9月が思いやられることがまたしても  | 相場伯爵のブログ

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昨日の世界の株式市場

NYダウ -64.05 NASDAQ -0.22 英 休場 仏 -2.34
独 +18.16 伊 -364.49 スペイン -36.90
ポルトガル -33.37

~欧州~
英国市場がサマーバンクホリデーの為全面休場となっている中、欧州では
独を除いて下落してしまいました。

その下落を引っ張ったのはイタリア。先日イタリアにおいて政情が再び
不安定になっているとお伝えしましたが、昨日はこれが再びクローズ・アップ
されたかたちです。

イタリア政局のカギとなっているのは、ベルルスコーニ元首相です。ご存じの
通りベルルスコーニ氏は脱税罪で有罪が確定をしているのですが、ポイントは
この元首相の議員資格がはく奪されれば、元首相が率いる自由国民党が連立政権
を離脱することを示唆していることです。

レッタ伊現首相は国民に人気のない財政再建政策を行っており、これは盤石な
政権基盤があってこそ行使ができるものです。ここで連立政権が崩壊すれば、
財政再建政策が実行できなくなり、イタリアが世界経済の枠組みに於いて
その信用を失い、資金が回らなくなりECBなどから資金援助を仰ぐことに
なります。こうなると例のトロイカの監視下にはいり、大げさに言うと
国家主権の一部を失うこととなります。

政治の安定性を保つのがイタリアの経済回復のプライオリティーであるのですが、
昨日はその安定性を揺るがす問題が再燃したことで、イタリア株式指数は2%
以上の下落となりました。

このイタリア株式市場の大幅下落が足かせとなったとはいえ、新しい話題では
全くなく、個人的には‘ネタがなかたんだろうな’と思うばかりです。

~米国~
悪い経済指標は株価にとっては良いニュースを体現した昨日の米国株式指標
で、プラス圏で概ね推移した米国株式市場は、ケリー国務長官がシリアの
化学兵器の使用に言及しアサド現政権を非難したことを受けて、地政学的
リスクが高まりから結局金曜日終値マイナスに転じて終了しました。

米国では昨日発表された7月の耐久財受注は前月比7.3%減と約一年ぶりの
減少率となりました。また企業の設備投資の目安とされる、航空機を除く
非国防資本財の受注も3.3%減と本年2月以来の減少となり、上振れするで
あろう第二四半期のGDPの改定値とは裏腹に第三四半期のGDPの成長に
影を落とすものです。

住宅関連の指標が落ちこんできている中、このように企業の設備投資が
落ちこむ兆候が出てきているのは当然マイナスの影響となります。
FOMC前の経済指標がより一層その重要さをましています。

昨日気になるところでは、ルー米財務長官が連邦債務は10月半ばまでに
上限に達すると発言をしたことです。連邦債務の引き上げについて、議会に
当然要請することになります。
いつまでに引き上げを決定しなければならないのか正確な日程はわかりませんが、
9月は気が重い月になりそうです。

ルー米財務長官が下院議長に警告したようにこの債務上限引き上げ問題は
「市場が大きく混乱する恐れがある」
モノですからね。




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