反発するも、足元弱し | 相場伯爵のブログ

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昨日の世界の株式市場

NYダウ +19.66 NASDAQ +27.50 英 -5.97 仏 +0.17
独 +18.15 伊 +260.93 スペイン +112.20

米国主力企業の予想を下回る決算や決算見通し、また経済指標の悪さを
背景に下に引っ張られるものの、すったもんだはありましたが、
イタリア大統領が再選され、また経済指標が改善したことなどの好材料
もあり、ユーロ圏諸国の株価は上昇。一旦大きく下落した米国株は、
その後買戻しが行われ前週末比プラスで終了しました。

~欧州~
昨日発表されたユーロ圏の2012年末のGDP比の財政赤字が3.7%と
前年の4.2%から小幅ながら改善したと発表されました。
南欧諸国等が増税を実施したため、ユーロ圏で歳入増加があったことが
要因です。内容としては加盟国17か国中13か国が財政赤字を3%以内に
するというユーロ圏の決まりを守ることは出来ない状態ですが、もともと
一部の国を除き3%を発足から守っている国はありませんから13か国も
「守りきれないのは不安だ」との発想には至りませんでした。
また4月のユーロ圏の消費者信頼感指数が-22.3と発表され前月の-23.5
から改善し、また市場予想の-23.85をも上回りました。またEU27か国
のそれも前月から改善する等悪い中にも光明が見えた形です。

週末にアスムセンECB理事の「ECBは指標が必要性を示せば一段の利下げ
の公算」と話したのに引き続き昨日は、コンスタンシオECB副総裁が
「政策金利の引き下げは常に可能な選択肢だ」と発言をするなど、
利下げ余地を残しているECBに対しての期待感が膨らんでいます。
本日はEU圏にて経済指標が発表されますが、悪い数字がでてきても
為替はユーロ安に振れるかも知れませんが、株価へのインパクトは限定的
になると考えています。

~米国~
昨日発表された中古住宅販売戸数が予想の501万戸に届かない492万戸と
発表され予想外の減少となりました。また前月の数字も速報値の498万戸
に下方修正されるなど、最近の経済指標同様に経済に翳りが見えてきたことを
示す結果となりました。ただ、この現象をここ数か月言われている「在庫不足」
を理由付けにする向きもありますが、果たしでどうなのか。
住宅はバブルを起こしていて、そもそもこれまでは投資目的で数件
をまとめて買っただけで、実体が伴わない上昇であったとみるむきが
あります。確かに中古住宅在庫は193万戸と前月の190万戸から
増加していることで、販売下落要因としての「在庫不足」の説明は弱い
と言えるでしょう。販売減少の理由として価格の上昇があげられます。
これまで差し押さえ物件や、銀行が住宅ローン残高を下回る
価格で売却した物件の販売比率が下落をしていることで中古住宅価格が
上昇中なのは確かです。今年から増税が施行されている中、今後の
住宅販売には不安が残ります。

また昨日の下落要因として世界最大の建設機械メーカーである
キャタピラー社の第1四半期決算と、2013年度通しの決算見通しが
下方修正をされたことが挙げられます。
キャタピラー社の業績は世界経済の動向とリンクしていると言われ、同社の
業績の修正が市場の雰囲気を悪くしました。ただ決算発表後の電話会談で
中国などで底打ちを示唆したことなどから株価が反発し、全体を押し上げて
終了しています。

本日は注目のアップル社の決算発表です。先日のアップルへの納品業者の
決算下方修正で米株式市場を大きく下落さる要因となりましたから、
さてどうなりますか。




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