スターバックスCEOだった私が社員に贈り続けた31の言葉  岩田 松雄著

・「レンガの壁がそこにあるのには、理由がある。
僕たちの行く手を阻むためにあるのではない。
その壁の向こうにある「何か」を自分がどれほど真剣に望んでいるか、
証明するチャンスを与えているのだ」

・「幸運とはチャンスを逃さず、自分の将来に責任を持つことにほかならない。
他の人たちには見えないことに目を凝らし、
誰が何と言おうと自分の夢を追い続けることなのである」
スターバックスCEO ハワード・シュルツ

自らのミッション(志)をしっかり持っている人は、人が気付かないような
詳細なことからも学び、チャンスに変えることができる。

●人は挫折して初めて自分自身を深く見つめるものなのです。
特に長期間の場合は。
「自分の得意なことは何か」
「本当にやりたいことは何だろうか」
「これからどうやって世の中の役に立っていこうか」
といった根本的な問い、自分がこの世に生まれてきた理由、「ミッション」について
じっくりと思考を巡らせました。
逆境の時期に必死に悩み、苦しんだからこそ、いい結果が残せる。

・「喜びと悲しみが同居しているように、成功と失敗は同居している。
それだけに、失敗の回数に比例して、成功しているということも言える。
みんな失敗をいとうものだから成功のチャンスも少ない。
ホンダが伸びた伸びたって、最近みんなが不思議がるが、タネを明かせばこれ以外ない」
本田技研工業 本田宗一郎

・「私は、自分のバスケットボール人生の中で、9000回以上のシュートに失敗した。
300近いゲームに負け、そのうち26回は試合の勝敗を決める大事な場面で
シュートを外した。私は人生の中で何度も何度も失敗している。
そしてそれこそが、私が成功する理由なのだ」
マイケル・ジョーダン

ジョーダンは、迷うことなくシュートを打ち続けた。
打たなければシュートは入らないことを、身をもって知っていた。
失敗を恐れるよりも、何もしないことを恐れたのでしょう。

●良きリーダーを目指すには、何よりも勉強すること。
まずは会社のミッションの意味を考え、
自社のビジネスモデルと進むべきビジョンをはっきりと把握すること。
自社の強みは何なのか。
どこに向かおうとしているのか。
そこが明確ならば、次に求められる仕事が見えてきます。
闇雲に突っ走っても、周りからは賛同が得られず、どんなに優れたアイデアも雲散霧消するだけ。

●この本では、切り口を変えながら、「ミッションを持つことの大切さ」を
繰り返し訴え続けています。
会社にとっても、個人にとっても、何よりも重要なのがミッションであり、
ミッションを掲げた瞬間から本当の人生が始まる。
私はそう考えています。
死ぬまで勉強することと同じで、ひょっとすると死ぬ瞬間まで、
自分のミッションを考え続けるのかもしれない。
最初は1時間でもかまいません。
一人静かなところで、携帯電話をオフにして、自分のミッションについてだけを考える。
きれいにまとめようとは考えず、思いついたことはどんどんノートに書いていけばいい。
ヒントは、「好きなこと」「得意なこと」「人のためになること」です。
その中で「これならやりがいがあるし、楽しめそうだ」と思ったら、
ミッションとして言葉にする。
そして、それを実現するための方法を考える。

もちろん、ミッションは崇高なほうがいい。できるだけ高く掲げましょう。
でも本気で取り組めるミッションでなければなりません。

会社の存在意義を深い部分でとらえ、自らのミッションとできる個人の集まりが
理想的な会社のあり方なのです。(スターバックスのように)

ミッションは育っていくので、背伸びせず、今の自分に合ったレベルの
ミッションを見つけ出すことが重要。

身の丈に合ったミッションとは何か、と深く考えていけば、その前提として
今の自分を正当に評価できなければなりません。
過大評価しても、逆に過小評価しても、適当なミッションを設定できないし、
当然実現しません。

・「自分が何者であるかを知り、どこに向かうのかを知り、
人に尽くす気持ちを忘れずにそこへ向かえば、
この旅路は恐れの少ない、より充実したものになるだろう」