NYダウが68ドル安となったことや、円相場が1ドル=101円台後半となり、
1ユーロ=139.10円近辺の円高に振れたこととなった一方、2日間で572円
近く安くなったことへの割安感から寄り付き前注文は主力輸出及び寄与度の
髙い銘柄はまちまちの状態でした。
一旦寄り付くと外部的要因の方が優り売り先行で下値試しの展開となりました。
売り一巡後は円がやや円安に戻したことや、先物に買戻しが入ったことで前日
比に転じましたが、米雇用統計を控える中上値を追っていくことにはならず、
節目の1万5200円近辺で前場は終了しました。
後場に入っても低調な動きが続き上値が重たい展開が続きましたが、年金積立
管理運用独立行政法人(GPIF=Government Personal Investment Fund)
の運用改革について、有識者会議の伊藤隆敏座長が運用資産の6割を占める
国内債券の一部を直ちに売却し始めるべきだと発言しまた、資産構成の見直しは
株高・円安要因となるとも発言したことが伝わり、引けにかけて急速に上げ幅を
拡大となりました。
結局終値は前日比122円高の1万5299円、売買高は20億5857万株、売買
代金1兆9583億円となっています。
さて注目の米11月の雇用統計ですが、失業率また非農業部門雇用者数ともに
市場予想を大きく上回り、失業率は7%、非農業部門雇用者数は20.3万人の
増加と発表されました。また上記の水準以外に注目をされている労働参加率は
63%と1978年3月以来の低水準だった前月の62.8%から回復をしており、失業
率低下の要因であった労働参加率が微増しても失業率が低下したために、全体的
にしっかりとした(solid)ものといえるかと思います。
さて次回FOMC(12月17~18日開催)において量的緩和縮小を発表するか否か?
ブルームバーグが報道しているところによると、同社が35人のエコノミストを
対照に実施した調査によれば、量的緩和縮小開始が恐らく決まると回答した
エコノミストは34%と先月7日に行われた前回調査の17%から倍増したそうです。
ブロッサー米フィラデルフィア連銀総裁は6日に「FRBは量的緩和縮小を開始
すべきである」と発言をしましたが、前日にはダラス連銀総裁が「失業率は低下
しているが、まだ満足できない」と発言していました。
世界的に有名な米債券運用会社であるPIMCOのグロース共同最高投資責任者は
「米11月雇用統計で、本年の量的緩和縮小の可能性は50%である」
と発言したことが伝わっています。
ただこれまでのバーナンキ議長の発言や直近のベージュブックを考えると、今回の
失業率だけで量的緩和に踏み切るとはまだ私には思えないのですが、皆さんは
いかがお考えでしょうか?
とはいっても、投資家にとって一番重要なのは市場がこの量的緩和縮小を先取り
しているか否か。私は先取りをしており、次回のFOMCで「見送られて驚く」
そして株価は一段と上昇していくと今のところ思っています。
月曜日は円安となっていることや米株の上昇を受けてギャップ・アップしての
開始となります。1万5500円が底値として定着するか否か。テクニカル分析
ツールのMACDやパラボリックがこの1年半ぐらいで初めて市場に裏切られる
のかを注目しています。
<本日の相場格言>
不利運のとき、見切り大事なり
<本日の易経>
つちのと とり = 急騰予告
昨日の御告げは「高値追い注意」でした。金曜日の時点でははっきりしません。
しかし、その後の海外相場で円安となっていることや、CME日経平均先物が
上昇をしていることを考えると、月曜日は上昇が見込まれているため、金曜日の
御告げは「×」とします
(易経通算成績表46勝44敗23引き分け)
★□本日の経済指標□★
日本時間08:50 日本第三四半期GDP・速報値(前期比0.4%)
日本時間08:50 日本第三四半期GDP・速報値(前年比1.6%)
日本時間08:50 日本第三四半期GDPデフレーター・2次速報(前年比-0.3%)
日本時間08:50 日本10月国際収支・経常収支(1295億円の黒字)
日本時間08:50 日本10月国際収支・貿易収支(1兆27億円の赤字)
日本時間10:30 中国11月消費者物価指数(前年比3.1%)
日本時間10:30 中国11月生産者物価指数(前年比-1.5%)
日本時間14:00 日本11月景気ウォッチャー調査
日本時間19:00 ギリシャ第三四半期GDP・確報値
日本時間20:00 独10月鉱工業生産(0.8%)
★☆イベント☆★
日本時間17:15 メルシュECB理事講演
日本時間26:30 ラッカー米リッチモンド連銀総裁講演
日本時間27:05 ブラード米セントルイス連銀総裁講演
日本時間28:15 フィッシャー米ダラス連銀総裁講演

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