「マーケティング」って日本語に訳すとなに?-PARCOドラクエ


ドラクエ(ドラゴンクエスト)といえば、

知らない人はいないほどの人気ゲームです。


そのドラクエをテーマに、

若手アーティストやファッションブランドが制作した

Tシャツやグッズを渋谷のパルコで販売します。


ショップ名は


DRAGONQUEST for Girls+Artist


今日から23日まで、期間限定でオープンします。



上のイラストでもわかる通り、

女性をターゲットにしたカワイイ雰囲気で、

これまでにあったドラクエグッズの販売店とは一線を画しています。



これまで、ドラゴンクエストといえば

男の子がプレイする印象が強いゲームでした。


自分が勇者となって悪の魔王を倒し、世界を救うというストーリーは

まさに男の子好みといえます。



しかし、昨年発売された「ドラゴンクエスト9」が大ヒットし

ユーザー層の拡大に成功します。



シリーズ初のニンテンドーDS用ソフトとして発売された9は

メインターゲットの男の子はもちろん、

初代を子供の頃プレイしていた30代前半の男性や

女性も取り込むことができました。



その理由としては


電車内で通勤・通学中にプレイできる手軽さ

通信でデータをやり取りできる楽しさ

キャラクターのかわいらしさ


といった点が挙げられます。



しかも、ゲーム好きなユーザーがエンディング後も楽しめるように

やり込みの要素もしっかり盛り込んでいます。


手軽さと奥深さは正反対の要素に感じますが、

その両方を取り入れることで

新規ユーザーもコアユーザーも納得のゲームになっています。




そして今回のパルコへの出店。


9でドラクエを知った女性ユーザーに対し、

さらにドラクエを好きになってもらおうという施策です。


このパルコの販売店の影響次第では、

より女性向けの内容になったスピンオフ作品も

今後発売されるのではないかと勝手に思っています。


公式通販サイトはコチラ


【今日のポイント byマーケティングアドバイザー】


ターゲット層の拡大を狙うのであれば

既存の顧客層を維持しつつ、

新しい層に受け入れられる商品を考えましょう。



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今年の夏は毎日暑いですねぇ。


「○○で××℃を観測」とか、

「熱中症で△△人が病院へ搬送」

といったニュースが毎日報道されています。



ちょっと前に

「暑い夏に売れるもの」

という記事の中で

気温が上がるごとに売れる商品を紹介しましたが、

8月8日の読売新聞でも

「猛暑で売れ行きが好調な商品」が取り上げられていました。


記事によると


・れん乳氷バー(森永乳業)  売上4割増

・梅干茶づけ(永谷園)     売上3割増

・ポカリスエット(大塚製薬)  販売量7割増

・冷蔵庫(ヨドバシカメラ)    販売台数5割増

・扇風機(ビックカメラ)     販売台数2.5倍

・涼感寝具(三越伊勢丹)   2割増

・熱さまシート(小林製薬)   販売量2.7倍


と紹介されています。


ほかにも、

赤城乳業の「ガリガリ君」は

7月の販売本数が前年同月比6割増で生産が追いつかず

ホームページにお詫び文が掲載されるほどの人気ぶりです。



季節限定の商品やサービスは

時期によって売上に大きな差が出ます。


さらに、冷夏や暖冬になるとまったく売れなくなったりと、

天候や気候の影響を受けやすく、不安定な感があります。

しかし、今年の夏のように爆発的に売れることもあります。



「季節限定」という言葉にはそれだけでも魅力があります。


告知にニュース性を持たせる という記事でも書いたように

季節限定のサービスで告知を行うことができるというメリットがあります。


売上げの不安定さは、

販売する数量や期間を限定することでリスクを減らすことが可能です。


年間を通じて提供できる商品やサービスに

これらの「季節限定モノ」をプラスすることで

ニュース性、季節感、オトク感を感じさせることができます。



今年はこれだけの暑さです。

残暑も厳しくなるという予想も出ています。


今からでも「夏らしさ」が感じられるサービスを


なにかプラスしてみませんか?



【今日のポイント byマーケティングアドバイザー】


年間を通じて提供できる商品・サービスに

季節限定のものをプラスすることで

大きな売上げアップを見込むことができる



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先日、続編の映画が公開された

「セックス・アンド・ザ・シティ」(略してSATC)。


30代の自立した独身女性4人が主人公で、

彼女たちの恋愛やファッション、ライフスタイルが描かれた映画です。



ニューヨークのオシャレなイメージからか、

映画は日本でも多くの女性を魅了しヒットしました。


アメブロでもSATCとコラボしたスキンがありますよね。



そんな女性の中でも、SATCを支持する女性と

そうではない女性にハッキリと分かれるようです。



SATCを支持する層は主に30代、40代の女性です。


主人公である4人の女性たちと年齢が近く、

彼女たち「独身キャリア女性」の生き方や友情に

憧れと共感を持っているのが人気の理由です。


アンケートの結果によると、

30代の女性に「SATCは好き?」と質問したところ、

80%以上の方が「好き」と答えています。



ところが、

25歳以下になると、「好き」の割合が激減。

なんと14%にまで落ち込みます。



理由は


「華やか過ぎて現実的でない」

「自分の生活とかけ離れていてピンとこない」


など、主人公の女性たちの生活に

リアリティが感じられない点が多いようです。


この差は世代間のギャップからくるものなのか、

それとも経験を重ねてこそわかるものなのか、

どちらとも考えられます。



マーケティングでは商品やサービスを提供するときに

「どんな人に買ってもらいたいか」を考えます。


SATCのように、同じ女性でも年代によって印象はまったく違います。


「どんな人に」を考える時は

年齢、性別、住んでいるところ、職業といった分け方だけでなく、


「こんなことに興味を持っている」とか

「休みの日は○○に出かけて時間を過ごす」など

細かい行動まで考えると、高い支持を得られるようになります。



皆さんの取り扱っている商品やサービスは

「どんな人に」使ってもらいたいですか?




SATCのような内容で男性向けの作品が制作されないところをみると

男性がドラマや映画に求めているものは共感ではなく

非現実(アクションやアニメ、ホラーなど)な時間なのかもしれませんね。




【今日のポイント byマーケティングアドバイザー】




性別、年齢、住所、職業だけでなく

趣味や興味といった行動特性にまで

ターゲット絞り込むと支持を得られやすくなる



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