昨日の世界の株式市場
NYダウ -23.66 NASDAQ +6.77 英 -13.33 仏 +11.14
独 +15.22 伊 -127.53 西 -19.90
再びまちまちな動きの世界の株式市場。
~欧州~
発表された経済指標は斑模様。
11月のユーロ圏の消費者物価指数改定値は速報値と変わらず+2.2%
で物価の安定を示しプラスの要因ですが、欧州自動車販売台数は
またしても大きな落ち込みを示してしまいました。
12月は前年比16.3%減、また通年では8.2%の減少、ユーロ圏になると
前年比11.3%減となってしまいます。この落ち込みはおおよそ20年ぶり
のものだそうです。中でも落ち込みが激しいのが米系と仏の自動車会社です。
それぞれが13%ダウンと独VWグループが1.6%であったのとは対照的です。勿論この背景には不景気による物が大きく、2012年のギリシャは40%、ポルトガル38%、キプロス25%、イタリア20%の落ち込みとなっています。
国々を見ると、昨年問題のあった国々のオンパレードといったところ。
この落ち込みは仕方がないと言えばそれまでなのですが、
私が注目したいのはフランスの落ち込みです。この自動車販売台数もそうなのですが、
フランスの減速が最近目立ってきています。株式市場は順調に上昇をしてきている
のですが、実体経済がついてきていない印象です。
現政府は富裕層に重税を課す法案を出してみたり、工場の閉鎖計画を発表した外資系の会社に対して「いざとなれば国有化する」と突飛な話をしたりします。
この政府はギリシャ・スペインの財政問題について、昨年無責任なコメントをしていたのを思い出させます。
継続する経済の停滞、違和感のある発言をする政府。火種となる素養は十分にあります。
~米国~
昨日発表された経済指標はいずれも良好なものでした。
特に消費者物価指で総合指数が前月比横ばい、食品・エネルギーを除いた
コア指数が前月比+0.1%と、前回の雇用統計と併せてもFRBが設定している
金融緩和の引き締め・中断の発動には届かないもので、景気にとって追い風となる
ものです。また米地区連銀報告も「経済は緩やかないし、まずまずのペースでの
拡大」を示しているなど、今後の見通しを明るくするものでした。
また昨日から始まった大手金融機関の決算発表も好調なもの。普通なら
サポート要因なのですが、昨日のマネーの動きにフォローはなし。
きっかけは世界銀行が世界の成長率の見通しを3%から2.4%へ下方修正
したことや、債務上限問題が意識されていることなどがあげられます。昨日は
債券が上昇をして株価が下落をした構図です。
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