悩みのひとつに「どんな人間を目指すのかという像がハッキリしない」という問題があった。社員は全員、メチャクチャ優秀な人間ばかりだが、大きな広告代理店のように「こんなクリエイティブディレクターになりたい」「私はアートディレクターとしてこの人のように大成したい」「映像極めたい」「監督になりたい」「あんなプロデューサーになりたい」という、見上げる存在がぜーんぜんいないのだ。

面談のテーマは「あなたは5年後にどんなすごい人物になっていたいか」だけ。
そのために次の半年、何を具体的にやるか。それを、社員と盛り上がって決める場だ。そこで決めた制度は、すぐ実行にうつす。

PARTYという法人の法人格やブランド、事情は、どうでもいい。



面談を、社員ひとりひとりの未来が、どうイケてるものになるかを、盛り上がって話す場所と位置づけた。未来とは、考えようによって、絶望的にもなるし、希望に満ちたキラキラしたものになる。この未来のサジ加減ひとつで、その人間のモチベーションと能力は激変するのだ。