こんにちは
まーにゃですニコ

昨日の東京は雨が激しかったですね☔️

江戸時代の雨の日は
どんな様子だったのでしょうね❓

歌川広重/名所江戸百景 大はしあたけの夕立

橋に海に人に街に
勢いよくあたる雨の大きな音が
リアルに聞こえてくるような一枚ですラブ

ピンク薔薇

笠を頭に直接かぶると
ヘアスタイルが乱れることから
女子たちの間では
雨傘がもてはやされたそうで

女子に人気だったのが
「蛇の目傘」だったそうです。

渓斎英泉/初夏の雨


左と真ん中に描かれているのが

「蛇目傘」です。


「蛇の目傘」の値段は
銀6、7匁(もんめ)くらい。
現代の値段にすると約2万円で
高級品ですねびっくり

ピンク薔薇

大坂の傘師・大黒屋が
大黒天の印を押して売り出した
「大黒傘」が江戸に伝えられ、

丈夫で値段の安いことから庶民の間で流行し
やがて、江戸でも作られるようになり
番傘と呼ばれるようになります。

番傘の値段は、200文(約6,000円)くらい。
「蛇の目傘」の約1/3の値段でした。

価格の安い番傘は
普段使いとして人気だったそうです照れ

ピンク薔薇

三井越後屋(現・三越百貨店)や
大丸屋(現・大丸百貨店)などの呉服屋が
雨傘を貸す「貸し傘」を始めました。
葛飾北斎/隅田川両岸一覧
傘には屋号が書かれていて
貸した傘が江戸中で使われて
大いにお店の宣伝になったそうですイエローハーツ

ピンク薔薇
傘の他には
合羽(かっぱ)や蓑(みの)も
雨具として使われました。


渓斎英泉/木曾街道六拾九次(部分)
画像中央の男性が着ている縞模様の合羽が
「引廻し合羽」です。


  小林清親/浅草金龍山遠望(部分)
こちらは蓑を着た船頭さん。
蓑は防水効果は高かったそうですが
重くてかさばり
遠出や女性には不向きだったようですショボーン

ピンク薔薇


喜多川歌麿/絵本四季花
女性の場合は
「御高祖頭巾(おこそずきん)」という
四角い布で頭部を包む頭巾も
雨よけとして利用されました。

絵の女性たちは
帯も覆う上着に御高祖頭巾を被り
完全防備ですね☔️

浮世絵に描かれた江戸の人たちは
風の強い日は傘を途中まで開いた状態で
使っています。

この方法だと、風の抵抗を受けず
傘がおちょこになりにくくて
いいですね!👍👍キラキラ

足元は
今のようにゴムの雨靴などはなかったので、
素足に下駄だったようです。

  鈴木春信/夜雨神詣美人


歌川広重/東都三十六景 下谷広小路

寒い日の雨は
随分と冷たかったでしょうねショボーン

合羽については
形や由来や素材や
いろいろと面白いので
また、詳しくご紹介したいと思いますウインクラブラブ


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