良好な米雇用統計の発表だけでなく、ミシガン大消費者信頼感指数等の経済
指標が良かったため、米国では12月の量的緩和縮小があったとしても影響は
限定的とのムードもあり、NYダウは上昇。また日米金利差を意識したドル高
ともなると日経平均には強いフォローの風となりました。
寄り付き前から輸出企業及び寄与度の高い銘柄は全面的に買い優勢となり、
寄り付きは前日比256円高となり、チャートポイントの1万5500円を完全
にクリアーしての開始となりました。
円相場は日経平均の開始から徐々に円高方向へ振れましたが、ポイントと
なっている1万5500円を割り込むことなく、戻り売りを吸収し高値圏を維持。
昨日は取引き時間帯の大半を1万5550円~1万5600円のレンジ内という
わずか50円の値幅での動きに終始をしました。
引けにかけて為替相場が円安に動いたためにこれに素直に連れ高となり、昨日
は高値引けとなっています。
終値は前日比350円の大幅高となる1万5650円、売買高は21億1425万株、
売買代金は1兆9759億円となっており、350円もの大幅高にもかかわらず、
ボリュームの観点からすると盛り上がりに欠けるもので迫力に欠ける相場で
あったと言えます。
昨日の終値は終値ベースで年初来高値となった12月3日にあと99円と迫る
もので、本日は必然的にこの年初来高値の更新がなるかどうかに衆目が集まり
ます。テクニカル分析でも先週週央の下げであく抜け感はあり、例えば25日
移動平均線との乖離率は3.68%、騰落率も111.86%と過熱感は冷まされている
ことを考えると、その余地は十分にあると言えます。
昨日はあちらこちらで米連銀総裁が講演などで発言をしています。
まず米セントルイス連銀のブラード総裁(FOMC投票権あり)が
「労働市場関連のデータのみに基づけば、資産購入ペースの減速の可能性が
高まってきている」と発言。その一方で「インフレが目標に向かって
上昇しないようであれば、委員会はその後の会合で縮小を休止することも可能で
ある」とも述べています。
ラッカー米リッチモンド連銀総裁(投票権なし)は
「来週のFOMCで量的緩和縮小の可能性を議論する」「雇用の改善がすぐに加速
するとは思わない」と発言。
フィッシャー米ダラス連銀総裁(投票権なし)は「低インフレの為縮小は
少額から開始となる」「市場は量的緩和縮小が行われることを理解すべきで
ある」「量的緩和縮小は出来るだけ早い段階で開始すべき」「12月のFOMC
で量的緩和縮小の可能性はある」
と発言をしています。
これをどう考えるかですが、正直これといったサプライズとなるものはありま
せん。月並みではありますが、今週木曜日に小売売上高が発表され、これで
労働市場の改善と同時に、米GDPの三分の二を占める個人消費も改善している
のかがわかります。改善をしていればグッと縮小に向けられるでしょうけど、
経済が回復をしているので、縮小の悪影響は限定的と思われます。
私はまだ12月の縮小は無いと思っていますが、たとえあったとしても動きは
少ないと思います。FOMCの本音はブラード総裁の「インフレが目標に向かって
上昇しないようであれば、委員会はその後の会合で縮小を休止することも可能で
ある」の発言そのものではないでしょうか?確かバーナンキ議長も以前同じような
発言をしています。
<本日の相場格言>
株価は常に将来性の反映である。
<本日の易経>
かのと い = 大相場の序曲
昨日の御告げは「急騰予告」でした。昨日の御告げは本日急騰すれば「○」
となるので、いまの所一時的に「引き分け」に分類させていただきます。
(易経通算成績表46勝44敗24引き分け)
★□本日の経済指標□★
日本時間08:50 日本11月マネーストックM3(前年比3.5%)
日本時間08:50 日本10月第三次産業活動指数(+0.1%)
日本時間08:50 日本第四四半期景況判断BSI・大企業全産業
日本時間08:50 日本第四四半期景況判断BSI・大企業製造業
日本時間09:30 豪11月NAB企業景況感
日本時間09:30 豪11月NAB企業信頼感
日本時間14:30 中国11月鉱工業生産(前年比+10.1%)
日本時間14:30 中国11月小売売上高(前年比(+13.20%)
日本時間14:30 中国11月固定資産投資(年初来・前年比20.1%)
日本時間15:00 日本11月工作機械受注・速報値
日本時間18:30 英10月鉱工業生産(前月比+0.3%)
日本時間18:30 英10月製造業生産(前月比0.3%)
日本時間19:00 伊第三四半期GDP・確報値(前年比-1.9%)
日本時間24:00 米10月卸売在庫
★☆イベント☆★
日本時間08:30 フィッシャー米ダラス連銀総裁講演
日本時間21:00 ドラギECB総裁講演

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