昨日の世界の株式
英-2.71 独+10.23 仏-8.93 西-35.60 伊-374.71 米ダウ-142.97 NASDAQ -48.69
週末のユーロ圏財務相のスペイン救済合意は、案外早くその効力を失ってしまったようだ。頭の重たい展開になることや、悪いニュースに飛びつきやすいのはこれまでこの場で書いてきた通りです。
昨日の下落理由はつまりはこうです。
救済に合意をしたものの、銀行がポシャッた時は国が結局助けなければならず、結局スペインという国の債務残高が大きくなっただけでは? 拠出金はESMを通してなのかそれともEFSFを通してなの? ESMだとIMFに続いての優先債権者なので、ESMから拠出されてしまうと最悪の場合の際に、これまで買っていた債権がとりっぱぐれる可能性が出てくるなど、救済合意はしたもののその詳細はこれからとあって、不安はまだまだ払拭はされません。
スペインまで波及をしたのだから次はイタリアへ波及するのではとの声も聞かれました。 ちなみに昨日取り上げたGDPに対する国家負債率ですが、イタリアは120.1%で、主要国中ギリシャに続いて下から二番目です。
安心できない/不透明だ→当然買えないとなるわけです。
既述の拠出金の出所に関してですがユーロ圏高官はまずはEFSFからといい、ドイツ財務相の報道官はESMからの可能性が高いと言っていますから、スペイン政府がどうするのか発表するまでは憶測は飛び交うでしょう。
ちなみに、ブルームバーグの報道によると、ESM条約の第12条によると来年1月からですが、債務再編時に債券保有者の過半数が同意すれば、反対する少数派に損失受け入れを強制できるそうですから、ESMからの拠出だとちと面倒であることは間違いないでしょう。
良いニュースが出てきてもすぐに別の見方が出てきます。何度も言って恐縮ですが、17日~20日のイベントを控えています。 市場心理としてはそれに近づけば近づくほど良い/ポジティブなニュースの効力は長く続かないのかもしれませんね。
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