昨日の世界の株式市場
NYダウ ‐89.24 NASDAQ ‐8.99 英 +12.99 仏+1.19 独 +40.30
伊 ‐40.33 西 ‐11.10
深夜に及ぶ会議の末ようやくギリシャ債務削減問題で合意ができました。
しかし、マーケットは思ったほど伸びていません。
昨日は欧州株は小幅な動きに留まり、米国株は下落をしてしまっています。
~欧州~
ギリシャの債務削減は2020年でGDP比124%で合意。
120%を主張していたIMFが折れる形となっています。
独財務相は「危機対応においてユーロメンバーはIMFに感謝する」
との言葉がそれを物語っています。
格付け会社のフィッチは
「直ちにユーロ離脱の脅威は緩和した」
「ギリシャ合意はポジティブ、リスクは残る」
としており、全面的に万歳三唱でないことがわかります。
リスクとして挙げられるのはギリシャ債務のGDP比を2022年までに
「110%を大幅に下回る水準」まで引き下げるため、一段の措置をとると
表明しているわけですが、これを実行するには融資返済の一部免除が
必要となると言われており、再び揉めそうであることが予想されますし、
また、今回折れた形となったIMFですが、
「欧州がギリシャの債務買戻しを柱とするコミットメントを
果たさない限り、IMFからの支払いは行われない」と言明したと
ロイター通信は伝えています。
この債務買戻しですが、EU当局者によると
「ギリシャ国債買戻しについては、詳細はまだ決まっていない」
とされており、フィッチの言うように
「リスク」は残されているのが現状です。
スペイン問題もありますし、まだまだユーロは沼から抜け出せません。
~米国~
昨日発表された経済指標は全て良好なものでした。
まずは11月の消費者信頼感指数ですが、
73.7で2008年2月以来の高水準、で現況指数は前月の56.7から
56.6へ小幅ながら縮小しているものの、期待指数は85.1と前月の84.0から
大幅に伸びており、消費者の将来に対する期待が高まっていることを
示しています。
10月の耐久財受注も変動の大きい好機を除いた非国防資本財が
5か月振りの大幅増となっており、
S&P/ケースシラー住宅価格指数は前年同月比で3%の上昇と
2010年7月以来最高となっています。
しかし、株価は下落。
良好な経済指標を受けて堅調に推移をしていたのですが、
民主党のリード上院院内総務が
「財政の崖」の回避に向けた民主・共和党間の話し合いが
「ほとんど進展していない」と発言し、それに嫌気して
株価は下がってしまいました。
経済指標が目に見えて改善しているなか、早く解決してほしい
と皆が願っているところです。
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