雇用統計待ちですな | 相場伯爵のブログ

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昨日の世界の株式市場

NYダウ +96.91 NASDAQ +36.43 英 +6.33 仏 +6.35
独 +15.21 伊 -228.83 スペイン +45.10
ポルトガル +12.47

~欧州~
昨日数々発表された欧州の経済指標は斑模様。
ドイツの8月サービス業PMI(購買部担当者指数)は予想より上振れ
しましたが、ユーロ圏全体となると予想より下振れとなり、また第二
四半期GDP改定値は前年比率では上振れしたものの、7月の小売売上高
は下振れするなど、まさにどっちつかずなもの。

このような経済指標では動きの指針となることができず、またシリア問題を
抱えながらの9月に入ってからの高値警戒感もあり、下落をしてのスタート
となりましたが、米国株式が好調に推移したことからポジションの巻き戻し
により、イタリアを除いて小幅反発して終了しました。

イタリアの大幅下落はいつもの政権問題です。ベルルスコーニ元首相が
率いる自由国民党による現政権の支持撤回を検討していると一部報道された
ことによります。現在イタリア株が大幅に下落する一番の要因は経済ではなく、
政局がらみと言うのが、いかにもイタリアらしいというところでしょうか。

~米国~
シリア攻撃については上院の外交委員会で条件付きでの攻撃容認決議案が可決
され、攻撃にまた一歩ちかづきました。しかし、この動きは昨日のマーケット
に影響せず。昨日はファンダメンタルズに支えられ$100近い上昇となりました。

ファンダメンタルズで好感されたのが8月の自動車販売。8月の自動車販売は
年率換算で1609万台となり、市場予想の1580万台を大幅に上回り、また
約6年ぶりの高水準を記録しました。NYダウ30種には入っていませんが、
この販売台数でGM・フォード・クライスラーの自動車株の上昇が他の株
を牽引しました。

朝方は発表された7月の貿易収支では輸入がのびたことで、予想以上の赤字幅
が拡大しました。米国の貿易収支で注意をしなければならないのは、輸入増で
赤字幅が拡大してもこれは一方で消費の堅調さを示し、米国の経済を判断
する上では、輸入が増える方がプラスとなります。昨日もこの輸入が増加した
ことで、ネガティブファクターにはならず、昨日はこちらも好感されたと
思われます。

今月中旬に開催される連邦公開市場委員会の討議資料となるベージュブック
(地区連銀経済報告)では「米国経済は緩やかに拡大が続いた」と報告し、
雇用は横ばいか緩やかに増加、物価上昇圧力は抑えられているとしています。

この報告だけでは明確な金融緩和の縮小はみてとれませんので、やはり明日の
雇用統計待ちと云う事でしょう。現在の予想では非農業部門雇用者が18万人
のプラスとなっていますが、20万人を大幅に上回るか否かが縮小見送りか
実行のメドかと考えています。



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