4線ノートの現状視察 | 英語教育あれこれ:「どれ?」「それ!」

英語教育あれこれ:「どれ?」「それ!」

phonicsや文字指導を中心に
英語教育について
書いています。
入門期のシラバス
(文法事項の導入順序)
にも興味があります。

私が勝手に呼んでいる(?)「We Can! ショック」を経て、

英語の教科書に載る手書き文字が大きく変化しました。


これまでの均等幅の4線から、中間部分が、その上下よりも広いもの(tmrowing先生がfat-middleと

呼んでいるもの)になったのです。

おかげで、aemnorsuvwxzの文字が大きく見やすく書けるようになり、c, e, oなども区別しやすくなりました。

 

単に、4線の幅が変わっただけでなく、従来の「活字体(ブロック体)」と異なり、多くの小文字が一筆書きできるようになりました。

 

そして、We Can! を受けて、小学校や中学校の検定教科書にもそれに倣った文字が載ることになりました。

 

では、市販のノートはどうだろう? ということで調べてみました。

 

赴いたのは、文具店ではなく、西武百貨店内にドーンと居を構えたヨドバシカメラ池袋店内の文具売り場。

(「カメラ屋さん×電器店」と思うのは早計で、ここの文具売り場の品揃えはなかなかのものです。)

 

いわゆる4線ノートだけでも20種類以上あり、その大半は従来の等間隔のもの。

ところが、嬉しいことに、fat-middleの罫線が引かれたものが3種ありました。

 

これです。

We Can! による「手書き文字革命」も「ついに市販のノートにまで及んできたか!」と感慨ひとしお。

 

表紙の一部を拡大してみると、こんな宣伝文句がー

このCampusノート(KOKUYO)の表紙の4線には、We Can! 的な文字が書いてあります。

 

ところが、ロジカル・エアノート(Nakabayashi)には、なんと、あの活字体(ブロック体)が!

 

そして、意味順ノート(KYOKUTO)には、特に手書き文字の見本は「なし」でした。

 

肝心の本体ページの中の4線は、もちろん「看板に偽りなし」で、こんな感じ。

 

ところが、ビックリしたのは、表紙をめくったところ(表見返し)に載っていた「お手本」。

 

Campusノートはこれ。

 

そして、ロジカル・エアノートはこれ。

なんと、どちらも活字体(ブロック体)!

Campusノートは、表紙の文字と違うことに。

 

さらに、残念だったのは意味順ノート。

なんと、悪名高き Comic Sans が幅を狭めて4線の上に載せてあるのです!

(Comic Sansはフェルトペンで手書きした風合いがあって人間味が感じられるかもしれませんが、字形的に見ると、活字体(ブロック体)と同じ欠点・欠陥が“温存”された「良くない書体」です。)

 

店頭で「おっ! ついに4線ノートにも変革が!」と思ったのも束の間。

あの、We Can! における「手書き文字革命」が「骨抜き」(?)にされてしまっていました。

 

まだまだ、「文字革命」の“布教”活動の道は長いようです。

 

 

というわけで、文字(指導)についての詳細については、こちらをご参照いただければ幸いです。