つなげる力 ・・・和田中の1000日 藤原和博著
・参考にしてほしいのは、「親と子の「よのなか」科」だ。
話題に困ったら、この本に30以上の話題が満載されている。
学校の先生は、学科などの時間にやる軽い「よのなか」科に利用できるだろう。
子どもに身近なものや物事から入るのがコツだ。
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・卒業式ではいつも「テレビのコメンテーターや人気タレントの言葉を鵜呑みにするのではなく、
自分の頭で考え、行動する人になってほしい」というメッセージを伝えるのだが、
ここ何年かは、その好例として生徒自身の作文を読み上げていた。
君達は、こんなことまで自分で考え、自分自身の言葉で表現できるようになったんだと、
褒めてあげるため。
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・最初のころは、中学生に最も身近なテーマから入る。
「中学生に携帯電話は必要ではない」
「中学校に制服は必要ない」
「電車やバスに優先席は必要ない」
「親しくなった先輩には敬語使う必要はない」
「ボランティアは自分のためにするものだ」
「失敗や挫折はすぐに忘れたほうがよい」
それぞれにまず賛成か反対かを表明し、その理由を述べさせる。
3年間で、通常の国語の時間以外に50回は書かされるから、いやでも論理的思考がついてくる。
PISA型学力へのステップアップでもある。
200字の作文だが、書く様式は決めている。
まず、第1段落に、問題のテーマについて「賛成」か「反対」かを書くこと。
第2段落以降に、その理由や理由を支える事実、経験を書くこと。
また理由を述べる際は、必ず、次のどちらかの言い回しで書くこと。
①なぜなら…だからです。例えば…(こんなことがありました)
②理由は2つ(3つ)あります。1つは…、もう1つは… だからです。
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・他人の動機づけエンジンにどうすれば火がつくのか。
この章では、5つのポイントを示してみたいと思う。
①目に見える成果(目に見える成果を早く、細かく、続けて見せていくこと)
②言葉遣い(言葉遣いを曖昧にしないで、具体的にすること)
③リズムとテンポ(天の時を待つのではなく、自ら機会をつくり出すこと)
④お金の裏づけ(お金の話をご法度にしないで、きっちり流れを管理すること)
⑤それぞれの動機づけ(人は自分の動機付けが実現する場で動く)
●第3章 従来型の学力とPISA型学力
従来型学力:情報処理力
PISA型学力:情報編集力 …社会のあらゆる局面で応用がきく力
導かれるのは?
→(従来型学力)正解 ○×のはっきりしたたった1つの正解
→(PISA型学力)納得解 自分が納得でき、かつ関わる他人を納得させる解を導く力
重視されるのは?
→(従来型学力)スピード、正確さ、効率性
→(PISA型学力)試行錯誤、多様性、複眼思考、問題解決
必要なのは?
→(従来型学力)記憶力
→(PISA型学力)イマジネーション つながりを連想できる力
●第4章 情報編集力をつけるためのテクニック
1.作文は会話から始める
会話体や心のなかのセリフ(心内文)から始める
それだけで文章が生き生きしてくる
2.問題を図で整理する
他人に説明しやすい
自分の考えが整理される
その過程で思わぬ問題点が見付かる
3.TV・PC・ケータイの時間を制限する
家庭ではよく遊ぶこと
集中力があがってくる
バランス感覚を養う
4.失敗に対して寛容になる
情報編集力は試行錯誤によって磨かれる
まずはやってみる。そこから修正していく
失敗を恐れるよりも一打目を打ち出す勇気が必要
↓↓↓
(集中力+バランス感覚)×情報編集力がつく
●第6章 リーダーシップの5か条
自分のイメージどおりに相手を動かす
①目に見える成果
関係者全員が実感できる成果を共有する
早め早めに成果をあげる
細かく、続けざまに成果を見せる
②具体的な言葉遣い
曖昧な抽象論では人は動かない
数字をあげ、具体的な行動レベルまで落とし込んで話す
③リズムとテンポ
成熟社会では事前の計画通りに事が運ばない
修正主義の時代
走りながら考えるのが基本
④お金の裏づけ
お金の話をタブーにしない
当り前の経済感覚を身につける
⑤それぞれの動機づけ
人はつながりたくて生きている
人はあなたとつながりたいと思うときに動き、そう思わないときには本気では動かない