ふと通りすがったら、鳩の街商店街の大好きな魚屋のおじちゃんが店を再開している。
タバコ屋さんのようで小さいが小綺麗に改装している。
商品は15万円の真珠貝の平貝がひとつと、おじちゃん得意の卵焼き一本五千円。買ってあげたいが高くて厳しい。
顔はショボショボしてて生気がない。
ああ、やっぱりもうボケちゃってどうしようもないんだ、もうすぐおじちゃん死んじゃうんだ、と思って悲しくなったら、
おじちゃんはあなたにお土産があるんだ、と、大きなものを2つ出してきて、古い世界地図のような奇妙な文様のアルミの包みを剥がし始める
出てきたのは、大きな笛と、ひとかかえくらいの大きさの仏塔?
笛は、トルソーのような形の表側で、裏側は棚?のようになっている。寄木細工だ。
もともと寄木の棚だったが、職人の仕事があまりに見事で隙がなく吹いてみたら音が鳴るので笛にしたという。
おじちゃんはうまく吹けるが私はかすれた音しか出ない。練習しようと思う。
もう一つは、ちょうど抱きかかえられるくらいのメリーゴーランドのような形状。
ネパールあたりの手仕事で使われる金メッキの精巧な細工で仏が掘られており、中心に6つくらいマニ車のように回る円柱がありひとつひとつが仏を示している。
持ち運び可能なミニ寺院といったところ。
私はもうおじちゃんがボケてしまったとバカにしてしまったのに、この人はこんなに私の好きそうな貴重なものをくれて、それもおそらくもうすぐ自分が死ぬことがわかっていての形見分けだ。
なんと言ったらいいかわからず感謝の気持ちが溢れて私はただただ泣いてしまう。
笛は自宅に置いて、ミニ寺院を抱きかかえながら場面は代わり、父と妹がご利益のある神様のところに参拝に行くという。
場所は押上か錦糸町の少し奥のほう。夢の中で何度か行ったことのあるお寺だ。
みんな正装している。手水舎の真ん中にお稲荷さんがあり、やや外側に手水がある。
このお稲荷さんがメインらしい。
手を洗っていると、母や叔母や従兄弟などがみんな集まっていることに気づく。
みんな近くと、何かパワーを感じているといい、普段感じにくい母ですら頭がガンガンするという。
お稲荷さんにごあいさつしようと近くと台座にウカ?マカ?といったような名前が書いてある。
何か優しい言葉をお稲荷さんにかけてもらったけれど、何か思い出せない。
抱えていたミニ寺院について何かコメントをもらったと思う。
ミニ寺院の仏の一つをよく見てみると、梵字が掘られていて、のうまくさんまんだ…と読むことができた。不動明王だ。嬉しいな。これからはこのミニ寺院を拝んで祀ろうと思った。
ミニ寺院は私の体の中に入った。
ここからは蛇足かもしれないけれど。
参拝が終わり他の参拝者たちと話をしながら、寺の中の仏壇のある小部屋で法要を行うことになった。
しかしその場に信頼できる霊能力者が2〜3人いて、(誰だかわからない、シュウさん?菊水さん?)
その部屋に関しては、ここは良くない、用がないので帰ろうと言った。何度かきている場所なので残念だなと思ったところで目が覚めた。
魚屋のおじちゃんは実際死期が近い。今どうしているかな。