これまで経験したものとは違うような頭痛に不安を覚え、頭痛発生から2週間ほど経過した16年10/3(月)に、近所の小さな総合病院の脳神経外科を受診しました。

   その病院を選んだのは、近所にある脳関係の科がある病院のうち、ホームページを調べ、何となく良さそうかな、と思ったという理由以外の何物でもありません。

   そもそも、頭痛が起こった時にそれを治してくれるのは何科になるのか、から入らなければなりませんでした。まあでも皆さん、そんなもんでしょう。

 

   どんな感じなんだろうか、と不安な気持ちの中、受付を済ませて問診票を記入。

   しばらく待った後、名前を呼ばれると、診察もないままCT撮影されました。

   「えっ、話も聞かないままいきなりCT撮影?」と、ちょっと違和感を感じましたがそのまま従わざるを得ず。

   その後少し待って後に呼ばれ、診察室へ。

 

   40代後半くらいの男性の先生。開口一番、「いやー、きれいな脳ですねえ。特に問題はありませんよ。頭痛の原因も、あなたが問診票に書かれていることそのものじゃないですか?」とのコメントでした。

   いやいや、確かに問診票には「スマホとかを見過ぎて」とか「資格の勉強で長時間机に座っていて、背中、肩、首が痛い」とか「重い本が入ったリュックを背負ったりしてる」とか、思いつく限りの要因は書きましたよ。でも、外来患者から何の話も聞かずにその回答だけで終わりますか?

 

   というわけで、脳神経外科というのは、どうやらCTやMRIに目で見える異常が見つかるような種類の脳の病気についてのみ治療を行うようで、そうではない種類の、いわゆる緊張型とか偏頭痛とか言われる頭痛については関知しないものなんだ、ということをこの病院からの帰る道々に思ったのでした。

 

   それにしても、僕と同じような症状の人が脳関係の科の違いも分からず受診することも多いだろうに、「その種の頭痛は脳神経外科の、そして私の守備範囲外なんですよ」という言外のメッセージがビンビンと伝わってくるこのお医者様は何なんだろう、と、医者に対する不信感を抱き始めるきっかけとなったような気がします。

   「そのような症状の頭痛なら、こうこうこういう病院とか科などを受診してみたら」などのアドバイスを医者に期待するのは過剰なサービスを求めすぎなのでしょうか。

   少なくとも病院選びと医者選びを間違ったことだけは確かだったようです。

 

   そして、「この頭痛を治してくれる病院はないんだろうか」という振り出しに戻ってきてしまいました。

   当時の日記によれば、この日から2,3日間も、少し調子がましと思うと2,3時間勉強し、そして翌日に頭痛や背中、肩、首の痛みがひどくなる、ということを繰り返しているようでした。勉強を進めなければ試験に間に合わない、と切羽詰まっていましたもので。

 

   そうして、僕の頭痛の放浪の旅は続くのでした。

 電通での過労自殺の事件を踏まえ、働き方改革が叫ばれ労働時間短縮に向けた議論が広がっている。

 残業時間規制を設けることで果たして過労死や精神的・身体的疾患による休職等の問題は解決するだろうか。甚だ疑問である。

 

 コンプライアンス強化や企業機密管理強化などにより従業員が行う業務はここ十年ほどで一気に増大した。ただでさえ増えている。本当なら労働時間は増えてしまうはずだが、それを増やさず、むしろ減らす方向に持って行く。そのような状態で、果たして仕事は回るのか。議論では、残業時間を規制することだけに焦点が当てられており、残業時間を減らすための対策については何ら語られていない。本末転倒である。

 

 労働時間を減らすために考えられる対応は次の三つ。効率的に業務を行う。従業員を増員する。業務を減らす。ただし企業としては従業員を増やすと人件費が増える。結果、効率的業務遂行と業務削減が労働時間削減の主要素となる。しかし、ただでさえここ十年ほどでコンプライアンス強化等も含め業務量は一気に増大し、その増大をやり繰りするために効率的な業務遂行は様々進められてきたと思うが、なお一層の効率的業務遂行手法をさらに絞り出さねばならない。

 また業務削減も、無駄な業務は山ほどあるがそれらを実際に企業の組織という複雑な仕組みの中で減らしていくことは相当に骨が折れることである。労働時間削減は、このような背景から進めることがなかなか難しいものとなる。

 

 そんな中、労働時間数だけに法律で規制をかける。するとどうなるか。「残業時間は月80時間までだよ。でもやるべき仕事量は変わらないから。ま、とにかく効率的に仕事を進めてね」業務効率化の丸投げが発生する。しかし、個人や少人数チーム程度のレベルでの業務効率化など、たかが知れている。出来るんだったらすでにやっている。絞りきった雑巾からさらに絞って水を出すということ。

 すると限られた時間の中でこれまでと同量の仕事をこなさなければならない。「時間がなかったのでこの仕事出来ませんでした」ではすまない。その精神的プレッシャーは自身の経験上としても、相当に苦しい。あなたは、山ほどある仕事と締め切りを抱えながら仕事を切り上げて家に帰り、休日を心穏やかに過ごせるだろうか。むしろ残業をして仕事を片づけてスッキリした方がよっぽど精神的に楽である。

 かくして、業務削減のされない単なる残業時間規制だけでは過労自殺や精神的疾患による休職者を減らすことにはつながらず、むしろ増やすことになるのではないかと考えるのは私だけだろうか。

 16年10/2(日)頃、頭痛や背中肩首痛がほんの少しましになっては、1日10時間勉強しなければ、と焦っている司法書士資格の試験勉強を、1日に2時間、4時間、7時間とやってしまい、翌朝起きたときに頭痛、背中肩首痛の痛みがぶり返し、勉強できなくなるという、あほな状態を繰り返していた。

 

 頭痛が一日中続くというのは、とてつもなく不快でしんどく、つらい。そのしんどさに加え、いつまで続くのかという不安とが、起きている間中、頭と心の中で渦巻いている。また、頭痛や背中肩首痛があると勉強が出来ないのは当然、本も読めない。新聞を読むのもしんどい気がする。起きて座っているだけでも体に負担をかけているような気にもなってきて、仕方なく布団に横になっている。何にも出来ない。怪我や病気ももちろんつらいが、単なる頭痛や背中肩首痛で病気とは言えない状態であっても、何にも出来ずに横になってるしかないという状態というのは、それはそれでつらいものだ。勉強しないといけないのに、何もせずにどんどん時間だけが過ぎていく。

 

 16年10/7(金)、これまでに経験したことのない継続的な頭痛が出始めて2週間、今通っている整体院ではもはや治らないと思い、どうしたものかと思案した結果、以前に父から、通い親戚筋のおじさんが鍼灸をやっていて、腕が立つというのを聞いていたことを思い出した。父から携帯番号も聞いていたことを思い出し、手帳を引っ張り出した。

 

 同居している母もそのおじさんを知っていたことから、16年10/7(金)に母に電話してもらい、久し振りの挨拶もそこそこにしてもらって、電話を替わって頭痛を訴えた。

 

 おじさんは「そのくらいの頭痛やったら、2,3回来たら治るで」と言われ、少し救われる思いがした。「うちは高いで。1回1万円」。今の頭痛を取ってくれるなら1万円でも安いもの。ありがたい。都合を聞くと10/9(日)なら空いていると。「あと2日間もこの頭痛のままか。。。」とがっかり感もありながら、とりあえずは予約をした。

 

 16年10/8(土)にも、回数券が残っていることもあり、気休めにそれまで通っている整体院に行ってみたが案の定、状態は全く変わらず。一日中強い頭痛を感じたままで日々が過ぎていく。

 

 そして16年10/9(日)の午後、おじさんの鍼灸院へと向かった。

 頭痛は、翌16年9/25(月)の週になっても全く取れなかった。

 

 体のしんどさもあり、朝は9時10時まで起きられなかった。整体院に行っても、背中、肩、首、後頭部の痛みはほとんど改善されない。体がつらくて、資格の勉強をしたいのに出来ず、とりあえず布団の上に横になって休むしかなかった。

 

 異様な眠気、今まで感じたことのない目の違和感、疲れ。こういう時は悪い想像がどんどん広がっていく。もしかしたら、がん、脳腫瘍だったりするんじゃないか。まあ、それはそれで仕方がない、と思ったりもしたが、一方で、もし本当に脳腫瘍だったら、相当なショックを受けて「やっぱり死にたくない!」なんて思うんだろうな、と思ったりもした。

 

 ただ、背中、肩、首、頭の痛みが発生したことは、過去にも1,2年おきに断続的に発生していて、それはデスクワークであることから来る職業病のようなもので、その都度整体やマッサージに通って、なんとか改善してきた。おそらく今回もそのパターンで、期間をかけて整体に通えば治っていくんじゃないかなあ、とも思っていた。

 

 1,2時間勉強して上述の体のつらさを感じるような状態で、勉強も進まず、焦る状態でありながらも、仕方がない、ということで16年9/30(金)の午後の勉強はあきらめて、思い切って有馬温泉に行ってみることにした。少し気分転換をしよう、と。湯治という言葉もあるくらいだから、体の不調も少しは良くなったりするのでは、と考えて。

 

 調べてみると意外と近いところにある有馬温泉。関西に転勤してきて3年半だったが、温泉に行こうなどとは一度も考えたことがなかった。全く関心がなかったが、車で行ってみれば、家から意外と早く着く。こんなに近かったのか、と自分の知らなさ加減に驚いたが、熱い金泉、銀泉と呼ばれるお湯にゆっくりと浸かってきた。

 

 それから1,2日経っても体の状態は変わらなかった。頭痛も、眠気や目の疲れ、重い感じが変わらず続いていた。体の状態が悪いと、気分も沈むし、全ての行動力が奪われる。ほとんど何も出来ないまま、体を休めて過ごすしかない日々に焦りと不安を感じていた。

頭痛は前回記載した9/23(金)頃には少し出始めていた。

 

 その時に考えていた原因はスマホいじりであった。寝込んだ状態をだいぶ脱してきていた9月上旬頃から、長時間スマホのyahooニュースやフィエスブックを見続けていた僕は、次第に背中から肩甲骨、肩、首に次第に痛みを感じ、その痛みが首の上から後頭部の方にまで広がって来ていた。

 

 過去にもデスクワークという仕事柄、1,2年毎に断続的に背中や肩、首の痛みが出ることがあり、その度にマッサージや整骨院にせっせと通い、安くもないお金を使いながらなんとかかんとか回復させていた。今回の痛みも、またこれが出てきたんだろうと思い、少し前から行き始めていた、駅前にあるチェーン店の整体院にせっせと通い出した。

 

 週2、3回のペースで通い始めたと思う。始めの頃は施術を受けるたびに少し良くなった気もしていた。しかし、一方で司法書士の勉強を、3~5時間くらいはしていただろうか、そのためか、せっかく整体で良くなった体がまたすぐ悪い状態に戻るという悪循環になっていた。

 

 加えて、この2ヶ月間の不規則な生活がたたったのか、朝起きるときに眠気も強く、7時や8時に起きれずに9時や11時頃まで布団から出られないという状態であった。

 

 体の痛みの症状は朝起きるときに出た。前日勉強などによって負担をかけた背中、肩、首に、朝目覚めたときに痛みを感じ、しんどかった。もちろん勉強中でも、体への負担がかかりつつあることや、しんどさを少しずつ感じるのだが、集中して本を読んでいるときにあまり頻繁に立ったり座ったり出来ないし、喫茶店でやることも多かったので席を外したりすること事態も難しかったので、やはり座りっぱなしが多かった。また、翌年7月の次の試験で受かることを考えれば、1日最低8時間以上は勉強しないと、というプレッシャーもあり、しんどくてもそうそう集中力を切らしていられない。

 

 また、これまでとも違う症状も感じた。

 本を机に寝かせて読むと、上体を前にかがませ、首を前に突き出す格好になって背中、肩、首に大きな負担をかけてしまう。だから本は本立てに立てて読むようにしているのだが、それでもなお背中、肩、首に負担を感じてしまう。本立てを立てても目線はどうしても下を向いてしまう。本が目よりも下にあるので当然そうなる。ほんの少し下にかがんでいるかどうか、くらいなのだが、それでもなお、読んでいる時に明確に負担を感じてしまう。

 

 加えて、荷物がとても重い。リュックサックに入れるのだが、資格の勉強ともなると参考書がたくさんあり、見たいときに手元に持っていたいということも考えると相当な冊数の本をリュックに入れることになる。重さにすると7~8kgくらいはあっただろうか。勉強をする図書館、喫茶店は歩いて10~15分のところにあり、午前と午後にそれぞれ1往復するだけなので、リュックが重くても体への負担はたかが知れてる、と思っていたのがおそらく大きな間違いで。しかも神戸は坂道だったりするので、上りの時の負担が特に強く感じて。たった10分歩くだけでも、肩、背中への負担、痛みが半端じゃなかった。