(昨日終値1万4607円、シカゴ日経平均先物 1万4765円)
NYダウは下落をしたものの、木曜日に発表された雇用に関する指数が
上振れしたことをきっかけに、為替がとうとう1ドル=100円を超える
円安となった事を背景に主力輸出企業を筆頭に多くの銘柄に買いが先行。
取引き開始前の外国証券の注文も売りが1260万株に対して、買いは
2480万株と一昨日の3ケタの上昇時同様に1千万株を超す買い越しと
なっていたなど、市場の買い意欲は旺盛でした。
取引は前日終値から258円の窓を付けての開始となり、東京時間に入っても
円安傾向は変わらず、また円安に対する狼狽買いも入ったことで一段高と
なりました。急激な円安及び株高に対する警戒論は勿論台頭はしたのですが、
それを打ち破って余りある力がマーケットにはありました。
5月のSQ値が1万4601円になるであろうという予測値が出たときは、先月
同様に幻のSQ値になると思われるぐらい市場価格と乖離をしていたのですが、
マーケットはその後も円安を背景に買いが流入し、このSQ値を上値メドと
する動きになりました。
高値警戒感と利益確定の動きに押されましたが、金曜日のサポートラインと
なった1万4550円は非常に固く、残り30分で再び上昇。
結局は前日比416円高であり、また5月のSQ値を超える1万4607円が
終値となりました。金曜日の売買高は44億3796万株、また売買代金は
3兆9592億円と高水準となっています。
G7を控えても円安は進んでおり、金曜日は欧米時間に102円にあと一歩となる
まで円安が進んでいます。
注目のG7ですが、破綻行の対応措置を推進することでは合意をした模様ですが、
G7会議前に懸念されていた日本の金融緩和政策の検証については、景気刺激に
向けた日本の取り組みを容認する姿勢が示された模様です(ロイター通信電)
また麻生財務相が「G7では為替のレベルに関する議論はなかった」として
ますし、レーン欧州委員も「通貨戦争の話題は薄れている」としている
ことなどから、国内の景気刺激策の為の金融政策による通貨安は認められた
事になります。そうなると金曜日に続いて月曜日も一段の円安となることが
予想され、一段の株高になると思われます。
<テクニカル>
ここまで上昇をすれば当然、25日移動平均線との乖離率は高くなっており、
金曜日終値ベースで7.94%と示されています。乖離率が7%を超える期間は
経験則上長くはなく、調整はいつ入ってもおかしくない状況です。
過去を遡っても1万4600・700円台は価格がもみ合うところではないため、
1万4800円台が次のターゲットとなると思われます。そうなると、
ボリンジャーバンドの+3σにあたる1万4857円が挙げられます。

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