今日はちょっと辛口の内容です。
銀行の貸し渋りという言葉があります。
皆さんは”貸し渋り”という言葉を聞いてどのように理解しますか?
銀行側に立つ人は、銀行の都合を考えて(自己資本比率規制等)、「本当だったら貸出すべき会社にも貸し出しをしない。」と範囲を狭めて定義するでしょう。
借入を希望する企業側からは、「自社の状況はどうであれ、貸出をしない行為を一括して貸し渋り」と広義に定義するでしょう。
立場が変われば定義も変わります。
私からみて、一番の問題はどこか。
それは銀行=会社員、企業=リスクを負った経営者という点です。
これは何も銀行員を責めているのではありません。
単純に立場が違うということです。
亀井大臣のモラトリアム法案 「中小企業金融円滑化法」。
色んな意見があるでしょう。
当初案より、後退し骨抜きだと言う人もいるでしょう。
でも私は趣旨には大賛成です。
しかし、1点抜けていると思う大事な点があります。
それは、このような公的支援は2度とありませんよという位の強いメッセージを送っていないことです。
もしこのメッセージがなければ、この政策はそのうち景気が良くなるまでの援助政策としか思わない企業もいるでしょう。
私は今、企業と銀行の間に立ち、かつ企業の代弁者としてふるまうことができる人材がもっと多く活躍するべきだと思っています。
そして、この骨抜きモラトリアム法案は少なくとも銀行の側に、企業の声に耳を貸せとメッセージを送り、銀行も無視できないと思います。
企業も努力する、銀行もそれを支援する。
そういう本来の形に早く戻ってほしいと思う今日この頃です。