72勝90敗に終わったマーリンズだが、来年新球場が出来るということもあり来年以降の未来は明るいとみていいだろう。


今季は故障者続出や、6月のチーム打撃成績が.225/.284/.340、さらに得点圏で全く打てずに負け続けたのがあまりにも痛かった。それを除けば全体的にはまずまずかなと。



.247AVG(リーグ11位)、.318OBP(9)、.388SLG(9)、149HR(9)、625R(11)、542BB(3)、1244SO(7)、95SB(11)、41CS(8)、平均年齢27,3歳



ジョン・バック 31歳

140G 466AB .227/.316/.367 16HR 57RBI 54BB 115SO 1CS -3DRS

加入1年目となった今季は、開幕戦で満塁弾を放って以降5月まで不振だったものの、6~8月にかけてはよく打った。9月に.208/.278/.222と大不振に陥ってシーズンを終えたものの、怪我なくキャリア最高の140試合に出場し、自己最多の54四球を選ぶなどまずまずのシーズンを送れたかなという印象。BABIPが例年通りなら打率は.240にはなるので、OPSもそれなりに上がってくるだろう。肩は強いが、今季は盗塁阻止率が17%と低迷。来季は復調に期待。



ギャビー・サンチェス 28歳

159G 572AB .266/.352/.427 19HR 78RBI 74BB 97SO 3SB 1CS 4DRS 4.4UZR/150

8月に極度の不振に陥り、シーズン成績は昨年より若干落ちたがそれでも十分許容範囲の数字で、チーム最多の159試合に出場。三振率が下がり、四球率が上昇するなど来季以降の成長にも期待できる。また、守備も成長し平均以上の数字をDRS、UZRでマーク。来季はシーズン通じての活躍を期待したい。



オマー・インファンテ 30歳

148G 579AB .276/.315/.382 7HR 49RBI 34BB 67SO 4SB 2CS -1DRS 7.3UZR/150

ここ5年間のBABIPが.337の選手だが、今季は.298にまで落ちたため打率が低下。特に6月途中までOPSは5割台と悲惨だったが、徐々に回復してラスト50試合に限れば.317/.345/.514 6HRと復調。また、守備ではDRSこそマイナスだが、UZRでは高数値、さらにDefensive WARではリーグ4位タイの1.7を記録しており、守備は前任のアグラとは比べ物にならないくらい上手い。シーズン終了後に2年契約を結び、来季以降も期待。



ハンリー・ラミレス 28歳

92G 338AB .243/.333/.379 10HR 45RBI 44BB 66SO 20SB 10CS -8DRS -10.2UZR/150

今季は開幕から大不振に陥り、期待外れと言われながらも.853OPSを記録した昨年からさらに成績低下。そして8月に2試合に出場しただけでDL入りし、肩の手術を受けた。フォームを変えたことが原因なのか、苦手としていた左から.994OPSと打っていたものの得意としていた右から.633OPSしか打てなくなった。ただ、7月には.293/.391/.505と復調の兆しを見せており、守備は相変わらず最低級のため来季完全復活をしてほしいところ。



グレッグ・ドッブス 33歳

134G 411AB .275/.311/.389 8HR 49RBI 22BB 83SO -5DRS -10UZR/150

マイナー契約ながらSTから打ち続けてレギュラーの座を獲得。6,8,9月に大不振に陥ったためシーズン成績は微妙だが、マイナー契約でここまでやれば十分だろう。徳手に代打で27打数10安打と活躍し、ようやくロス・グロードの穴を埋めることができた。スタメン時は.263/.299/.374だが、途中出場した試合に限れば39試合で.381/.413/.524。控えとしてなら2年契約を与えて残すのもありかもしれない。



ローガン・モリソン 24歳

123G 462AB .247/.330/.468 23HR 72RBI 54BB 99SO 2SB 1CS -2DRS -15.5UZR/150

序盤に1か月ほど離脱し、さらに理不尽なマイナー降格を味わうなどしたが、123試合で23HRを放った。ただ、その一方で四球率が4%も低下するなど選球眼に優れているロモらしくない数値も出たが、メジャー2年目でこれだけ打てれば十分。守備は昨年より少し向上。また、あまりにもフェンスに激突することが多く、「ロモvsフェンス」とテレビで取り上げられていた。



クリス・コグラン 26歳

65G 269AB .230/.296/.368 5HR 22RBI 22BB 49SO 7SB 6CS -5DRS -12.2UZR/150 / 30G .271/.374/.355 1HR 9RBI 17BB 11SO (A+,AA,AAA)

2年前の新人王も、2年連続の不振と故障で期待外れの成績に。5月10日までOPS8割台をキープしていたものの、その後の32試合で.187/.241/.284ととんでもないくらい打てなくなりDL入り。マイナーで復帰を果たしたものの、再昇格することなくシーズンを終えた。今季は左から.107/.160/.147とさらに打てなくなり、レギュラーの座が危うい。センターの守備は守備範囲こそ素晴らしかったが肩がやはり弱すぎる。セカンドがやはり最適のポジションだが、インファンテと契約延長したためそれもなし。センターとサードの座をボナ、コグラン、ドミンゲスで争うことになりそう。来季こそは復活してほしい。



マイク・スタントン 22歳

150G 516AB .262/.356/.537 34HR 87RBI 70BB 166SO 5SB 5CS 11DRS 3.5UZR/150

メジャー2年目、21歳でのシーズンで34HRに加えOPSは9割目前と化け物ぶりをアピール。守備でもリーグトップタイのDefensive WARを記録するなどファイブツールプレーヤーとして大活躍。SO/BBも3.62から2.37にまで下げ、メジャーの球にも適応してきた様子。前半戦は.255/.326/.517 30BB 96SOだったが、後半戦は.271/.396/.565 40BB 70SO、来年も更なる成長を期待したい。



エミリオ・ボナファシオ 26歳

152G 565AB .296/.360/.393 5HR 36RBI 59BB 129SO 40BB 11CS -6DRS -13.6UZR/150(SS), 6DRS -0.8UZR/150(OF)

今季は7月に.380/.466/.450 16SBと大活躍し、リードオフマンに急成長。とにかくヒットを打ちまくり、盗塁数もキャリアハイを大幅に上回る40個。四球数も自己最多で、今季一番成長を遂げた選手だろう。守備はSSではイマイチだったが、CFでは平均以上。来年のレギュラーも確定だが、ポジションは不明。ただ、.372と例年より異常に高いBABIPの数値が気になる。



ブライアン・ピーターセン 25歳

74G 204AB .265/.357/.387 2HR 10RBI 26BB 49SO 7SB 1CS 3DRS 16.4UZR/150 / 67G .351/.434/.569 11HR 26RBI 36BB 41SO 6SB 5CS

今季はマイナースタートながら、昨年までの大不振から脱出。8月以降はほぼレギュラーとなり、9月は25試合にスタメン出場。最後はさすがに疲れからか失速したものの、かなり良いシーズンを送れたといってもいいだろう。守備は守備範囲、肩ともに文句なく、打席でも左を苦にせず。来年もメジャーのロースターに残るためにはカズンズとの競争に勝たないといけないが、今の時点では一歩リード。



マイク・キャメロン 38歳

45G 143AB .238/.331/.420 6HR 18RBI 20BB 34SO 1SB -2DRS 4.7UZR/150(FLA&BOS) / 33G 94AB .149/.212/.266 3HR 9RBI 8BB 25SO (BOS)

FLA加入後は復活し、9月3日のフィリーズ戦で2HRを放つなどパワーも見せたが、「やる気はまだあるが体がついてこない」と話す通り膝の怪我などがあまりにも重く、解雇された。そのまま引退する予定で、キャリア最後の打席は9月12日のブレーブス戦で、三振に倒れた。9月6日を最後に12日まで欠場を続けたが、6日までは打っていたため健康ならあと1年はやれる選手だけに残念。通算1955試合出場。



ブレット・ヘイズ 27歳

64G 130AB .231/.291/.415 5HR 16RBI 11BB 39SO 0DRS

4月に13打数7安打と打ちまくったが、5,6,8月は不振。10試合にスタメン出場した9月は打率こそ低かったが、2HRを放ち長打力をアピール。盗塁阻止率は26%とまずまずで、守備も良いため控え選手としてまずまずの成績を残した。来季はベイカーとの競争か。



ウェス・ヘルムス 35歳

69G 110AB .191/.276/.236 0HR 6RBI 11BB 35SO -3DRS -25.3UZR/150

4月以降全く打てず、いつ解雇されてもおかしくない状況だったが、8月にとうとう解雇された。その後ブレーブスとマイナー契約を結ぶも、AAAで9試合に出場し6本しかヒットを打てず解雇。その後はどこにも拾ってもらえず、このまま引退が濃厚。なんやかんやでFLAと妙に仲が良いため、コーチとして近々戻ってきそう。もしくはコーナインのように実況席に加わるか。



ホゼ・ロペス 28歳

44G 106AB .226/.259/.472 6HR 13RBI 4BB 13SO / 38G 125AB .208/.233/.288 2HR 8RBI 3BB 15SO 2SB (COL) / 32G .400/.430/.688 9HR 30RBI 6BB 12SO 2SB (AAA)

加入後はパワーが戻り、.246ISOpという高い長打力を見せたものの、やはり選球眼が無さすぎる。一応ユーティリティとして残留する可能性も残っているが、マーフィーの方が可能性は高いか。



ドニー・マーフィー 28歳

36G 92AB .185/.240/.315 2HR 9RBI 4BB 21SO

手術から驚異的な回復の速さで開幕スタメンの座をゲットしたものの、完治しておらず長期の離脱。9月にようやく復帰してからは18試合に出場し、.245/.281/.453とまずまずの成績を残した。守備は相変わらずよく、右方向へ長打も打てるため、残す価値のある選手。



スコット・カズンズ 26歳

48G 52AB .135/.224/.212 1HR 4RBI 6BB 21SO 1SB 1CS

4月21日のパイレーツ戦でメジャー初HRをグランドスラムで飾ったものの、その後全く打てず、怪我をしてDL入り。長期間離脱し、マイナーで7試合に復帰出場しただけで再昇格することなくシーズンを終えた。昨年の時点ではピーターセンより立場は上だったものの、今季は不振と故障のせいで逆に。二人とも似たような選手だけに、キャンプでの成績が決め手となるだろう。



マット・ドミンゲス 21歳

17G 45AB .244/.292/.333 0HR 2RBI 2BB 8SO / 95G 358AB .249/.309/.405 12HR 58RBI 28BB 55SO 0SB 1CS (AAAで87G,AA,A+)

マイナーで打てたという程ではないが、9月に初昇格。守備ではミスこそしたが好プレーも見せ、評価通りの働きだったが打撃は微妙。ただ、最後の2試合では3本のダブル、そして最後の8試合19打数ではわずか1三振と適応してきた感もある。来年はレギュラーの座を掴むことができるか。



ジョン・ベイカー 30歳

16G 13AB .154/.267/.154 1RBI 2BB 3SO / 15G .243/.429/.432 1RBI 11BB 13SO (AA,A+)

昨年終盤にトミージョン手術を受けたにも関わらずSTに出場する驚異の回復力を見せたが、マーフィー同様完治しておらずそのままDL入り。9月にゲッソリ痩せた姿で昇格し、16試合すべて代打で出場し、2本のヒットを放った。相変わらず選球眼はよく、打席内では粘り強さを発揮。来季は守備ができるのならばC、1Bの控えとなる見込み。



オジー・マルティネス、ドウェイン・ワイズ、アルフレド・アメザガ、ヴィニー・ロッティーノ、ジョセフ・サーストンについては書きません。
















中途半端なプロスペクトを放出し、デヘイスース、ウィリングハム、FAで松井、バルフォア、マッカーシー、ハーデン、フエンテスを獲得し、さらにエリスとクリスプをオプションで残し、地区優勝を狙ったが結果は2010年以下と散々。


今オフはどういった動きを見せるのか。



まず第一に、新球場がどうなるのか、ということ。

サンノゼに建設したいとA'sが申し出てからすでに31か月が経過しているらしく、ビーンは「もうすぐ答えが返答を得られる」と話しているが「もうすぐ」がいつか分からず、待つしかない状態が続いている。

新球場建設許可が出れば、A'sは即座に再建モードに入るとみられているが、もし許可が下りない場合もとりあえず再建したほうがいいだろう。


07年に久しぶりに負け越して以来、勝ち越しがないA's。

その間にホリデイ、カブレラ、ジアンビー、ガルシアパーラらを獲得した09年、そして今季と優勝を狙って2度大掛かりな補強を行ったがいずれも結果は出ず、09年に至っては若手中心に切り替えたシーズン終盤の方が好成績を収めた。

09年は使える野手見込みのある野手が少なかったが、今は実力はともかく数だけは豊富なため、新球場建設許可が出ようが出まいが完全な再建に移ったほうがいいんじゃないかなと思う。


とりあえず調停、FAなどの年俸関係から。


調停1度目・・・ベイリー、バートン、パウル、ロザレス、ジオ


2度目・・・ブレイデン、スウィーニー、ブレスロウ


3度目・・・ディバイン(スーパー2)


4度目・・・マッカーシー


FA・・・ウィリングハム、松井、クリスプ、デヘイスース、ハーデン


オプション・・・ワーツ325万(バイアウト25万)


長期契約組

フエンテス:12年500万、13年650万オプション(50万バイアウト)

バルフォア:12年400万、13年450万オプション(バイアウト35万)

スズキ:12年500万、13年645万14年850万オプション(バイアウト65万。13年に113試合先発出場で950万オプション自動行使)

アンダーソン:12年300万、13年550万、14年800万オプション(バイアウト150万)、15年1200万オプション(バイアウト150万)

ケイヒル:12年350万、13年550万、14年770万、15年1200万、16年1300万オプション(バイアウト30万)、17年1350万(バイアウト50万)



年俸総額的には、スズキとフエンテスが少し高いなというくらいで全く問題がない。

ブレイデンも3登板に終わったお蔭で今季年俸からほとんど変動がないだろうし、スウィーニー、ブレスロウ、ディバインらも微増に終わるはず。ワーツのオプションは破棄され、退団が濃厚だが、他の調停権を持った選手たちは、パウルとロザレスが危ういくらいで他は全員残留するだろう。

FAは新球場建設の許可が出るかでないかだが、次にデプスを見ていく(再建前提で)。



SP

当確:ケイヒル、ジオ、マッカーシー、ブレイデン、アンダーソン(後半戦より)

アンダーソン復帰までの1枠:モスコソ、ロス、アウトマン、ゴドフリー、グレイ、シモンズ、クロル


RP

当確:ベイリー、フエンテス、バルフォア、ブレスロウ

残り3枠:ブレビンス、ディバイン、デロスサントス、キャリナン、マグナソン、メローン


C

当確:スズキ

控え候補:パウル、ドナルドソン、リッカー


1B

候補:バートン、アレン、カーター、カイアフーイ


2B

当確:ウィークス


3B

候補:サイズモア、ソガード


SS

当確:ぺ二ントン


OF

候補:カーター、スウィーニー、テイラー、ミラー


DH


UT

候補:ロザレス、ソガード、ドナルドソン


マイナー

カーデナス(2B,3B,SS,OF)、グリーン(OF)、パーカー(3B)、チョイス(OF)、ピーターソン(1B,OF)




投手陣は十分なので補強はしないはず。

ハーデンとの再契約に関しては、厚みを増せるのでいいかもしれないが、それならアウトマンやロスなどを使った方がいいかなと。


問題はやはり野手。

1Bはバートンでほぼ確定しているため、3BとOF、そしてDHが空いている。

球団はカーターを来年こそは使う予定だが、ポジションは今のところLFを予定。マイナーでもあまり守備に進展がなかったということだが、今のうちからDHで使う予定はないらしく、LFはとりあえずカーターで固定。他の2枠も恐らくスウィーニーをレギュラーに戻し、テイラーもとりあえずレギュラーとして使ってみるはず。FA組は新球場次第。もし建設許可がされなければウィリングハム、クリスプのどちらかが戻ってくる可能性がある。


3BとDHに関しては不透明。

このままいけば開幕はサイズモアが3Bでスタートするかなと思うが、打撃か守備で進歩が必要。個人的にはソガードをレギュラーで使ってほしいが、彼はユーティリティとして開幕を迎えることになりそう。ただ、このポジションはカーデナスも守れるため、補強はしないはず。

DHは安い選手で済ませるはず。カーターをLFとして使うが、もし守備がどうしてもダメなら即DH転向となるため、DHに年俸の高い選手を置いておくことはできない。



もしFAやトレードでの補強があるとすれば、ポジションはOF、DHの2つ。


FA選手を見ると、


OForDH:バック、バレル、デイモン、ゴームズ、イバネェス、ラドウィック、ピエー、ピエール、テームズ、アンキール、ベルトラン、ジョーンズ、ロス、サイズモア、カダイアー、ドリュー、福留、オルドニャス、ゲレーロ、オルティス、クーベル、ポサダ、トーミー、ウィリングハム、デヘイスース、クリスプ、松井


候補としては大体こういう感じだが、資金に余裕が出来ればOF1人+安いDH1人、もし再建に向かうようならDHのみの補強になりそう。

もしカーターの守備がダメな時要に一応LFを守れる選手が最適で、かついつでも切れる年俸の安い(昨年開幕前にDFAにしたカストの280万がひとつの目安になるだろう)選手が最適。これに当てはまるとすれば、バレル、ゴームズ、ラドウィック、テームズ、アンキール、ジョーンズ、トーミー、デヘイスース、松井あたり。

この中から安い年俸で、すぐに返答が来た選手を獲ることになるのかなと思う。




とりあえず来年は再建を行うことになりそうなので誰が来ても同じかなと。

アンダーソンが前半戦いないというのは明らかに不利で、テキサスも来年は今季並みの戦力を保てるはずなので無理に地区優勝を狙ったりはしないだろう。とにかくこのオフシーズンは新球場の建設許可がでるかどうかで変わってくるが、基本的には再建路線で行くだろう。

07年から再建路線に入ってるが野手の再建は未だに上手くいっておらず、中途半端な状態。そろそろ完全な再建に入るべきかなと。







投手陣はブレイデンとアンダーソンが早々に離脱し、代役のロスとマッカーシーも離脱するなど悲惨すぎる状態だったものの、ディバインとアウトマンが元気な姿を見せ復調をアピールし、モスコソも好成績を収めた。なんやかんやでやっぱり投手陣は強いなという印象(かなり球場に助けられている面もあるけれど)。

投手成績 1447.2IP 1380H(5) 136HR (1) 1160SO(6) 519BB(10) 3.71ERA(3) 3.89DIPS .292BABIP(平均は.294)。ホームで3.18ERA、アウェイで4.26ERA

トレバー・ケイヒル 23歳
34GS 12-14 207.2IP 214H 19HR 147SO 82BB 4.16ERA 4.16DIPS .306BABIP

5月までは良かったものの、その後シンカーが落ちなくなり、どうすることもできず打たれ続けて一気に成績悪化。ただ、9月に入ってからようやく復調し、元の姿を取り戻して3年連続2ケタ勝利をマークし、自身初の200イニングも突破。ゴロ系の投手だけに、今季の防御率は内野陣があまりにも酷かったことも原因の一つだろう。中盤にバテて昨年から成績が悪化したものの、結果的にはローテーションを守りきちんと仕事を果たしたかなと。来年も期待したい。


ジオ・ゴンザレス 26歳
32GS 16-12 202IP 175H 17HR 197SO 91BB 3.12ERA 3.70DIPS .288BABIP

今季は7月24日からの5試合で25失点した以外は良いピッチングを見せ、2年連続の200イニング。さらに奪三振率も戻り、怪我に苦しんでいるアンダーソンに代わり左のエースとして活躍。突如四球を連発する癖は相変わらずだが、それを除けば最高級のピッチングを披露する。長期契約を是非とも結んでほしい投手。


ブランドン・マッカーシー 28歳
25GS 9-9 170.2IP 168H 11HR 123SO 25BB 3.32ERA 3.04DIPS .298BABIP

これまで制球が定まらず、HRもボコボコ打たれていた元トッププロスペクトだが、A'sで才能開花。完投を5度も記録し、平均6,8イニング投げて0.6 HR/9、1.3 BB/9という素晴らしい数字を記録した。カッターを多用し、シンカーと大きく曲がるカーブで三振も奪えて、いずれの球種も制球が素晴らしい。また、カッターとシンカーを多投するようになったため、これまでフライボールピッチャーだったのがゴロを打たせることができるようになったのも大きい。怪我が無くなればかなり良い投手になれるだろう。


ギレルモ・モスコソ 28歳
23G 21GS 9-10 128IP 102H 14HR 74SO 38BB 3.38ERA 4.36DIPS .222BABIP / 9G 46.1IP 41H 3HR 52SO 16BB 3.88ERA (AAA)

加入するまで通算11登板だったが、けが人続出のため昇格すると素晴らしいピッチングを続けた。当初は防御率こそ良いもののDIPSがかなり悪かったが、徐々に三振を奪えるようになり、代役としては十分すぎる働きを見せた。ただ、BABIPが非常に低いので来年は防御率が悪化する可能性が高い。ちなみに、モスコソを獲得するために放出したフィル・ハンバーはWソックスで28登板、9勝9敗、3.75ERA、3.65DIPSとモスコソより良い成績を収めた。


ブレット・アンダーソン 23歳
13GS 3-6 83.1IP 86H 8HR 61SO 25BB 4.00ERA 3.88DIPS .311BABIP

今季は怪我なくフルシーズン投げてほしかったが、肩を痛めていたのか、5月31日と6月5日の2試合で10,1イニング投げ20安打4HR5四球15失点と大爆発してそのままDL入り。そしてトミージョン手術を受けた。相変わらず健康なら素晴らしいピッチングをするため、本当に怪我さえなければ、という投手(まるで一昔前のハーデン)。ただ、今季は昨年5キロほど痩せたのがあまり意味がないということが分かったのか、すでにそれ以上痩せて減量に励んでいるとか。トミージョン手術を受けたため復帰は後半戦以降だが、もう二度と怪我はしないでほしい。


リッチ・ハーデン 30歳
15GS 4-4 82.2IP 87H 17HR 91SO 31BB 5.12ERA 4.80DIPS .317BABIP

開幕こそ大きく出遅れたものの、復帰後はローテを守った。奪三振率が戻り、BB/9がキャリア2番目に高い数字を記録したものの、HR/9は大不振だった昨年を上回る1.9。特に右打者に.921OPSとボコボコにされており、「健康ならエース級」という評価はかなり変わってしまった。また、投手コーチのロマニックを頼りにして、「来季も残りたい」と言っていたがそのロマニックが婚儀限りで退任することになった。ただ、残留の可能性はまだ残っている。


アンドリュー・ベイリー
42G 0-4-24(2BS) 41.2IP 34H 3HR 41SO 12BB 3.24ERA 3.03DIPS .274BABIP

キャンプでの痛々しい肘の故障から復活し、防御率こそ初めて2点台を上回ったが、セーブ成功率はキャリアハイで、DIPSも2年連続ほぼ同じと活躍。昨年までは最速100マイルを記録していたものの、今季は94マイル前後が多く、今後球速が戻るのかどうか不安。来季は怪我なく働いてほしい。


グラント・バルフォア 34歳
62G 5-2-2 62IP 44H 8HR 59SO 20BB 2.47ERA 3.94DIPS .234BABIP

5月までの24,2イニングで13四球と不安を抱えてえいたものの、その後復調し、A'sでの初年度は期待通りの成績でシーズンを終えた。突然ストライクが入らなくなることはあるものの、制球はまずまず。やる気がなくなったのか、8月24日から9月21日にかけて9試合で4本もHRを打たれた。ちなみに、クローザーに一瞬だけ指名されたが打たれて即セットアッパーに戻された。


クレイグ・ブレスロウ 31歳
67G 0-2 59.1IP 69H 4HR 44SO 21BB 3.79ERA 3.66DIPS .348BABIP

投球自体は過去2年とほとんど変わっていなかったが、ものすごい数のヒットを浴びてキャリアワーストのERAを記録。BABIPがこれまでの数値を考えると、異常に高かったためかなり不運な面が多かったか。ちなみにHR/9は加入後一番よく、来年の復調に期待。


ブライアン・フエンテス 36歳
67G 2-8-12(3BS) 58.1IP 52H 6HR 42SO 20BB 3.70ERA 4.13DIPS .264BABIP

セットアッパーとして獲得も、ベイリー離脱に伴いクローザーに。そして同点の場面での投入で監督批判をし、評価が地に落ちた。ビーンまで出てきたためその後はおとなしくなり、大差で負けている場面での投入にも文句をいわず黙々と投げ続けたのは評価ができる。来季の年俸の500万は高すぎるため、売り払えるのなら売りたいところ。


ブラッド・ジーグラー 32歳
43G 3-2-1 37.2IP 38H 0HR 29SO 13BB 2.39ERA 2.70DIPS .328BABIP (A's) / 23G 20.2IP 15H 0HR 15SO 6BB 1.74ERA 2.62DIPS .259BBIP

今季は開幕を敗戦処理で迎えたものの、安定した投球を披露し、Dバックスへ移籍。そして自身初のプレーオフ進出を果たした。元々HRを打たれにくい投手だったが、今季はシーズンを通してHRを1本も許さず、素晴らしい形でシーズンを終えた。ゴロ系投手で、A'sには最適の投手だったためこの放出は響いてくる可能性も。


ジョシュ・アウトマン 27歳
13G 9GS 3-5 58.1IP 62H 4HR 35SO 23BB 3.70ERA 4.07DIPS .309BABIP / 17GS 78.1IP 77H 7HR 72SO 47BB 3.91ERA 4.32DIPS (AAA)

トミージョン手術から復帰し、まずまずの成績を残した。相変わらずスライダーはかなり有効な球で、左を.508OPSと封じ込めている。また、昨年全休だったにも関わらずメジャーとマイナーを合わせて136,2イニングを投げ、スタミナも問題なし。当初は三振を奪うことが全くできていなかったが、徐々に奪えるようになってきた。ほぼ確実にメジャーのスターターとしてやっていけるだけの力はあるが、果たして枠があるかどうか。


タイソン・ロス 24歳
9G 6GS 3-3 36IP 33H 1HR 24SO 13BB 2.75ERA 3.31DIPS .302BABIP / 10GS 37.2IP 54H 5HR 35SO 23BB 7.65ERA (AAA,A+)

ブレイデンの代役としてローテに定着し、4月27日から4試合連続6イニング以上2失点以上と好投したものの、5月19日のツインズ戦で肩を痛めてDL入り。マイナーで実戦復帰も打ちこまれ、そのまま再昇格を果たすことなくシーズンを終えた。高身長からよくわからないフォームで96マイルのフォーシーム、大きく曲がる変化球を投げるなど、実力はそれなりにある。あとは出番だけ。


マイケル・ワーツ 33歳
39G 33.2IP 37H 5HR 32SO 26BB 6.68ERA 5.55DIPS .337BABIP

完全復帰を目指した今季は、開幕戦で1イニングをパーフェクトに抑えたものの、即DL入り。復帰後は一応安定した投球を続けていたものの、最後の15試合で 9.1IP 21H 3HR 11SO 16BB 18R 17.36ERA と手の付けようがないくらい打たれてシーズン終了。それまでの24試合では2.59ERAだっただけに、非常に残念。相変わらずえげつない縦のスライダーを投げて空振りを奪っているが、「肩の調子はいい」と言っていたシーズン終盤に打たれては話にならない。来季のオプションは破棄されるだろう。


ファウンティノ・デ・ロス・サントス 25歳
34G 3-2 33.1IP 27H 4HR 43SO 17BB 4.32ERA 3.71DIPS .299BABIP / 23G 29IP 26H 1HR 36SO 16BB 2.17ERA (AAA,AA)

A'sに加入後は怪我に苦しみ続けたが、今季はメジャー初昇格を果たし、マイナーと合わせて57試合に登板するなどようやく期待に応えた。平均球速95マイルのフォーシームと鋭く曲がるスライダーで三振を大量に奪う。元々はスターターだっただけに、実力さえ取り戻せば最高のリリーフになることができるだろう。スタミナや枠次第ではスターターに戻る可能性も。


ジェリー・ブレビンス 28歳
26G 28.1IP 24H 2HR 26SO 14BB 2.86ERRA 3.76DIPS .286BABIP / 27G 29.2IP 25H 3HR 25SO 7BB 4.85ERA (AAA)

今季は序盤から登板するためにヒットを打たれ、四球を出してマイナー降格。その後も上がっては降格を繰り返した(俗に言うDFA)。しかし、8月26日に4回目くらいの昇格を果たしてからは9G 10IP 7H 9SO 0BB 0.90ERAと好投。今オフはスーパー2となり調停権を得る可能性があるが、果たして残留できるかどうか。個人的にはフエンテスより遥かに安いので残すべきかなと。


グラハム・ゴドフリー 27歳
5G 4GS 1-2 25IP 32H 3HR 13SO 5BB 3.96ERA 4.32DIPS .326BABIP / 20G 111.1IP 95H 6HR 95SO 31BB 2.59ERA (AAAで19登板,AAで1登板)

スクータロの交換要員がようやくデビュー。それなりの結果は残したものの、出番なくわずか5登板のみとなってしまった。ファストボール主体で、大きく曲がる変化球はないため打たせて取るピッチング。また、なぜか右にかなり打たれている。


ジョーイ・ディバイン 28歳
26G 1-1 23IP 18H 0HR 20SO 11BB 3.52ERA 2.90DIPS .273BABIP / 23G 23.1IP 15H 2HR 35SO 9BB 4.24ERA (AAA)

2年間の全休から見事復活し、5月21日に08年以来となるメジャー登板。フォーシームとスライダーのみのピッチングスタイルは変わらず、以前のディバインに戻ってきたかのように見えたが7月22日に3者連続四球を与えるなど不安定になり、マイナー降格。そのまま再昇格することなく、60日DLに入ったままシーズンを終えた。フライボールピッチャーにも関わらず、今季も被弾は0で07年からメジャーではHRを1本も打たれていない。調停が2回残っていて、とりあえず投げることができれば抑えると証明できたため残ることはできるだろう。


ダラス・ブレイデン 28歳
3GS 1-1 18IP 18H 2HR 15SO 5BB 3.00ERA

開幕から3試合に登板しただけで離脱し、そのまま手術を受け残りシーズンを全休。結果を残せるものの3年連続してDL入りしており、かなり勿体ないなと。来季こそは怪我なく働き、マッカーシーと共にイニングイーターぶりを発揮してほしいところ。


トリスタン・マグナソン 26歳
9G 14.2IP 15H 3HR 11SO 5BB 6.19ERA / 30G 45.1IP 34H 4HR 46SO 19BB 2.98ERA 3.57DIPS (AAA)

5月に初昇格したものの、19日のメジャー2試合目の登板で2回5失点KO。その後も降格と昇格を繰り返したが、8月15日を最後に戻ってくることなく、マイナーに降格し肩を痛めてシーズン終了。ファストボールとカッター、スライダーが主体で左打者は抑えたものの右には38打数13安打3HRと打たれた。マイナーでは好成績を収めているので、マイナーに置いておくのは勿体ない投手。


アンドリュー・キャリナン 25歳
6G 6.1IP 8H 1HR 5SO 2BB 4.26ERA / 33G 39IP 25H 2HR 46SO 12BB 1.85ERA 2.43DIPS (AAA,AA,A+)

開幕時はA+の投手だったが、一気にメジャー初昇格。何人か昇格した敗戦処理要員の中では一番まともな成績を残せた投手。元々は08年にAAでクローザーとして活躍したものの、09,10年のシーズンを肘と足の怪我でほとんど棒に振った選手。ファストボールでグイグイ押していく投手で、マイナーでは制球も向上したため今後の成長に期待。