(昨日終値1万4426円、シカゴ日経平均先物 1万4325円)
一昨日発表された米9月の雇用統計が予想を大きく下回ったことから、
米金融緩和の維持が意識され、欧米の株式市場が上昇。金融緩和継続観測にも
関わらず、98円台をキープした流れを受けての昨日の寄り付き前。外資系証券
の寄り付き前の買い越し幅も720万株となり、また寄与度の高い銘柄も買い
優勢となったものの、主力輸出株はまちまちとでした。
寄り付きは71円高の1万4784円となり、それまでチャートポイントであった
1万4750円を突破してスタートし、その直後に86円高の1万4799円まで
指数は上昇。個人的には一段高となると思ったのですが、利益確定の動きが
多く上値が重たくなり、徐々に上げ幅を縮小。前場は下落をしても前日の終値を
下回らずに終了。
ところが後場に入ると様相は一転。中国政府が住宅バブル等を警戒して、金融
引き締めに入るのではとの観測がながれ、急激にリクス・オフの流れから為替
相場が一気に円高に進み、株式市場も急落しました。
昼休み時間に先物市場へ大口の売りが観測され、この大口の先物売りが後場に
なっても頻発をしたことから、買い意欲は完全に削がれてしまい、期待の押し目
買いも入りにくくなったまま引けにかけて一段安となり終了。
結局前日比287円安の1万4426円となり、今月11日以来の安値引けとなり
ました。売買高は27億2733万株、また売買代金は2兆2048億円と、この
動きで2兆円超えを達成するとはなんともはやという感じです。
正直昨日の下落はある意味で「イベント・リスク」もしくは、「事故」に
当たってしまったと言えます。もしも中国の金融引き締めの観測が流れ
無ければこれほどまでの下落は無かったと思うのですが、歴史の「if」
は禁物です。また中国政府の金融政策は、日・欧米のように透明さが
無い一方で、世界経済のドライバーでもあるのが厄介なところです。
中国関連の金融政策ニュースでの下落は、次のステップは正直quick
にとはいきません。PM2.5以外は中国関連株は手が出し辛いところです。
本日思いっきり切り返してくれるならば雰囲気は悪くはないのでしょうが、
欧米の株式市場が下落をし、また円相場も97円台のままであることから、
本日の切り替えしはあまり期待できません。短期調整もやむなしかも
知れません。
ただ調整といっても資金が詰まっているわけではありませんし、上振れした
企業業績発表が期待できることなどから、価格調整的な下落というよりも、
「急ぎ過ぎたので休憩」といった形の調整になるかなと思っています。
<テクニカルからの視点>
昨日の上下に長い陰線が前日の陽線を包んでしまったことから、ローソク足
では「陰線包み足」となり天井圏での売りシグナルが現れました。またこれまで
1日としてのサポートラインとなっていた5・25日移動平均線をも割り込むなど
テクニカルでの雰囲気は暗転しています。
下値としては10~11日できた1万4320円と1万4194円のギャップ埋めが意識
されます。上値は先祖がえりをして1万4500円がポイントとして復活です。
<本日の相場格言>
思い入れ違う時は早仕舞い、行付を見るべし
<本日の易経>
みずのと い = 保合いばなれ
昨日の御告げの「押し目買い」。昨日はイベントリスクに晒されての下落とはいへ、
押し目買いは失敗なので「×」とします
(易経通算成績表36勝31敗15引き分け)
★□本日の経済指標□★
日本時間08:50 日本対外及び対内証券売買契約等の状況
日本時間10:45 中国10月HSBC製造業PMI・速報値(50.4)
日本時間16:30 独10月製造業PMI・速報値(51.4)
日本時間16:30 独10月サービス業PMI・速報値(53.7)
日本時間17:00 ユーロ圏10月製造業PMI・速報値(51.4)
日本時間17:00 ユーロ圏10月サービス業PMI・速報値(52.4)
日本時間17:00 ユーロ圏10月総合PMI・速報値(52.3)
日本時間19:00 英10月CB製造業受注指数(10)
日本時間21:30 米新規失業保険申請件数(34万件)
日本時間21:30 米8月貿易収支(395億ドル赤字)
日本時間23:00 米9月新築住宅販売件数(42.5万件)
*カッコ内は全てマーケット予想
★☆イベント☆★
欧州連合首脳会議(~25日)
カーニー・イングランド銀行総裁講演

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