NYダウ -8.68 NASDAQ +16.50 英 -8.12 仏 -3.03
独 +8.73 伊 -113.29 スペイン -19.800
日本株にはあまり影響がなかった6月の中国の貿易統計で輸出が前年比
-3.1%と前年1月以来の減少となり、また輸入も-0.7%の減少となった
ことが、欧州株式市場の足を引っ張りました。ただ基本的にはこの日発表
される、6月のFOMCの議事録の中身や、NYダウ引け後のバーナンキ
FRB議長の発言を見極めようとの動きからか、S&P社のソブリン債の格下げ
影響から大きく下落をしたイタリアを除き、総じて各国の株式市場はあまり
動きませんでした。
注目の公開されたFOMC議事録は、結果的には大きなサプライズになるもの
はありませんでした。今市場が注目しているのは、金融緩和縮小の時期である
事は皆さんもご存じとおり。市場では9月には現在毎月850億ドルの資産購入
幅を縮小するのではないかとの思惑が強いのですが、昨日公表された議事録では
これを確信するまでには至らない内容となっています。
ブルームバーグ社によると、FOMCの投票権を有するメンバーの多くはこの
資産購入のペース減速を開始するには雇用の上向きを示す更なる兆候が必要
であるとの認識を示したとされています。
雇用の上向きに関しては、現在毎月発表される雇用統計のなかで、非農業部門
雇用者数が毎月20万人増には届かないものの、それに向かって改善していること
を考えると、まずは20万人を維持ということになるかと思われます。
勿論複数の投票権のあるメンバーからは資産買い入れの縮小が近く正当化される
可能性があると判断されるとのタカ派的な意見も出た模様ですが、多くのメンバー
ハト派であったことがわかりました。
資産買い入れについては意見が分かれていることがわかりましたが、多くのメンバー
が資産購入の継続を支持したことはプラス材料と思われます。なにかスッキリ
しない内容であったかなと思っています。
その後行われたバーナンキFRB議長は講演後の質疑の中で、インフレ率は依然
低水準で失業率は雇用情勢を誇張している可能性がある(それほどまでに雇用は
改善していない、まだまだ雇用情勢の改善が必要)ことから、当面は金融緩和策
を継続すると表明しました。
こちらはFOMC議事録よりもハト派的なものであるといえ、株式市場の一層
の上昇を手助けをする予感をさせます。

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