昨日の世界の株式市場
NYダウ -42.47 NASDAQ ‐3.10 英 -66.92 仏 -41.85
独 +9.67 伊 -202.29 西 -41.60
予想を下回る米国の経済指標及び、昨日会見したECBのドラギ総裁の
発言を嫌気して、独を除き総じて下落をして終了。
~欧州~
昨日発表された独12月鉱工業生産は前月比+0.3%と予想の
+0.2%を上回る数字でした。しかし、一方では前月の指数は
月次及び年次ともに下方修正されるなど、ドイツの経済状況は決して
芳しいものとは言えないものの、今月のプラスの数値に「蜘蛛の糸」
のような光を見出したいのか、12月の鉱工業生産のプラスのみを
取り上げて好感視する向きもありました。
さて、昨日はECBの政策金利の発表があり、市場の予想通り0.75%での
据え置きと発表されています。ここまでは予定稿であったのですが、
その後のドラギ総裁が会見で、
「昨年10~12月期及び本年1~3月期の成長の弱さも示唆される」
「経済指標は今年初期の段階での更なる景気の弱さを示唆」
と発言したことから、景気実体の弱さを投資家等に意識させることになり、
欧州各国の株価は下落しました。
注目のユーロ高についての発言ですが、
「為替レートは実質、名目ともに長期平均に近い」
「ユーロの上昇は信頼回復の兆し」
と現在のユーロ高を容認するような発言もしつつ、
「経済基礎が反映されなければならない」
とし、経済状態が弱い現況化でのユーロ高をやんわりと懸念しました。
この発言を受けてユーロは下落です。
昨日実施されたスペイン・フランスの国債オークションの入札利回りは
前回よりも高くなっての落札です。ドラギ総裁の発言にもあるように、
EU圏の経済は引き続き下方リスクに晒されているのですよ。
~米国~
新規失業保険申請件数は市場予想を下回り、また前週のそれも下方修正され、また昨年第4四半期の非農業部門の労働生産性がおおよそ2年ぶりの大幅低下となりました。
また昨日は企業決算が芳しくなかったことや上述の経済指標、また市場最高値圏の水準にある株価が意識され、利益確定の動きから下落。
一時$100を超える下落となりましたが、その後徐々に値を戻し
前日比-$42で終了しました。
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