企画の「虎の巻」  増田宗昭著

・「企画人間」の様々なアイデアや企画を取り入れた提案が、結果として世の中全体のモチベーションを高め、更なる「ライフスタイルの提案」に繋がっていく。
そして、CCCは、「ライフスタイルの提案」による「世界一の企画会社」を目指している。
データベースに、優秀な企画人間のパーソナルアイデアを掛け合わせ、他にはない独自の価値観から独創的で斬新なアイデアや企画提案を生み出していきたい。

・事業会社が結果だけを意識するようになれば目線はどんどん顧客から離れて社内の方ばかり向くようになってしまいます。
事業会社の業績をもっと伸ばしたいという考え方は、「プロダクトアウト」ではなく、「マーケットイン」の発想です。
「マーケットイン」では、結果を手っ取り早く得ようと市場のニーズに合致した商品やサービスを作り、売上を立てようとします。
しかし、「マーケットイン」の手法は、既に世の中に必要なものが全て揃っているモノあまりの時代では通用しなくなってきている。
これからのビジネスで求められるのは、「プロダクトアウト」です。
「プロダクトアウト」は、企業サイドが「この商品こそが世の中の人々が求めているもの」と開発した商品を顧客に届けるビジネススタイル。
言い換えると、前例のない中でやりきることだと思っています。
そして、この「プロダクトアウト」ができる人こそが、これから求められるものではないかと思う。

■「企画」セオリー
・原因>結果
結果ではなく、原因を探る。
結果はマーケットインであり、原因はプロダクトアウトです。
企画はプロダクトアウトでなくてはなりません。
原因が作れれば、結果は後からついてきます。

・企画の3要素=情報とお金と好感度人間
ビジネスにはいつもリスクがつきまといます。
いかに先を読み切れるか、そしてどれだけリスクヘッジができるか。
それによって企画のレベルが決まります。

・企画は小さく生んで大きく育てる
モノの時代は作ることと運ぶことが、ビジネスでした。
今のモノ余りの時代に入り、企画がビジネスになりました。
小さなアイデアが大きなビジネスにつながります。

・企画とは情報の組み合わせ
企画とは情報の収集力とその組み合わせ力。
だから自由自在に情報を操れるように、その保管が大切。

・企画の仕組み化
企画は、それがお金に変わる仕組みでなければなりません。
儲かる企画を考えて相手にも儲けてもらい、我々も儲かるという仕組みを作ることです。
そして、情報が入ってくる仕組みを作ります。
情報が集まり、情報を分析して組み立てて、伝える仕組みが大事です。

・企画の規格化
企画を規格化する。
オーダーメイド採寸の洋服店で大きくなったところはありません。
一つの強い企画を作り、規格として全国、全世界に売るのが効率的だと考えました。

・情報は2時間以上止めない
情報は財産です。
思い浮かんだアイデアは直ぐにメモします。
情報を寝かせてはならないからです。
早い、安い、旨いが原則。
情報は瞬発力が重要であり、伝えたい時が、知りたい時です。
ラグビーのように早いパスをする連携プレーが大切。
企画会社の社員は、普段からその訓練と信頼関係の構築が必要です。

・情報は伝える努力が大切
企画を相手に理解してもらうには、誰でも直ぐに理解できるキーワードを探す必要があります。
斬新な企画でも相手に理解されなければアウトです。
わかりやすいということが、何よりも大切です。
効率的な情報伝達のためにも、人に企画を説明するにはパワーポイントが必須。

・お客様の目線で考える
企画人間にとって一番重要なことは、常にお客様の目線で考えること。
つまり、相手の目線で自分を見ることができる能力が必要。
商売人であるという本質を考えれば、根本はお客様を見ること以外にはない。
企画を買っていただくからには、お客様の立場をよくわかっていなければなりません。

・情報の整理、整頓
整理とは、要らないモノを捨てること。
悪貨は良貨を駆遂します。
不要な情報は捨てる事で、大切な情報が光ってきます。
整頓は必要な情報をデータベース化して再活用できるようにする事。
整理した情報がいつでも定位置にあれば、探す無駄がなくなり、仕事のムラもなくなります。

・情報・道具のメンテナンス
モノを大切にする事は、自分の心を磨く事。
そしてモノを大切にする事が、新しい価値のあるモノを買えることに繋がります。

・「儲かる」とは「信者」を作ること
顧客が儲かるということが一番大事です。
「儲かる」という漢字は、即ち「信者」
つまりファンを増やすことです。
ファンを増やせば仕事は自然に増えてきます。

・世界の公用語は数字
英語は世界の公用語と言うが、「数字」が世界で情報伝達の唯一のコトバだと思います。
数字は嘘がつけません。

・企画は「心」から生まれる
企画というのはどうして生まれるか、心から生まれます。
頭からは生まれません。
人は大事にするのは心です。
企画は心から生まれるのです。
「心根」の良い人間こそ、世界一の企画人間になれるのです。

・心をカタチに
人の気持ちは他人にはわからないもの。
だから気持ちを伝える想いが大切です。
「熱い言葉」はすごい力を与えてくれます。

・いつも初心が基本
「ありがとう」という一言が素直に言える。
それだけで人は、幸せになれます。

・約束と感謝
ビジネスの基本は、「約束と感謝」の心を忘れないこと。