円相場は大きな変化はありませんでしたが、NYダウが引けにかけて続伸し
70ドル高となり、史上最高値を更新したことを受け寄り付き前から買い
意欲は旺盛で、外資系証券会社の注文状況も650万株の買い越しと、今月
一番の買い越し幅となりました。
オープニングも前日比98円高となり、私が昨日示した「新たな展開」の
ポイントと指摘し、昨日でのブレークは難しいと考えていた1万4650円を
軽く超えてのスタートとなりました。
その後、イエレン米FRB副議長の米議会での公聴会での証言原稿が、承認
を得るためにタカ派に歩み寄ったものでなく、景気刺激策の継続に前向き
なハト派食の濃い内容だったことが明らかとなり、一段と買いが優勢となり
1万4700円台にすぐに突入しました。
前場は投資家が米國の緩和長期化を期待してリスクオンの姿勢を明確にし、
1万4800円近くまで一時は買い進まれました。昼休み中に麻生財務相が「
為替介入という政策手段を有しておくことは大事」と発言をしたことが伝わり、
円安が進んだことで昼休みのない日経平均先物市場が続伸。
後場はこの先物市場にさや寄せする形となり、7月19日に付けた1万
4953円を上回り、取引時間中で5月24日以来の高値水準を付けました。
その後も1万4900円台で推移をしましたが、引けにかけて利益確定の動きに
押されて1万4900円台はキープできませんでしたが、7月18日以来の1万
4800円台での終了となっています。
終値は前日比309円高の1万4876円、売買高は30億1838万株・売買代金は
2兆5216億円、値上がり銘柄数1338、値下がり銘柄数323、年初来高値更新
銘柄77、安値更新は3となっています。
さて、昨日の上げ相場に大きく貢献したイエレン氏の証言内容ですが、これ
までのバーナンキ現議長の姿勢を継承したものでした。つまり、
「雇用創出の持続が可能であるほど景気回復が根付くまでは緩和的金融政策を
堅持し、規模縮小に着手するスケジュールは決まっていない」ということ。
具体的な証言内容をピックアップすると
「失業率は依然として高水準」
「資産価値のズレや金融リスク拡大の兆候はない」
「住宅市場にバブルの兆しはない」
「株価にバブルが生じているような状況はない」
「完全雇用は失業率で5~6%である」
と証言をしています。
ピックアップの仕方もあるかもしれませんが、この証言を聞いて安心をしない
人はいないと思われますし、NYダウは続伸をしています。
NYダウの上昇に加えて円相場も100円台に突入をしていることから、日本市場
にはフォローの風が吹いています。テクニカル的にも三角保合いは上抜けしまさに
トレンド的に「新たな展開」となりました。ひとつ前の三角保合いがブレーク
された時は、中国の短期金利の急上昇という「事故(?)」が起きて、ブレーク
も虚しく下落をしましたが、ブル派としては事故の再現は御免こうむりたい
ところです。
25日騰落レシオが買われ過ぎの基準となる120%をこえ、また今週4日間で
789円髙となっていることから、利益確定の動きから下落をするかもしれませんが、
「新たな展開」となったことで、下落幅は限定的と考えられます。
<本日の相場格言>
全ての勝負は買っている間にやめるがよし
<本日の易経>
きのと とり = 売り準備
前日の御告げの「買ってよし」でした。まさにお告げ通りの状況となりました。
昨日は「○」です
(易経通算成績表43勝37敗17引き分け)
★□本日の経済指標□★
日本時間19:00 ユーロ圏10月消費者物価指数確報値(前年比0.7%)
日本時間22:30 米10月輸入物価指数(-0.5%)
日本時間22:30 米11月NY連銀製造業景況指数(5)
日本時間23:15 米10月鉱工業生産(0.1%)
日本時間23:15 米10月設備稼働率(78.2%)
日本時間24:00 米9月卸売在庫(0.4%)
*カッコ内は全てマーケット予想
★☆イベント☆★
EU財務相理事会
メルシュECB理事講演
バローゾ欧州委員長講演

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