あけましておめでとうございます。

更新頻度は落ちるかと思いますが、今年もよろしくお願いします。



☆レンジャーズがブランドン・ウェブ、アーサー・ローズ、エイドリアン・ベルトレイを獲得

ウェブ  32歳 R/R SP 昨年850万 1年300万+500万ボーナス


ローズ  42歳 L/L RP 昨年200万 1年390万(12年400万オプション:今季62登板かつシーズン最終日にDLに入っていなければ自動行使)


ベルトレイ  32歳 R/R 3B 昨年1000万 6年9600万(11年1400万、12年1500万、13年1600万、14年1700万、15年1800万、16年1600万:14-15年に1200打席または15年に600打席未満なら球団が16年の契約破棄可能)


~レンジャーズ~

新年早々すさまじいのをぶっ放してきました。ウェブ、ローズの契約については良いんじゃないかと思う。ただ、ローズとオリバーは働けば大きな戦力だけれども、年なのでいつ怪我をするか分からないという点については不安を抱える。

で、何がすさまじいのかというとベルトレイの額。4月7日に32歳になる選手に対して年平均1600万の6年契約で、「長いし出しすぎ」という意見が一般的。昨季成績は 589AB ,321/,365/,553 28HR 102RBI とよく、自慢の守備でも10DRS、 15,3UZR/150と大活躍だったので普通なら「少し長いけれど額としては妥当」という評価が一般だと思う。なぜこの契約が批評ばかりされてるのかというと、前回5年6400万という契約を得たときもFA前年に大活躍したということ、デビューから昨年までのBABIPが,290にも関わらず、昨年は,331と非常に高い=今季は打撃成績が落ち込むであろうということ、そして何よりイメージを悪くしているのは09年の成績(449AB ,265/,304/,379)だろう。


たしかにマリナーズでの5年間は期待外れだったけれども、05年と09年を除けば,793OPSで、07年と08年はアウェイで,862OPS以上打っているので今季が「マグレ」と言い切って「今季以降の成績はどうせ落ち込むだろう」というのも決まったわけではない。

テキサス移籍は確実にベルトレイにとってプラスになるだろうし、さすがに今季の成績を再現するのは無理だろうけれど最低でも ,280/,330/,500 くらいは打てるはず。これくらい打ってくれれば守備は一流なのだから年数・額ともに「少し長い・少し出しすぎ」なのは確かかなと思うけれど、そこまで悪くない契約なんじゃないかなとは思う。


これでチームの顔であるマイケル・ヤングはDHとユーティリティとしての起用が濃厚。かつて5年連続200本安打を記録し、09年は,892OPSとよく打ったけれど、本拠地の恩恵をかなり大きく受けている選手。アウェイでは通算 ,279/,322/,411 とひどく平凡だし、守備もDRS、UZRともにひどい数値を叩きだしている。3Bに移った09年からの2年間で-31DRS、-15,4UZR/150。さらに3年4800万というベルトレイより遥かにひどい契約が残っている。



少なくともチーム力はアップ。

とにかく守備が最低級のヤングから最高級のベルトレイに代わったのはかなり大きい。リリーフも良いし、今季も地区優勝を狙えるだけのチームが出来た。ただやはり投手陣がA'sと比べると明らかに弱い。とはいってもA'sとテキサスは本拠地の差が激しすぎるので同じようなチームを作っても全く意味を成さないんだけれども。

打線強力、投手まずまずのテキサスか、投手・守備強力、打線まずまずのA'sか。中々おもしろい戦いになるんじゃないかなと思います。



☆ブルージェイズがオクタビオ・ドテル、チャド・コーデロを獲得

ドテル  38歳 R/R RP 昨年350万 1年350万(12年350万オプション:バイアウト50万)


コーデロ  29歳 R/R RP 昨年マイナー契約 マイナー契約


グレッグを1年450万or2年875万で残すこともできたけれど、結局放出。高齢だけど大して実力は変わらないドテルをオプション行使すれば2年650万で獲得できたので上手い動きかなと。



☆オリオールズがデレック・リー、ケビン・グレッグを獲得

リー  36歳 R/R 1B 昨年1300万 1年1000万? 訂正:1年725万+275万ボーナス


グレッグ  33歳 R/R RP 昨年275万 2年1000万+オプション


オリオールズは積極的に動いていますね。

捕手がウィータース、内野がリー、ロバーツ、ハーディ、レイノルズ、外野がマーケイキス、ジョーンズ、ピエー、レイモルド、DHにスコット。スターターがガスリー、マティス、ティルマン、バーゲセン、アリエタ、リリーフは上原、ゴンザレス、ジョンソン、バーケン、そしてグレッグとまずまず。

LF、SPが弱いのと、打者のほとんどが復活待ち状態なのが痛いけれど上手くいけば勝率5割も十分可能な戦力にはなった。


昨年オフから今シーズン中に起こったトレードの結果。


2009年12月 

マット・リンドストロム ⇔ ルイス・ブライアン、ロバート・ボノ、ルール5ドラフト指名選手(ホルヘ・ヒメネス)


リンドストロム 58G 2-5-23 53,1IP 68H 5HR 43SO 20BB 4,39ERA 3,93DIPS ,362BABIP


ブライアン 7G ,150/,182/,150 (A-) / 28G 113AB ,221/,268/,292 0HR 14RBI 2BB 34SO (Rk)


ボノ 1GS 5IP 6H 1HR 0SO 1BB 3,60ERA(AA) / 25G 22GS 5-13 128,2IP 187H 12HR 69SO 28BB 5,74ERA 3,99DIPS ,380BABIP(A+)


ヒメネス(Rソックスへ返還) 95G 337AB ,217/,290/,279 3HR 33RBI 32BB 43SO


結果・・・△

リンドストロムはデビューから2年間はかなり良働きをしたが、クローザーとして起用されることが多くなったここ2年間は不振。ボノは防御率こそ悲惨だが、DIPSはまずまず。ボノの成長次第でこのトレードの結果は決まるが、果たしてボノがどれだけ化けることができるか。ヒメネスは昨年のグロードの役割を期待されたがSTでラムに敗れ返還、AAAでも全くダメだった。



2010年3月

ジェイ・ボス ⇔ ネイト・ロバートソン


ボス 33G 48IP 61H 6HR 33SO 25BB 5,81ERA 5,01DIPS (AA) / 11G 19,1IP 16H 2HR 16SO 2BB


ロバートソン 19G 18GS 6-8 100,1IP 110H 11HR 61SO 40BB 5,47ERA 4,61DIPS ,307BABIP (FLA) / 2G 1IP 5H 1HR 2SO 2BB 54,00ERA (PHI)


結果・・・△

ロバートソンは開幕ローテ入りしたものの、これならバンデンハークを使っておいた方がマシだったんじゃないかという成績。悪すぎるとまではいかないが、期待外れに終わった。ただ、放出したボスが制球難に陥り活躍できなかったので痛手はなかったという感じ。



7月

ホルヘ・カントゥ ⇔ オマー・ポベダ、エバン・リード


カントゥ 97G 374AB ,262/,310/,409 10HR 54RBI 23BB 76SO (FLA) / 30G 98AB ,235/,279/,327 1HR 2RBI 6BB 19SO (TEX)


ポベダ 全休


リード 1G 2IP 1H 1HR 2SO 4,50ERA (TEX, AAA) / 30G 39IP 35H 0HR 34SO 13BB 1,62ERA 2,46DIPS ,310BABIP (TEX, AA) / 1G 1,2IP 1H 1SO 1BB 0,00ERA (FLA, AA)


結果・・・○

カントゥは打者天国へ移り復活するだろうと思いきや思いっきり沈んだ。獲得した2人の選手もポベダはトミージョン手術からのリハビリ、リードは右肘を痛め1試合の登板に終わるなど今季は残念だったものの、ポベダはスターターとして、リードはリリーフとして期待の高い投手。リードはルール5ドラフトで獲られることを避けるため40人枠にも入っており、メジャー初昇格も近いはず。



リック・バンデンハーク ⇔ ウィル・オーマン


バンデンハーク 7G 1GS 16,1IP 13H 2HR 17SO 7BB 4,96ERA (BAL) / 2G 1,1IP 3H 1SO 1BB 6,75ERA (FLA)


オーマン 17G 0-2 12IP 10H 1HR 14SO 5BB 3,00ERA 3,20DIPS ,290BABIP (FLA) / 51G 30IP 30H 3HR 29SO 18BB 3,30ERA 4,37DIPS ,329BABIP


結果・・・×

オーマンは左殺しとして良い働きをしたが、バンデンハークは出しすぎ。三振を取れ、09年は後半にローテに入り11先発。被弾こそ多かったが、ローテに入れるべき投手だっただろう。まだ若いので伸びる可能性もあり、これで伸びればこのトレードは大失敗。



ロスは放出時期を見誤ったせいでタダで放出したのは大失敗以外の何でもない。

昨シーズン~今シーズンに行ったトレードで成功したのはカントゥのトレードだけ。他は失敗と言えるだろう。



今オフもアグラのトレードで大損したが、それ以外はメイビンのトレードは成功と言えるだろうしバスケス獲得など動きとしてはまずまず。


続いてFLA。

アグラを放出してからバック、バスケス、ノラスコとバンバンお金を使っているマーリンズ。アグラのトレード、バック獲得以外の動きは良かったといえるはず。


現時点での40人ロースター。


投手:ベイデンホップ、カミネーロ、セダ、チョート、シシェック、ダン、ヘンズリー、JJ、マリーニャス、メンデス、ムヒカ、ノラスコ、ヌネス、ポベダ、リード、リチャードソン、ロザリオ、サナビア、Aサン、Bサン、バスケス、ボルスタッド、ウェブ、ウェスト


捕手:ベイカー、バック、デイビス、ハッチャー、ヘイズ


内野:ヘルムス、インファンテ、マルティネス、ラミレス、ギャビー


外野:ボナファシオ、コグラン、カズンズ、モリソン、ピーターセン、スタントン


の38名。



来季レギュラーが確定している選手は、


スターター:JJ、ノラスコ、Aサン、バスケス、ボルスタッド


リリーフ:

右・・・ヘンズリー、ベイデンホップ、ウェブ

左・・・チョート、ダン


C・・・バック


1B・・・ギャビー


2B・・・インファンテ


SS・・・ハンリー


OF・・・コグラン、モリソン、スタントン


控え・・・ヘルムス、ボナファシオ、カズンズ、ベイカー



~投手~

スターターは5人が確定しているが、サナビアとウェストという実績・実力ある2人のプロスペクトがいる。このためノラスコがトレードに出されるのでは、と言われていたものの契約延長となったので一体どうするのか。


リリーフはあと2枠だが、現時点でヌネスがトレードに出されていないためヌネスを加えると残り1枠。ここをサナビア、ウェスト、調停権があるムヒカ、シシェック、セダ、マリーニャスで争う。ST次第でダンが外れてウェストが加わるかもしれないが、その可能性は低そう。

クローザー不在で、ヘンズリーかヌネスを起用するのだろうが、個人的にはヌネスを放出してサナビアを使うのがおもしろいんじゃないかなと思う。ただサナビアは少ない球数で長いイニング投げれる投手なので本来はスターター向きであるというのは間違いないのだけど。



~野手~

3Bが不在だが、STでドミンゲスを試すとのこと。バインフェストはアグラ放出理由のひとつに「守備力の向上」を挙げており、インファンテ獲得もそのため。なのでドミンゲスを試すらしいが、もしダメならボナファシオとヘルムスがドミンゲスの準備ができるまで起用か。

ただ、個人的にはコグランを2B、インファンテを3Bで起用し、カズンズをCFで使う方が良いと思う。12年を見据えて一番良いのがドミンゲスとカズンズを両方使うことなのだけど、インファンテを獲ってしまったからその可能性はないだろうし。


毎年一人いる左と右の代打は、右はヘルムスで確定。今年は左を固定できずに困ったが、来年はカズンズとベイカーで確定。バックが確実にDLに入るのでベイカーはレギュラーにまではなれなくとも出番はそこそこあるはず。ベイカー&ポウリーノの併用で良かったと思うんだけど・・・。なぜバック・・・。



・来季開幕ロースター&スタメン予想


スターター:JJ、ノラスコ、Aサン、バスケス、ボルスタッド


クローザー:ヘンズリー


リリーフ:サナビア、ウェブ、ベイデンホップ、ダン、チョート、ムヒカ


1、コグラン(CF)

2、インファンテ(2B)

3、モリソン(LF)

4、ハンリー(SS)

5、スタントン(RF)

6、ギャビー(1B)

7、バック(C)

8、ドミンゲス(3B)

9、P


控え:ヘルムス(1B,3B)、ボナファシオ(2B,SS,3B,OF)、カズンズ(RF,CF,LF)、ベイカー(C)、ヘイズ(C)



開幕直後はベイカーの捕手として準備ができていないんじゃないかということなので、ヘイズがロースターに入るであろうと予想。ベイカーの肩が完治後はピーターセン、マルティネスの2人が候補。もしかすると投手を加えるかもしれないけれど。

ヌネスはこのまま動きがなければクローザーだろう。ただ、調停で年俸が400万前後になるだろうから放出が濃厚か。これでサナビアを使えるし、こうなるんじゃないかなと思う。


打線は今季に比べるとさらに若返ったが、まずまずの打線じゃないかなという気がする。モリソン、バックは怪我をする可能性が高いのでカズンズとベイカーが控えていることは大きい。全く打てないけど、どこでも守れるボナファシオがいるのはありがたい。ただ、もう少しパワーのあるユーティリティがいればなという気もする。

個人的に期待しているのはカズンズだからレギュラーで使ってほしいけれど、コグランがCFに移ることが確定しているのでレギュラーの可能性はかなり低そう・・・。コグランは肩があまり強くないから2Bで良い気がするんだけれども。



ともかく、フィリーズがとんでもないことになったので地区優勝は無理のはず。

それでも3度目のワイルドカード、3度目の世界一を目指して頑張ってほしい。12年に戦えるチームを作るのが目標だったはずだが、バスケスを1年契約で獲得してサナビアがローテに入ることを阻止したバインフェストの行動は意味不明だったが、とりあえず若手主体のチームが出来上がったので他球団を脅かすことは間違いないはず。