ウェブ国産力/佐々木俊尚
全体的には、3章まではおもしろかったが、4章以降はあまり興味関心にはあわなかった。
第2章 持ち運ぶ「ライフログ」端末、ニッポンのケータイ
・ケイタイとパソコンを比較し、パソコンには次の2点が欠落している。
1)GPSは搭載されていない
2)クレジットカード番号などを入力したり、電子マネーのリーダー/ライターを使って
オンラインショッピングで決済することは可能だが、街中の店舗やレストラン、駅など
での決済には使えない。
ケータイはGPSとおサイフケータイを搭載したパーソナルなツールであり、個人の
行動をすべて把握することができる可能性を秘めている。プライベートな情報に関しては
パソコンよりも集積度が高い。
・パーソナライズド検索は、今後利用者の意図や志向、行動などの要因を付加することで
より精度を上げられる。
1)その検索キーワードは利用者の頭の中から出てきたものなのか、それともどこか
ウェブに書かれていたテキストからコピーしてきたものなのか。
2)その検索結果のURLをクリップした利用者が、リンク先のどのページに最も興味を
もって長時間滞在したか。
3)利用者はどのような趣味志向の持ち主なのか。
4)日常的にはどんなウェブを見ているのか。
5)世代は、年齢は、性別は。
6)そもそも利用者は今どこで何をしていて、どういう理由で検索エンジンを使おうと
考えたのか。
これらの情報をうまく取り込むことができれば、現在のグーグルのパーソナライズド検索
とは比べものにならない高性能なパーソナライゼーションを行えるようになる。
・ケータイであれば、様々な情報が存在している。
アラーム時刻、撮影写真内容、ワンセグTV番組の嗜好、電車の利用履歴、訪問場所、
コンビニでの購入履歴、ショッピングサイトでの購入履歴、ネット検索履歴、メール内容、
SNSでの交友関係など
こうした情報は、「ライフログ」と呼ばれ、一人の利用者の人生や生活をそのまま
コンピュータ上に転写し、デジタル化してしまおうという考え方。
「ライフログ」をもとにすれば、検索エンジンはより高度化できる。