LOOK KG381 実はホリゾンタルではなくて逆スローピングだった!
「ブルベ戦記」 第226話
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昨年秋にフレームをLOOK KG381(2002年型)に入れ替えて、
まず200kmブルべ2本をこなしましたが、
なかなか納得ゆくポジションが得られないままでした。
サドル高を最初に出すと(股下84.5センチの私の場合、73センチ前後が標準とされる)
ハンドルとの高低差が9センチに達するのが気になっていました。
トレーニング走の数十kmぐらいの短距離ではまったく気にならないが、
200kmブルべの時は、終盤かなり前傾がつらかった。
これでは、もっと長い距離のブルべではどうなるか、わかったものではない、といった感じでした。
そこで先日、
対策としてハンドルステムを逆さにして、上がり角をつけて
ようやくハンドル・サドル高低差を7センチにまで抑えることができました。
ロングライドのポジションとしては、7センチ差は許容範囲とされています。
↓
ハンドルステムを逆さにしてハンドルバーの高さを上げても、
結果的に2センチしか高低差が縮まらなかったのには、どうも?なところはありました。
そんなもやもやを抱えたまま、
今日の午後、
たまたま家の前の日当たりにKG381を出して眺めていたら、
とんでもないことに気づきました。
このKG381、トップチューブがいわゆるホリゾンタル(水平)ではなく、実は、微妙に前方に傾斜している=つまり逆スローピング=ではありませんか。
もともとKG381はツール専用モデルとしてつくられ、のちの市販台数も限られていたほか、販売から年月も経過しており、ネット上の製品情報は乏しい。
これは偶然みつけた、KG381の派生モデル、KG381iのフレームデータですが、
ここからはトップチューブが傾斜していることはちょっと判別できない。
一見すると、ホリゾンタルに見えます。
しかし、
このフレーム、
ホリゾンタルにしても、ずいぶんと「戦闘的」なたたずまいだな、という印象は当初からありました。
ネット上で、ほかのKG381オーナーの方々のブログや写真を見ても、ハンドルステムがやはり逆さ(上がり角つき)になっている例が目立っていました。
その原因はなんと、これだったのです。
↓
ちょっと見にくいかもしれませんが、赤い水平線を引いてみると確認できます。
トップチューブはわずかですが前傾しています。
いわゆる「逆スローピング」です。
何の因果でしょうか、
四半世紀前の大学時代、逆スローピングのファニーバイクを楽しんでいた自分が、
気づかないうちに再び、逆スローピング気味のバイクのオーナーに戻っていたのです。
それを知らずにこのフレームでブルべ2本を完走していたことには自身、半分呆れ、半分驚きました。
とにかく、
今年も出走するであろう長短様々なブルべに向けて、
ハンドルステムを逆さに調整し直したのは、とりあえずは正解だったかもしれません。
自分のフレームをこれからはホリゾンタル、と言えなくなるのがちょっと面倒ではあるのですがw
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