金融緩和への期待が高まる欧州と好決算を背景に上昇した米国 | 相場伯爵のブログ

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昨日の世界の株式市場

NYダウ +152.29 NASDAQ +35.78 英 +125.50 仏 +130.92
独 +180.10 伊 +469.06 スペイン +261.60

中国及びドイツの経済指標の悪化はありましたが、市場への影響は限定的で、
かえって金融緩和の呼び水となることが期待され、また他国の経済指標が
改善していることなどから欧州株は上昇。
米国株は好決算や良好な経済指標の発表で上昇の中、一時AP通信の
ツイッターアカウントがハッキングされ、ホワイトハウスで爆発事故が
起こり、オバマ大統領が負傷したとの偽ツイートが流れ一瞬下落をしました
が、これはすぐに否定され上昇基調を回復。
結局欧米の株価は各国とも大幅上昇で終了をしています。

~欧州~
昨日発表されたドイツのサービス業、及び製造業PMIはそれぞれ49.2
及び47.9と予想を下回り、また前月の数値も下回るもの。
一方でユーロ圏の双頭の一つであるフランスのサービス業・製造業の
PMIも発表されましたが、こちらはドイツのそれと全く逆で双方とも
予想を上回っています。またイタリアの消費者信頼感指数も86.3と予想を
をビートし、スペインの住宅価格も悪いながら予想及び前回を上回るなど
ドイツのみが残される形となりました。ドイツの足元の経済基盤が悪化
していることなどから、これまで金利引き下げには消極的であったECBが
引き下げに舵を取ってくるのではないかとの憶測から金融緩和期待が膨らみ
株価は大きく上昇をしています。

またブルームバーグによると、破たん銀行の債権者に損失を負担させる
「ベイルイン」で、預金保険の多少とならない高額預金者を他の債権者よりも
優遇することがEUのベイルイン関連法案の草稿に盛り込まれる見通しとのこと。
このことによりキプロスの「ベイルイン」で他国への波及が懸念され、
高額預金者の一斉預金引き出しによる金融システムの混乱や銀行破綻を懸念して
いた投資家心理を改善したことも、昨日の大幅上昇の要因にもなった一因に
数えられます。

政情不安が長引いたイタリアにおいて、ようやく大統領が決まったのは先日
お伝えしましたが、今度は最大党の民主党代表が政権発足に協力するために、
大統領に従うとの声明を発表しています。来月早々にあるECBの定期会合
までは金利引き下げ期待は高まり、またイタリアの政情不安定もクリアーに
なりつつなる今、ようやくしばらく続いたダウントレンドから抜け出せそう
な雰囲気です。

~米国~
ダウ30種構成銘柄企業であるトラベラーズやデュポン社の予想以上の好決算
を背景にダウは上昇をしました。また欧州市場同様に中国・ドイツの冴えない
経済指標が金融緩和政策の後押し及び継続の雰囲気を市場にもたらしたことも
上昇の一因です。

昨日発表された新築住宅販売件数はほぼ予想通りの水準でしたが、最近は
予想を下回る数値が出ていたために、心配された住宅関連の落ち込み懸念が
和らいだことも昨日上昇のエネルギーとなりました。

終了後に発表された注目のアップルの決算は悪かったものの、一株当たりの
利益は予想を上回りました。またアップルの評判を落としていた株主への
配当額の低さを是正し配当額を2.6から3.05、自社株買いを5倍とすることを
発表し、時間外取引で大きく上昇をしています。
最高値からはまだまだ下ですが、本日の動きにはプラスになると思っています。




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