンクの薔薇です。

この茎だけ咲いている感じでした。

 

 

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