事業承継・相続対策といった場合、大雑把に短期計画のもの、長期計画のものの2つある。
短期計画のものは短期でやらなければならない理由があるため、理由が明確という点で対応しやすい。
つまり、その理由を充足しつつ、結果それに伴う税金を含むコストが計算されるからだ。
その理由があるおかげで関係者の意見を統一しやすい。
一方、長期計画のものは、往々にして最初の段階では目的・理由が明確でないことが多い。
最初にここを詰めないで計画を進めていくと、なんとなく税を含むコストの最小化が最大の目的となってしまう。
もちろん手持ちの資金が多く残れば色々なことに使えるが、その残し方によっては使途に制限がかかってしまう。
極端な例だが、裏金をつくっても、それは裏でしか使えない。
表の世界で堂々と使うことができないのだ。
結果間違った方向に事業を導くことになる。
そして目的・理由のうち、ほぼすべてのケースで一番重要なポイントは、”家族”だ。
私もアドバイスをさせていただく際には、”目的・理由”をまず一緒に考え、できるだけ共有させていただくよう努力している。