NYダウ +16.13 NASDAQ +26.95 英 +52.99 仏 +25.89
独 +36.65 伊 +162.06 スペイン +34.000
ポルトガル +40.44
昨日にもシリアに対するミサイル攻撃が開始されるとの報道が出ていましたが、
シリア政府が化学兵器を使用したとする証拠が少ないのが現状です。
旧宗主国の仏当局は「シリアへの武力行使前に証拠が必要」とし、また
攻撃に積極的と思われていた英米で慎重論が出始めており、西側諸国が即時に
攻撃を開始するとの観測が後退したことが昨日の第一のサポート要因と
なりました。
~欧州~
昨日発表された独8月の失業率は予想通りの6.8%だった一方で、失業者数は
予想の5000人減に対し、予想外の7千人増となったもののこれは材料視されず、
相場には影響ありませんでした。
欧州市場材料となったのは、このシリア情勢に加え、ボーダフォンが合弁会社
の持分の45%の売却に向けて、米ライゾン・コミュニケーションズと協議を開始
したとの話しが伝わったことが材料視され欧州の通信会社全般を押し上げたことが
あげられます。
~米国~
米国で発表された経済指標は予想を上回るものばかりでした。
朝方発表された注目の新規失業保険申請件数は前週の33.7万人から33.1万人
に減少しました。
また同時に発表された第2四半期のGDPも年率で速報値の1.7%から上方修正
され2.5%となりました。もともと上方修正されることは見込まれていましたが、
それでも市場予想は2.2%でしたから予想外の修正と言えます。これは3期ぶりの
高い伸び率です。
これらのファンダメンタルズの好調さは本来ならば支援材料となり、確かに
これを背景に当初は上昇をしたのですが、やはりどうしても量的緩和昨の早期終了
を意識させるために、上値は限定的となってしまいました。
それでもしばらくは高値維持をしていたものの、後半になってオバマ大統領が
シリアへの軍事行動への条件整備を急ぎ、当事国のシリアもミサイルの準備を
しているとの話しが伝わり、上昇幅を縮小して終了をしています。
色々とイベントの多い9月に来週から入ります。まずは米雇用統計が注目
されます。新規失業保険申請件数がここのところ確実に改善されていることや、
米中小企業の楽観度指数や、雇用が伸びてきていることなどからも雇用環境が
改善していることがわかります。予想としては非農業部門雇用者数が前月の
16.1万人から17.1万人への増加となっています。
雇用統計が終わると今度は次期FRB議長の選出です。先日までイエレン
副議長が有力視されていましたが、彼女の身辺調査が行われていないことが
報じられ、現在はサマーズ氏が有力視されています。
サマーズ氏はタカ派として知られており、そうなると金融緩和縮小の最終段階
であるゼロ金利解除が視野に入ってきますので、そうなると株価に悪影響を
与えることになります。
日本にとっては金利差が拡大することとなり、これは円安要因となるものです。
いずれにしても来月上旬はイベントが多く、気の抜けない相場になります。

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