(昨日終値1万3221円、シカゴ日経平均先物 1万3325円)
悪化する米・中の経済指標とボストンでの爆破事件を背景に、NYダウの
265ドル下落を受けての昨日の日経平均。
さらに為替も市場のリスク・オフの姿勢を示し、ドル・円も96円台に
突入するなど強い逆風が吹くなど、大幅下落の条件が揃ったため、
自動車・電機など主要輸出を始め日経平均への影響度が高いファースト
リテイリングやファナックに売りが優勢での取引開始となりました。
取引き開始前の外国証券の注文状況は売りが1510万株に対して
買いは2070万株。
開始早々に下げ幅が271円となり、昨日の最安値となる1万3004円が
取引きされました。ジワジワと下がってからこのレベルまで下落を
したのであれば、買いの手控えムードが拡がり1万3000円割れも
あったかもしれません。しかし節目での買い注文、さらにこれまで
TOPIXが1%以上下落すれば日銀がETFを買っていたのが、前日
1%に届かなかったにもかかわらず216億円購入したと発表たことで、
下値警戒感が薄まり日経平均はすぐに回復をしました。
日銀は先日の会合でETFの買い入れ残高を14年末までに3.5兆円
にすると発表しています。この通りにするならばあと2兆円増加
させねばならず、一昨日の購入発表で日銀の買いでこれまでのルール
が変更されたことが確認されたことが、大きかったのかもしれません。
為替市場も96円台から97円台を回復し、さらに円安に振れた
ことを好感し、日経平均は下げ幅を一段と縮小。先物市場でも
まとまった買いが観測されるなどしたことから、一時は前日終値比
プラス40円になる場面もありました。不安定な状況の下、高値での
利益確定の動きも速く、結局は前日終値比マイナス54円の1万3221円
で終了しました。昨日の売買高は43億5967万株、売買代金も3兆4403億円
と市場エネルギーは高水準を維持しています。
さて本日。為替のレベルは昨日クローズ時と変わりませんが、NYダウが
企業の好決算を背景に上昇をしているため、昨日のように下値を気にする
動きにはならないと思っています。ただ昨日すでに底値から急回復をしている
こともあり、NYダウの勢いをそのままに大きく上昇とはならないのでは
ないでしょうか
<テクニカル>
ボリンジャーバンドの+1σを割り込んだものの、クローズでは回復をして
終了。本日の相場環境を考えると、この+1σ(1万3201円)を超えて
クローズし、+2σ(1万3660円)へトライできる素地ができるかが
ポイント。上値のメドとしては5日移動平均線の1万3363円が挙げられます。

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