私は、過去に40年と少しの営業経験があります。
以前は電子メールなどはありませんから、手書き(カーボンコピー付き)の
手紙でお客様とはやりとりをしていました。
N軽金属という会社に、X線分析装置の営業をかけていましたが、
最終的に競合に負けて、受注はできませんでした。
普通は、「他に決まりましたので」の一言で、ビジネスは終了してしまいますが、
なんとN軽金属の担当の方から、後日手紙が来ました。
手書きで書かれていたことは・・・
- いままでの弊社とのやりとりに、誠意を持って対応していただき感謝します。
- 様々なデータを取っていただいたのに、御社に発注できなくて大変申し訳ない。
- 実は、性能等はよかったが、見積もり金額が他社の方が少し安かった。
- 会社としては安い方を買わざるを得なかった。
- もし今後購入のチャンスがあれば、優先的に検討させてもらいたい。
私は、目を疑いました。
営業マンとして「失注の手紙」なんて、いただいたことはありませんし、
そんな事を期待したこともありません。
お客様は比較的若い方でしたが、いろいろこちらがやったことに関して
感謝の念があり、また注文できなくて本当に申し訳ないと思ってくれたのでしょう。
こちらこそ感謝です。もう涙が出そうになりました。
すぐに、お電話を差し上げ感謝の意を伝えました。
これ以降、今までにそんなお手紙はもらったことはありません。
このご時世ですから、それが最後でしょう。
でも、電子メールやSNSが当たり前の現在でも、感謝の意の伝え方に関しては
さらに勉強しなければなりません。
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