代官山の旧山手通りを散歩すると一際目立つオープンカフェがあり、休日の暖かい日とも
なるとかなりの賑わいを見せている。
そのカフェの真中の赤い絨毯を奥に進んだ所に、ASOは潜んでいる。
タクシーを降りるとまずボーイさんが目ざとくとんできて案内してくれ、次に大きな犬が客を
迎えてくれる。(なぜか小生がいくといつも寝ているが。)
既に有名店ではあるが、知らない人は「この奥にあったとは」と思われる方も多い。
潜んでいると言うのは失礼なぐらい堂々としたダイニングであり、素晴らしい庭と大きな
木々があり、まるで軽井沢に来たかのように、うそのように都会を忘れさせてくれる。

さてこの店をイタリアン料理屋と呼んでいいのであろうか?
小生の場合、イタリアンレストランでは、高級店よりもカジュアルなお店の方が好きであり、
シンプルなイタリアンの方が好きだ。
又、アンティパストとパスタが好きなのでメインも食べたくない。
しっかりメインまで食べるのであればフレンチへ行く。
それにイタリアンワインの知識が無い為、ワインを選ぶ楽しさも無い。
要するにイタリアンを食べる場合は、淡島通り沿いの「ドマーニ」のようにカジュアルな
イタリアン料理屋で、テーブルワインを大勢でわいわいやるのがベストと考えている。
それに「ドマーニ」クラスの店をしっていれば1人3000~4000円で十分満足に、しかも
美味しいイタリアンが食べられるのである。
又パスタ好きな故、本当はパスタばかり3、4品頼んで食べたいという欲求をもっていても
勇気がなくてそれができないので、どうしても満足感に欠けてしまう。
イタリアンの高級店も何軒も回ったが「ドマーニ」の満足感を超える事はできなかった。

しかしこのASOだけは違う。ジャパニーズヨーロピアンキュイジンヌとも言うべきか。
フュージョンなんて決して言わないで頂きたいし、西洋料理とも言えない。
日本人にあった最高級のヨーロピアンなのである。
素材は季節感を感じさせながらも常に限定されている。(野菜も肉も常に同じ仕入れで安定
感がある。)
そして5品ほどのコースは全ての皿に手抜きがない。
そして一品一品の説明も盛り付けのプレゼンテーションも、素敵で洗練されていていやみが
ない。ドルティエの後の、セロハンの串に刺して出されるお菓子も楽しい。
「エスプレッソをもう1杯」と言いたくなる。
余談ではあるがイタリアンの食後はエスプレッソが良い。
よく勘違いされている方が多いが、普通のコーヒーとエスプレッソを比べれば、コーヒーの方が
カフェインが多い。要するに深炒り豆の方が、カフェインが少ないのである。
よって夜の寝る前にはエスプレッソが良い。

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