今回は私が愛してやまない女優さんについて。

私と白黒映画時代の女優さんたちを引き合わせてくれたのは、他でもない少女漫画たち。

母が教えてくれた漫画家さん、岡崎京子さん。彼女の漫画の中に度々出てくるベリーショートの女の子がそれはそれは可愛くて…。誰かモデルがいるのかしら?と調べて出てきたのが他でもないイーディ・セジウィック様。(岡崎さん本人がモデルにしているとはっきり公言したのかは不明だけど、個人的にはそうなんじゃないかなと思ってます。)アンディー・ウォーホルとも親交があり、社交界のスターに君臨するも幼少期の父親の虐待などのストレスから精神病を患い、華やかな社交界と自分自身のギャップに苦しんだそうです。この一見、華やかな社交界とその影の自分自身の暗さという対比はトルーマン・カポーティにも通ずる気がします。(時代も近い気が…。)数年くらい前に彼のドキュメントで見た自身の精神のバランスが崩れているほど悲しくなるくらい明るく振る舞い、周りの人たちを笑わせ、影で嘲笑されている彼の姿が彼女と重なる気がします。

その明るさと心の根底にある暗さ、どちらの姿もが本人の一部だからこそ人の目には魅力的に映るのかも。だからこそ、岡崎京子作品に出てくるベリーショートの女の子たちも危なかっしいのに、目が離せない独特の魅力に溢れているのかも…。と考えてみたりして。


お次はマレーネ・ディートリッヒ様とローレン・バコール様。このお二方は、吉住渉先生の初期の連載漫画『ハンサムな彼女』に出てきたのが出会いでした。当時のりぼんを読んでいた方ならご存知かもしれません。

主人公・未央ちゃんにヒーロー役の一哉君がする、女優さんの紹介の仕方がとにかくお洒落で格好いい✨


『クールで知的で毅然とした  

そんな感じかな

最高のほめ言葉だと思うよ』

           ハンサムな彼女2巻ヨリ


このセリフは覚えている方も多いかも!

いや~格好いい!

一哉君のそのセリフもきっと女優さんたちにとって最高のほめ言葉だと思いますよ☺


今の時代によく取り上げられ、賛美されている「格好いい女性像」は、男勝りで女性らしいことなんてまいっぴら!みたいな性格で、見た目もとことんボーイッシュで男の人みたいなショートヘアー、身長も高くてまるで宝塚に出てくるような雰囲気な女性。分かりやすく格好いい男性的な女性。そのような方をこぞって格好いい・イケメンと持ち上げる気がします。

勿論、そういった女性の方たちの魅力も分かりますし、そのような方がいけないと言うわけではありません。みんなそれぞれが求める格好良さがあるわけですから。

ただ私としては、マレーネ様やローレン様のようなクールで格好いい部分と、綺麗で少しセクシーな、女性を象徴する様な部分とを上手に併せ持った方のことをハンサムな女性・格好いい女性というのではないかなと、(個人的には)思います。本当に格好いい女性はパンツスタイルでもスカートスタイルでも格好いいんだと思います。

余談ですが、私が机の前に飾っている『三つ数えろ』のローレン様の写真は、彼女が千鳥格子柄のツーピースを着て旦那様のハンフリー・ボガードと並んで写っており、女性らしい可愛らしいツーピースを格好良く、かつ綺麗に着こなしていて一番のお気に入りです❤



ではまた~👋