昨日の世界の株式市場
NYダウ -9.52 NASDAQ +1.78 英 -31.75 仏 -28.93
独 -80.70 伊 -167.20 西 -58.80
日欧のGDPの発表が重なった昨日。GDPが予想を下回ったことに
欧州は足を引っ張られ、こじっかりとした経済指標がでた米国は、
それらに引っ張られることなく、あまり変わらずで終了です。
~欧州~
EU統計局が発表した昨年第4四半期のGDPは前期比-0.6%と
予想の-0.4%を下回りまた、第3四半期の-0.1%よりも悪化となりました。
前回で2期連続のマイナス成長となり、ヨーロッパのリセッション確認されましたが、今回の数値でこれがより深くなったことが示されました。
これを受けて、各国の株価は当然のように下落をしましたが、その後に発表された
米国新規失業保険申請件数が予想よりもポジティブな内容であったために下げ幅を縮小して終了となっています。
昨日はこのEUのGDPだけでな、EUの中核国と言えるドイツ・フランス・イタリアのGDPも発表され、それぞれが予想を下回る成長率が示されました。その中でもドイツの第3四半期が+0.2%であったに対し、第4四期はとうとうマイナスに転じ、‐0.6%と発表されたのは非常につらいところです。
折角(?)上昇してきた欧州株価ですが、ファンダメンタルズ(例えば高い失業率)を見ると、繰り返しとなりますが、欧州の経済回復はまだまだで、とても「よっしゃ!」と投資ができるものではありません。ここで‐0.6%とはいえ、ドイツまでがマイナスとなったとなると、投資家心理が手控えムードとなることが考えられ、今後の動きに不安が募ります。
この空気の重たさを払拭するのには、「厳しい歳出削減の一時棚上げ」と、「格付け会社のソブリン債への格付け禁止」を平行して行うのが一番の方法でしょうが、劇薬過ぎて夢想にもなりません。
~米国~
日欧のGDPが予想を下回る数値であったことを嫌気して、下落をして
開始されましたが、発表された新規失業保険申請件数が、34.1万件と
予想を上回ったことで、労働市場の回復が意識され下げ幅は縮小。
一昨日の終値のレベルまで回帰した後は、小動きに終始をしました。
ハイテク株が多いナスダックスはSNS関連銘柄が上昇をしたために、
前日比プラスで終了。なんと12年3か月振りの高値の更新となりました。
景気に敏感なダウ輸送株指数は2日連続、フィラデルフィア半導体株指数は5日連続の上げとなっています。またVIX恐怖指数も12.7を割り込むなど、ある意味で弛緩状態です。自動歳出削減をどう思っているのでしょうか。ダウも頭が重たい展開となっていますので、こんな時こそ緊張感が必要だと思うのですがね。
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