チラシ・コレクション part 2 | 秋田和徳ブログ『バラ・グラフィック』

チラシ・コレクション part 2


加藤和彦で「真夜中のバレリーナ」でした。


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ボク自身が確かめたわけではありませんが、
聞くところによると、
人気ドラマ『渡る世間は鬼ばかり』に、
ボクがデザインしたチラシが
一度ならず二度までも登場したことがあるそうです。

そのチラシとは、ひとつは
PIG(=レイモンド・ワッツ)。


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ほかにも種類があったのですが見当たらず、
また、(ドラマに)どれが使われたのかは、
残念ながらわかりません。


そしてもうひとつは、
ジュネ ROCK OF ROMANCE with リョウ・ボディ・ユニット
『オペレッタ・リアリゼーション〈第二章〉』。

インクは銀とつや消しの黒の2色。


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これは劇団員役の俳優が会話をしている
背後の壁に貼られていたそうです。

しかしながら、そもそもなぜ
劇団員がたむろする場所(?)に
ロック・コンサートのチラシが貼ってあるのか?
場違いでは?という疑問がわき起こります。

ジュネ氏のものに限って言えば、これは、
元天井桟敷~万有引力の中村亮氏らを迎えての、
演劇色の濃い公演内容。
だからこそボク自身、いつにも増して、
演劇関係のグラフィックを強く意識しました。
その結果、うっかり滲み出てきた濃厚なアングラ臭が、
時代(1993年)にまるでそぐわないところが功を奏し(?)、
ドラマ制作スタッフの目を引いたのではないでしょうか?

と、超メジャーなドラマの小道具として採用された要因を、
そんなふうに考えてもみましたが、
実際は“たまたまそこにあったから”
か、もしくは“(スタッフの中に)ジュネ氏のファンがいた”
というのが本当のところなのかもしれません。





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My all-time favorites
#104

アルバム『そっくりモグラ』より、
曲は、Matching Moleで「O Caroline」。





想像力喫茶室『バラ・グラフィック』にようこそ。


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