朝8時に南部に行くツアーの運転手がホテルに迎えに来てくれる。
アシュラフという青年。ヒゲだけど若そう。
今日は砂漠の入り口、トズールまで移動して宿泊予定。運転手と要所要所でのガイド付きの二泊三日のプライベートツアーだが、これだけで30万以上した。高い。でもツアー会社数社に見積もりをもらい、中でもこれが一番安かったのだ。砂漠方面は個人では絶対に行けないし、いたし方ない。
車窓の風景を眺めながら車は南に進む。どんどん明るくなっていく空。
途中、カイルアンというイスラム教の聖地に立ち寄る。グランドモスクという7世紀にたてられたの最も古いモスクの一つがある。私たちは例によってなんの予備知識もなく、ツアーの内容にも組み込まれていなかったが、アシュラフが親切で立ち寄ってくれたのである。有難いことだ。
外側からみたモスク↓
内部に入ると、観光客が大勢いた。女性はスカーフで頭を覆わなくてはならないが、幸いフーディを着ていたので、フードをかぶればOKだった。広々とした中庭、列柱が美しく、イスラム教徒でなくても、なにか厳かな気持ちになる。建物の内部にはイスラム教徒でないと入れないようだったが、外から見る建築物だけでも見ごたえ十分。
石だたみに長い歴史を感じる中庭↓
建物も壮麗です。↓
アシュラフによると、この街は貯水池も有名らしいのだが、この日はあいにく閉まっていた。その貯水池はメッカと地下でつながっているといわれているらしい。
もうひとつ、タイル装飾がとても美しいシディ・サハブ霊廟にいく。
タイルが本当に美しく、目をみはる。色合いも素晴らしい。ああ~いいなあ。イスラム世界だなあ、と感嘆する。なんの知識もなく、ボケーっとしていて連れてきてもらったところだが、あっちもこっちもずっと見ていたい美しさで、結構長居する。
美しすぎるタイルたち。↓
霊廟内にはいたるところに猫ちゃんたちが。猫はきゃわぴょい。三毛猫ちゃんぱちり↓
ところで、この先車での移動時間が長いので霊廟内でトイレを済ませておこうと立ち寄ると、入り口のところに2人おばちゃんが座っていて、にこにこしている。トイレに並んでいたフランス人ぽい女性に「もしかしてあのおばちゃんにお金かなんか払わないとダメ?」と聞いたら、「多分そう」とのこと。金額は任意でよい様子。。。わかりづらい!!用を済ませた後、一応手持ちのディナールコインを数枚渡して出てくる。一日中トイレの前に座って、観光客から数ディナールずつもらう生活もなかなか大変そうである。
カイルアンをあとにし、再び車窓の風景を眺め続ける。
しかし少し郊外の空き地は、どこもかしこもゴミだらけ。ゴミ処理どうなっとるの?チュニジア。見渡す限りゴミゴミゴミ、、、そんなところで羊などを放っている。素晴らしい観光資源を持っているのに、ゴミだらけの広大な空き地が続くのは本当に残念。
だんだん緑が少ない枯れた感じの荒野が続くようになった。
唐突にアシュラフが、オリーブオイル工場で停まってくれた。
周辺は広大なオリーブ林。そんななか素朴なたたずまいのオイル工場。こちらではオリーブオイルのことをフルーツオイルと言っている。
できたてのオリーブオイルを見ていたら買いたくなってきた。イギリスに持ち帰れるかどうかも深く考えず、2リットル購入。24ディナールだった。安い!こちらにきてはじめてよい買い物をした。タンク型のペットボトルに入れてもらい、ほくほく。
オリーブの林↓ オリーブは育つのに時間がかかるらしい。
途中ちょいちょい眠ってしまい、アシュラフに気兼ねして助手席で寝ずにいる夫に罪悪感をおぼえる。とはいうものの、眠気には勝てず、、
遠くにみえる山肌が地球を感じさせる。。。
17時頃トズールに到着。
Castilia Suiteという街外れにあるホテル。こぎれいな感じ。チェックイン時に支払いは現金のみといわれ、十分な現金がなく焦る。夫がユーロ紙幣を持っていたので、なんとか支払いできた。18000円くらい?4人泊まるのである程度は仕方ないのだが、この田舎の素朴な宿にしては高額な気がする。
日没後のまだ明るさの残る街に散策に出る。結構にぎやかなメディナがあり、お土産物屋さんもそれなりにあった。ただ宿から街の中心地まで結構歩く。
トズールの街並み↓
下の子が疲れてとても歩けそうにないと思ったので、近所のピザ屋でピザを二枚買って帰り夕飯とする。ピザ一枚7ディナール(400円くらい?)。また、八百屋があったのでオレンジも数個購入。
ピザは、、、かなりいまいちでした。チーズがマヨネーズと混ざっているのか?ねちょっとした質感で。。。 あと、ピザを焼いたあとに、ツナとオリーブを後乗せしていて、一緒に焼いてくれた方がよかったなと。オレンジは美味しかった。
夫と下の子がシャワーを終えたところで、お湯が出なくなり、私と上の子はシャワーなし。うーむ。
エアコンがついているがいくら温度を上げても、冷風しか出ない。夜はぐっと冷え込み、とても寒い。布団もうすっぺらいものしかないので、凍えそうになりながら寝た。ユニクロの極暖ヒートテックの上下を持ってきていたのでなんとか寒さをしのげている。本当にありがたい。ユニクロさまさまである。
さて、明日も8時にアシュラフが迎えに来ていよいよ砂漠へ向かう予定。


















