日経平均株価予想レンジ(1万1250~1万1400円)
(昨日終値 1万1173円 シカゴ日経平均先物 1万1310円)
米国市場では小幅ながらダウが値下がりし、ナスダックが値上がりするなど
斑模様で手がかり不足となりましたが、ドル・円が円高方向になったために、
下落圧力が強い中での開始となりました。
オープニング前の外国証券の注文状況は、売りが1180万株に対して、
買いが2480万株と相変わらずの買い越しが続き、また金額ベースでも
買い越しと、海外勢の日本株物色は続いている模様です。
円高が進んでいることで、オープニング後は主力輸出株に売りが入り、
それに引きずられるように金融株も弱く始まりました。
午前中こそ下値探りの中、堅調に進んでいたのですが、
昼過ぎに甘利経済財政・再生相が、次期日銀総裁に関して財務相OBを
排除しないとの見解を示しました。ここで市場関係者の頭に浮かんだのが、
元財務次官の武藤氏。氏の名前は前回の日銀総裁選出の時も候補に
挙がっていたと記憶するのですが、氏は市場関係者から「金融緩和に
積極的でない派と目されており、この甘利氏に発言は武藤氏を想像させるに十分で、円が一段高となりました。この円高が嫌気され、日経平均は利益確定や、ポジション整理の売りを巻き込む形で下落幅を拡大し、
14時前に最安値の1万1065円がトレード。
押し目買いに押される形で下落幅を縮小し、結局は1万1173円で終了
しましたが、前日からは-133円となりました。
金曜日の売買高は45億1480万株、また売買代金は2兆3156億と、
心配された市場ボリュームの低下は回避されました。
さて、問題の月曜日。注目のG20財務相・中央銀行総裁会議の
共同声明の草案で、日本への名指し非難が避けられ、為替の過度な
変動や、あからさまな競争的切り下げを回避する必要があるとした、
これまでのG20の立場を維持することが漏れ伝わったため、
円は一機に値を下げ、93円台半ばまで円安が進んでいます。
これで日本の政策は世界からお墨付きをもらったことになり、
円安方向へのバイアスがかかりやすくなりますから、金曜日の
下落も「いいガス抜き」と言われるのでしょう。
勿論、イタリアの総選挙や米国の自動財政削減問題が待ち構えて
いますから、油断はできませんが1万1000円のレベルが
また一つ固くなった気がいたします。
<テクニカル>
金曜日の下げで、終値がまたしても5日移動平均線及び
ボリンジャーバンドの+1σを割り込んでしまいました。
またMACDだけでなく、パラボリックにも陰線が出るなど、
ポピュラーなテクニカル分析上は調整気配が強い。
円安になったことで、月曜日は木曜日と金曜日にできたギャップは
簡単に埋められることになるのでしょう。
ポイントはどこで終わってくれるのかでしょうか。
★□本日の経済指標□★
日本時間15:00 日本1月工作機械受注確報値
日本時間18:00 ユーロ圏12月経常収支
*カッコ内は全て市場予想
<イベント>
ノボトニー・オーストリア中銀総裁会見
ファンロンバイ・EU大統領 EU予算委員会で議会証言
ドラギECB総裁、ECB四半期公聴会で証言
独財務相、ベルギー首相講演
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