今頃になって野村HDの希釈化率批判が流行 | Investment Nuggets

今頃になって野村HDの希釈化率批判が流行

 日経新聞やら夕刊フジ あたりが、今頃になって野村HDの大型増資について批判を始めていることに笑えた。私から言わせれば、批判するんなら新株発行を発表したときだ。いつもメディアは遅いというのが第一印象だ。個人のブログや掲示板の方がよっぽど早い。フジ(ZAKZAK)に至っては「1回の増資で許容される希薄化率は2割までが目安」(大手証券関係者)。」というような引用も書いている。「2割」って何だ?東証の新ルールの目安だと、25%であって、2割 って何の数字かわからない。批判するなら、論点をよく整理してからにすべきである。上場企業に対して安易に増資についての提案をしすぎという批判でも納得はいくが。

 まっ、25%という基準がありながら、短期で2度も20%超の増資をしているのは、業界のルールとも言える野村としても疑問符がつくところであるが。野村は、新興市場のちっちゃな会社とは違うんだから。