前回の続きです。
問題は、家人をショールームに連れ出す口実を何というかです。
あまり作為があると警戒しますから、「買い物ついでに、ちょっとヤナセに寄ってみようか?
どうせ見るだけだから。」と言うと、案外気楽に付き合ってくれました。
それまではカタログを見せて、一応「これ良さそうね?」と言う印象は得ていまいたから、
ややしつこく誘えば見るくらいは付き合ってくれるだろうという読みはありました。

ヤナセへ行った時には、試乗をする事は決めていました。そして、ヤナセの営業マンの勧めに
従って実際乗ってみました。「なかなかいいね。悪くないかも」というので、
概ね家人がその気になった事は、経験上この一言で確認できました。
それまでも、大体の支払いの計算はしていたので、ふた押しすれば落ちるかなと思っていました。
そこで営業マンを落としにかかるわけです。家人ではありません。営業マンと結託して、
家人を買う方向で落としてもらうと言う事です。
家人がトイレに行っている時に、営業マンにこう言いました。
「僕はこの車を買う事は決めているから、あとはあなたがうちの奥さんを、
落としてくれる?任せるから」と。
営業マンは、「よっしゃー!」とスイッチが入りました。
あとは、世慣れしていない家人ですから、完落ちするのは時間の問題でした。
家人もそんなにお金を使いたくないらしく、「5年ローンならいいけど・・・」
と言う事で見事にメルセデスCLKを手に入れることになりました。
まぁ、娘二人を私立の中学高校に入れましたから、お金の余裕はそんなにはないんでしょう。
でも自分の収入なら、それほど無理しなくても買えるのではないか、
と言う読みはありました。
私も営業マンのはしくれですから、お客が買うか買わないかの意思がはっきり分かれば、
あとは簡単です。
その道筋をつけてあげる事で、営業マンを落とし、家人も落とすことが出来たわけです。
こんなブログを家人が見たら怒りだすかもしれませんが、ある程度はお見通しだった
のではないかと、手のひらの上の亭主は思うわけです。