72勝90敗に終わったマーリンズだが、来年新球場が出来るということもあり来年以降の未来は明るいとみていいだろう。
今季は故障者続出や、6月のチーム打撃成績が.225/.284/.340、さらに得点圏で全く打てずに負け続けたのがあまりにも痛かった。それを除けば全体的にはまずまずかなと。
.247AVG(リーグ11位)、.318OBP(9)、.388SLG(9)、149HR(9)、625R(11)、542BB(3)、1244SO(7)、95SB(11)、41CS(8)、平均年齢27,3歳
ジョン・バック 31歳
140G 466AB .227/.316/.367 16HR 57RBI 54BB 115SO 1CS -3DRS
加入1年目となった今季は、開幕戦で満塁弾を放って以降5月まで不振だったものの、6~8月にかけてはよく打った。9月に.208/.278/.222と大不振に陥ってシーズンを終えたものの、怪我なくキャリア最高の140試合に出場し、自己最多の54四球を選ぶなどまずまずのシーズンを送れたかなという印象。BABIPが例年通りなら打率は.240にはなるので、OPSもそれなりに上がってくるだろう。肩は強いが、今季は盗塁阻止率が17%と低迷。来季は復調に期待。
ギャビー・サンチェス 28歳
159G 572AB .266/.352/.427 19HR 78RBI 74BB 97SO 3SB 1CS 4DRS 4.4UZR/150
8月に極度の不振に陥り、シーズン成績は昨年より若干落ちたがそれでも十分許容範囲の数字で、チーム最多の159試合に出場。三振率が下がり、四球率が上昇するなど来季以降の成長にも期待できる。また、守備も成長し平均以上の数字をDRS、UZRでマーク。来季はシーズン通じての活躍を期待したい。
オマー・インファンテ 30歳
148G 579AB .276/.315/.382 7HR 49RBI 34BB 67SO 4SB 2CS -1DRS 7.3UZR/150
ここ5年間のBABIPが.337の選手だが、今季は.298にまで落ちたため打率が低下。特に6月途中までOPSは5割台と悲惨だったが、徐々に回復してラスト50試合に限れば.317/.345/.514 6HRと復調。また、守備ではDRSこそマイナスだが、UZRでは高数値、さらにDefensive WARではリーグ4位タイの1.7を記録しており、守備は前任のアグラとは比べ物にならないくらい上手い。シーズン終了後に2年契約を結び、来季以降も期待。
ハンリー・ラミレス 28歳
92G 338AB .243/.333/.379 10HR 45RBI 44BB 66SO 20SB 10CS -8DRS -10.2UZR/150
今季は開幕から大不振に陥り、期待外れと言われながらも.853OPSを記録した昨年からさらに成績低下。そして8月に2試合に出場しただけでDL入りし、肩の手術を受けた。フォームを変えたことが原因なのか、苦手としていた左から.994OPSと打っていたものの得意としていた右から.633OPSしか打てなくなった。ただ、7月には.293/.391/.505と復調の兆しを見せており、守備は相変わらず最低級のため来季完全復活をしてほしいところ。
グレッグ・ドッブス 33歳
134G 411AB .275/.311/.389 8HR 49RBI 22BB 83SO -5DRS -10UZR/150
マイナー契約ながらSTから打ち続けてレギュラーの座を獲得。6,8,9月に大不振に陥ったためシーズン成績は微妙だが、マイナー契約でここまでやれば十分だろう。徳手に代打で27打数10安打と活躍し、ようやくロス・グロードの穴を埋めることができた。スタメン時は.263/.299/.374だが、途中出場した試合に限れば39試合で.381/.413/.524。控えとしてなら2年契約を与えて残すのもありかもしれない。
ローガン・モリソン 24歳
123G 462AB .247/.330/.468 23HR 72RBI 54BB 99SO 2SB 1CS -2DRS -15.5UZR/150
序盤に1か月ほど離脱し、さらに理不尽なマイナー降格を味わうなどしたが、123試合で23HRを放った。ただ、その一方で四球率が4%も低下するなど選球眼に優れているロモらしくない数値も出たが、メジャー2年目でこれだけ打てれば十分。守備は昨年より少し向上。また、あまりにもフェンスに激突することが多く、「ロモvsフェンス」とテレビで取り上げられていた。
クリス・コグラン 26歳
65G 269AB .230/.296/.368 5HR 22RBI 22BB 49SO 7SB 6CS -5DRS -12.2UZR/150 / 30G .271/.374/.355 1HR 9RBI 17BB 11SO (A+,AA,AAA)
2年前の新人王も、2年連続の不振と故障で期待外れの成績に。5月10日までOPS8割台をキープしていたものの、その後の32試合で.187/.241/.284ととんでもないくらい打てなくなりDL入り。マイナーで復帰を果たしたものの、再昇格することなくシーズンを終えた。今季は左から.107/.160/.147とさらに打てなくなり、レギュラーの座が危うい。センターの守備は守備範囲こそ素晴らしかったが肩がやはり弱すぎる。セカンドがやはり最適のポジションだが、インファンテと契約延長したためそれもなし。センターとサードの座をボナ、コグラン、ドミンゲスで争うことになりそう。来季こそは復活してほしい。
マイク・スタントン 22歳
150G 516AB .262/.356/.537 34HR 87RBI 70BB 166SO 5SB 5CS 11DRS 3.5UZR/150
メジャー2年目、21歳でのシーズンで34HRに加えOPSは9割目前と化け物ぶりをアピール。守備でもリーグトップタイのDefensive WARを記録するなどファイブツールプレーヤーとして大活躍。SO/BBも3.62から2.37にまで下げ、メジャーの球にも適応してきた様子。前半戦は.255/.326/.517 30BB 96SOだったが、後半戦は.271/.396/.565 40BB 70SO、来年も更なる成長を期待したい。
エミリオ・ボナファシオ 26歳
152G 565AB .296/.360/.393 5HR 36RBI 59BB 129SO 40BB 11CS -6DRS -13.6UZR/150(SS), 6DRS -0.8UZR/150(OF)
今季は7月に.380/.466/.450 16SBと大活躍し、リードオフマンに急成長。とにかくヒットを打ちまくり、盗塁数もキャリアハイを大幅に上回る40個。四球数も自己最多で、今季一番成長を遂げた選手だろう。守備はSSではイマイチだったが、CFでは平均以上。来年のレギュラーも確定だが、ポジションは不明。ただ、.372と例年より異常に高いBABIPの数値が気になる。
ブライアン・ピーターセン 25歳
74G 204AB .265/.357/.387 2HR 10RBI 26BB 49SO 7SB 1CS 3DRS 16.4UZR/150 / 67G .351/.434/.569 11HR 26RBI 36BB 41SO 6SB 5CS
今季はマイナースタートながら、昨年までの大不振から脱出。8月以降はほぼレギュラーとなり、9月は25試合にスタメン出場。最後はさすがに疲れからか失速したものの、かなり良いシーズンを送れたといってもいいだろう。守備は守備範囲、肩ともに文句なく、打席でも左を苦にせず。来年もメジャーのロースターに残るためにはカズンズとの競争に勝たないといけないが、今の時点では一歩リード。
マイク・キャメロン 38歳
45G 143AB .238/.331/.420 6HR 18RBI 20BB 34SO 1SB -2DRS 4.7UZR/150(FLA&BOS) / 33G 94AB .149/.212/.266 3HR 9RBI 8BB 25SO (BOS)
FLA加入後は復活し、9月3日のフィリーズ戦で2HRを放つなどパワーも見せたが、「やる気はまだあるが体がついてこない」と話す通り膝の怪我などがあまりにも重く、解雇された。そのまま引退する予定で、キャリア最後の打席は9月12日のブレーブス戦で、三振に倒れた。9月6日を最後に12日まで欠場を続けたが、6日までは打っていたため健康ならあと1年はやれる選手だけに残念。通算1955試合出場。
ブレット・ヘイズ 27歳
64G 130AB .231/.291/.415 5HR 16RBI 11BB 39SO 0DRS
4月に13打数7安打と打ちまくったが、5,6,8月は不振。10試合にスタメン出場した9月は打率こそ低かったが、2HRを放ち長打力をアピール。盗塁阻止率は26%とまずまずで、守備も良いため控え選手としてまずまずの成績を残した。来季はベイカーとの競争か。
ウェス・ヘルムス 35歳
69G 110AB .191/.276/.236 0HR 6RBI 11BB 35SO -3DRS -25.3UZR/150
4月以降全く打てず、いつ解雇されてもおかしくない状況だったが、8月にとうとう解雇された。その後ブレーブスとマイナー契約を結ぶも、AAAで9試合に出場し6本しかヒットを打てず解雇。その後はどこにも拾ってもらえず、このまま引退が濃厚。なんやかんやでFLAと妙に仲が良いため、コーチとして近々戻ってきそう。もしくはコーナインのように実況席に加わるか。
ホゼ・ロペス 28歳
44G 106AB .226/.259/.472 6HR 13RBI 4BB 13SO / 38G 125AB .208/.233/.288 2HR 8RBI 3BB 15SO 2SB (COL) / 32G .400/.430/.688 9HR 30RBI 6BB 12SO 2SB (AAA)
加入後はパワーが戻り、.246ISOpという高い長打力を見せたものの、やはり選球眼が無さすぎる。一応ユーティリティとして残留する可能性も残っているが、マーフィーの方が可能性は高いか。
ドニー・マーフィー 28歳
36G 92AB .185/.240/.315 2HR 9RBI 4BB 21SO
手術から驚異的な回復の速さで開幕スタメンの座をゲットしたものの、完治しておらず長期の離脱。9月にようやく復帰してからは18試合に出場し、.245/.281/.453とまずまずの成績を残した。守備は相変わらずよく、右方向へ長打も打てるため、残す価値のある選手。
スコット・カズンズ 26歳
48G 52AB .135/.224/.212 1HR 4RBI 6BB 21SO 1SB 1CS
4月21日のパイレーツ戦でメジャー初HRをグランドスラムで飾ったものの、その後全く打てず、怪我をしてDL入り。長期間離脱し、マイナーで7試合に復帰出場しただけで再昇格することなくシーズンを終えた。昨年の時点ではピーターセンより立場は上だったものの、今季は不振と故障のせいで逆に。二人とも似たような選手だけに、キャンプでの成績が決め手となるだろう。
マット・ドミンゲス 21歳
17G 45AB .244/.292/.333 0HR 2RBI 2BB 8SO / 95G 358AB .249/.309/.405 12HR 58RBI 28BB 55SO 0SB 1CS (AAAで87G,AA,A+)
マイナーで打てたという程ではないが、9月に初昇格。守備ではミスこそしたが好プレーも見せ、評価通りの働きだったが打撃は微妙。ただ、最後の2試合では3本のダブル、そして最後の8試合19打数ではわずか1三振と適応してきた感もある。来年はレギュラーの座を掴むことができるか。
ジョン・ベイカー 30歳
16G 13AB .154/.267/.154 1RBI 2BB 3SO / 15G .243/.429/.432 1RBI 11BB 13SO (AA,A+)
昨年終盤にトミージョン手術を受けたにも関わらずSTに出場する驚異の回復力を見せたが、マーフィー同様完治しておらずそのままDL入り。9月にゲッソリ痩せた姿で昇格し、16試合すべて代打で出場し、2本のヒットを放った。相変わらず選球眼はよく、打席内では粘り強さを発揮。来季は守備ができるのならばC、1Bの控えとなる見込み。
オジー・マルティネス、ドウェイン・ワイズ、アルフレド・アメザガ、ヴィニー・ロッティーノ、ジョセフ・サーストンについては書きません。