〈withつき〉(分詞を使わない)独立“分詞”構文 | 英語教育あれこれ:「どれ?」「それ!」

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phonicsや文字指導を中心に
英語教育について
書いています。
入門期のシラバス
(文法事項の導入順序)
にも興味があります。

「分詞構文」と呼ぶことができる項目は、これまで次の順に指導してきました。

A)〈接続詞付き〉分詞構文
B)〈接続詞なし〉分詞構文      *いわゆる「分詞構文」のこと。
C)〈withなし〉独立分詞構文     *いわゆる「独立分詞構文」のこと。
D)〈with付き〉独立分詞構文
E)〈withなし〉(分詞を使わない)独立“分詞”構文

最後の項目は、
F)〈with付き〉(分詞を使わない)独立“分詞”構文
です。

これは、前回のE)にwithが付いただけですから、C)とD)の関係がわかっていれば、
E)とF)の関係も同じということで、特に新しいことはありません。

D)のときと同様、
 「~とともに」という意味のwithを添えることで、主文と同時並行的であることを、より強調
 することができ、その場面に付随することを明確に表すことができるから」
と説明しました。

生徒に示したのは以下のような例文です。

 1) Don't talk with your mouth full.【fullは形容詞】
 2) Did you interview her with the voice recorder on?【onは副詞】
 3) You shouldn't walk with your hands in your pockets.【in your pockets は前置詞句】

ここでも、your mouth full, the voice recorder on, your hands in your pocketsは
SVOCのOCと相似的な関係にあることを確認しました。


ここまで指導した後、A)とB)について、補いました。というのも、A)B)を扱った時点では、
ing形とen形した扱っていなかったわけですが、形容詞/副詞/前置詞句も同様に扱う必要が
あるからです。

(ing形・en形・形容詞・副詞・前置詞句は1つの範疇に入れることが出来る、共通した働きを
有している、と言えるわけです。)

まず、A)の例です。

 4) When young, we are full of hopes and anxieties.【youngは形容詞】
 5) Although in  poor health, she continued to carry out her duties.
 【in poor healthは前置詞句】
 6) I departed willingly, though sadly.【sadlyは副詞】

つづいて、B)の例です。

 7) Unable to walk any farther, he sat down to take a rest.【unableは形容詞】
 8) With so many difficulties, she still believes that her plan can be accomplished quite
   easily.【with so many difficultiesは前置詞句】
(無理に、ここに並列させる必要はないのも知れません。)
 9) Foolishly, I forgot to ask for her phone number.【foolishlyは副詞】
(文修飾の副詞ですが、ここに含めてよいか、躊躇がないわけではありません。)


最後に、以上の6回で指導したことを、すべてまとめて、次の2つに集約してみました。

A~B):〈(接続詞)+[ing/en/形/副/前]〉 , 《主文(S+V+…)》.
C~F): 〈(with)+ S' +[ing/en/形/副/前]〉 ,《主文(S+V+…)》.

下線部が、ア)文頭だけでなく、イ)文尾にある場合、また、ウ)主文の主語の直後にある場合
もあることを、添えました。

以上で、「分詞構文的なもの」の指導はおしまいです。

A~B)では、[ing/en/形/副/前]が、主文のSにとってCの関係にあり、
C~F)では、[ing/en/形/副/前]が、直前にあるS’ にとってCの関係にあることが
わかってもらえたら、「分詞構文的なもの」を理解するのは、それほど難しくないのではないか
と思っています。